日本の素晴らしいことわざ10選

日本の素晴らしいことわざ10選

最後の更新: 28 8月, 2019

日本のことわざは世界中でとても人気があり、日常生活を上手く導く為に遠い昔からこの「日の出ずる国」で使われてきました。そして、その中の多くが国境を越えて広がり、日本のことわざだと知られずに世界中で覚えられているものもあります。

また、日本のことわざのほとんどが農村地域で生まれました。その為、その多くが自然の美しさを表しています。太陽、水、川、そして石などからの学びを表現しているのです。全てが否定の出来ない詩的なタッチを持っており、哲学や宗教にも使用されています。

さらに、日本のことわざには謎めいた部分があります。東洋の国、日本の文化はとても思慮深く控えめで、ほとんどのことわざが少しの言葉だけを使い、読者の想像力に任せる傾向があり穏やかで忍耐強い視点を伝えているのです。今回は、そんな日本の素晴らしい知恵を10個紹介したいと思います。

「千里の道も一歩から。」

-日本のことわざ-

行動に関することわざ

いくつかのことわざは行動について述べています。東洋の文化では活動は衝動的なものでも、強制的なものでもありません。日本では考えと行動は繋がっており、それを表したのが「好機逸すべからず」なのです。

日本文化

また、日本のスピードの概念は次のことわざに完璧に反映されています。巧遅は拙速に如かずは日本の文化にとってスピードは速さではなく、効率が大切なことを教えてくれています。

多くの人が東洋文化は受動的だと勘違いしていますが、それはまったく反対です。西洋の文化はただ行動を違う目線から見ているということなのです。それはあまり行動を起こすことに関することわざがないのではなく、自分たちのコントロールの限界を表すものなのです。次の美しいことわざにはそれが見事に表現されています。「当たって砕けろ」。

他人への優しさ

日本は集団という考えに対して深い意識を持っています。日本の習慣の多くは他人への配慮や尊敬から成り立っているので、優しい表現を高く評価しているのです。「やさしい言葉一つで冬中暖かい」。

また、他人を尊敬することは日本のことわざに多く反映されています。これもその一つです。「七度尋ねて人を疑え」は他人を簡単に判断してはいけないという注意なのです。

この文化の穏やかな態度は情熱の欠如と混合されることがあります。これは間違いで、実際には非常に情熱的で幸せでもあるのです。例えば、次のことわざは喜びに対する素晴らしい価値観を教えてくれます。「笑う門には福来る」、確かにこれはその通りです。笑いは調和と幸福を呼び起こすものです。

個人の成長について

日本の共同体主義と協力する感覚はこのことわざに完璧に体現されています。「天を恨みず人を咎めず」には、他人も世界もありのままに受け入れる姿勢が隠れています。

富士山

また、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」というものにも素晴らしい知恵が隠されています。日本は控え目であることを好む文化ですが、このことわざには時にそれを破る大切さも現れています。

ゆとりを待つこと

日本には千年以上の歴史があります。そして、日本人は時間の経過を理解し評価してきました。日本は人生の最も大切で純粋な部分は時間がかかることを知っているのです。そして、次のことわざにはそれが見られます。「深い川は静かに流れる」は全てのものに奥深さがあり、徐々にそれが現れることを意味します。

日本人にとって忍耐は美徳とされています。勝利、または敗北の大部分を忍耐力に任せており、このようなことわざがあります。「待てば海路の日和あり」、ですので、勝利は常に最も忍耐力があるものに付随するのです。

これらは最も人気な日本のことわざのごく一部に過ぎません。何百ものことわざがあなたに発見されるのを待っています。私達はいくつもの時代を乗り越えてきた日本文化からより多くを学ばなければいけないのです。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。