年を取ったら、若い頭脳を持った人に側にいてほしい

· 2017年12月24日

年月が私にのしかかり肌がしわに刻まれたら、若い頭脳と幸せな心を持った人に側にいてほしいと思う。骨が痛むのは笑い過ぎのせいであってほしい、そしてくたびれた足には踊り続けていてほしい。魂を湧き立たせ、希望を与えてくれる人を失いたくない。

こうした欲求をほとんどの人と共有していますが、年を取ることは快いものではないこともまた事実です。得る知恵と個人的なバランスを超えて、年を取ることはほとんどの場合失うことを含みます。若さを失い、健康を失い、エネルギーを失い、未来をも失います。そして、人生で最も重要なことは人との関係であるということに気づくのです。

側に格別な人がいる状態で人生の最期のステージに到達することは、あなたが投資ができる最も価値のあることであり、今すぐ始めるべきです。若い頭脳を持った謙虚で、偉大で、魅惑的で、あなたの年月にプラスになり、あなたが自分の誕生日に吹くキャンドルそれぞれに幸せを足してくれる人を探しましょう。

傘をつかむ二人の老人

若い頭脳を持った人は決して老けない

若い頭脳を持つことは、ほんのわずかな人にのみ残されている特権です。若い人ですら人によっては80歳の頭脳を持っていたりします。彼らの視点は新しい観点によって広がったりせず、積極性や好奇心、人生に対する情熱に対する余裕がありません。

こうしたタイプの人達は、あなたが人生で最後のステップを振り絞っている時に全く役に立ちません。こうした時期には、もっと強さ、エネルギー、そしてポジティブさが必要です。ただ生きているということが重荷になりすぎて、骨や体の痛み、配偶者を失った痛み、時に一見意味もなく尾を引く悲しみによる痛みなどを和らげてくれる人が必要なのです。

幸せな心と若い頭脳は、あなたが人としての成熟という山の頂上からよりハッキリと周りを見渡せるようにしてくれる、最高の盟友です。なぜなら、年を取るということは、まず何よりも、希望を持ち続けるという極意であり、それは眼差しにとても特別な輝きを灯している人から得られるものなのです。

それは、苦しんだ後に自ら癒えた心の光であり、あなたが20歳であれ、50歳であれ、79歳であれ、毎日が幸せになる新たな機会だと理解することなのです。

秘密基地のお茶会

親友しか側に置きたくない

専門誌「Current Biology」に発表された興味深い研究によると、人とマカクザルは私達が考える以上に、多くの行動が共通しているといいます。そうした行動の一つが、私達が年を取ると共に発達させる、友情に関してとても選択的になるというものです。

私達の多くが、既に70歳の敷居をまたぐ前にこうしたことをしていることは明らかです。しかしながら、多くの霊長類のように、自分の時間が限られ始めると、人生において大切な人と一緒に過ごすことや、その人からの援助を求めるという必要性が出てきます。

ある時期、これは単純かつ誤った推論によって説明されていました。歳を取ると、力やエネルギーが少なくなり、安全に振る舞うために、自分の身近にあるものに集中するようになると言われていました。しかし今日では、本当はそうではないということが明らかになっています。現実には、マカクザルと人間は両方とも基本的な原則に則っているのです。それは、特別な人で自分の周りを囲み、上質な時間を一緒に楽しまなければならないという原則なのです。

傘をさして陽気に歩く二人の老人

子供の頃、私達はこの選択のフィルターを適用しません。私達は、それが愛であれ友情であれ、ただ出会った最初の人にくっついてるだけです。しかしながら、経験から学んでいくうちに、自分の心のコンパスが徐々に私達を導き始め、最終的に何がしっくり来て、何がしっくり来ないかを自分に言い聞かせるのです。

高齢になっても、あなたにはまだ人に会い、社交的に交わる欲求とエネルギーがあります。ただ随分と選択的になるというだけなのです。他に何にも価値を置かないというだけなのです。ドイツ霊長類センターの科学者、ローラ・アメリングは、高齢のマカクザルがグループの中で(年齢に関係なく)選ばれた数少ないメンバーと関わり合い、他は拒絶していたことを発見しました。

マカクザルはほとんどの場合、こうした小さなグループの中でお互いの世話をしたり、毛づくろいをしたり、虫を取ってあげたりしたりして社交することに自分自身を捧げていました。しかも、人生の最期の年を自分たちの関係をより豊かなものにすることを目的としていました。そして同じことが人間にも起こるのです。毎日あなたの身近にいる人ほど大切な人はいないのです。

最高の形で高齢に達するには、若い頭脳を持った人を側に置くことが理想的です。勇気があり、きらめきと強さにあふれた人、あなたに学び、楽しみ、病や喪失という困難に向き合うように励まし続ける人です。なぜなら、たとえ時の経過は避けられなくとも、頭脳と魂が老いることはあなたが選ぼうとしてはいけない選択肢だからなのです。