操ることは愛ではない

· 2017年9月18日

私たちは、「ヤキモチを焼かないなんて、本当の恋じゃない」「本当に私のことを愛しているなら、私以外の人に時間を使うべきじゃない」「相手が何が必要なのか、何を望んでいるのかを考えるのが本当の愛だ」などと言って、アンフェアで惨めな状況に陥ってまで、その恋愛関係を保とうとします。しかし、そのような状況にある関係は、本当の愛ではありません

人生の中の全てのものと同様、私たちは愛について学んできました。時に間違った方法で学んでしまう人もいます。最近多く見かけるロマンチックで幻想的な愛のイメージは、真の人間関係を作り出すことができません。健康的な恋愛関係の中で生まれる価値観は、情熱的な0か100かといった極端な思考とは全く逆なものです。

愛は世界で最も強力な感情の一つです。全ての人がその感情に個人的な要素を加えていき、中には愛の本当の形と呼べなくなったものもあります。カップル間の問題の多くは、相手への極端に幻想的でロマンチックな要求によって起こっています。たとえパートナー同士で仲良くやっていたとしても、このような歪んだ情熱はその恋愛関係を崩してしまいます。

「惨めな感情と毒のある人間関係は、病気の原因として特定されます。」

―ダニエル・ゴールマン

操ることの特徴

他人の操りは、誰かが他人の行動を制限しようとするときに起こります。他人を上手く説得し、その人独自の判断が出来ないようにさせたり、条件付きで自分にとって有利な判断を強要するようにします。他人の精神面を操作することは、利己主義の典型的な特徴といえます。

操り人形

相手を操る人は、自分の欲しいものを手に入れたり、相手よりも優位に立つために、悪気もなく相手を使います。 相手の感情を不安定にするために、嘘をついて誘惑したり、脅迫したりします。彼らは、相手の行動が全て自分の利益に繋がるように状況を考え、工夫しています。被害を受けている人は、自分が操られていることに全く気がつかない人もいるでしょう。

パートナーによって操られる可能性が最も高い人は、自尊心が低く、罪悪感や劣等感を抱く傾向があります。また、操られる原因となり得る外部要因には、愛する人の他界、失恋、離婚、そして離職などが挙げられます。

愛は、操りを理解しません。

他人を操る人を見極める方法

他人を操る人の見極め方を知っておけば、日常生活における多くの不満から解消されるでしょう。パートナーからのリクエストに「できない」と断り、その時の反応を観察してみてください。普段と人が変わったように、できないあなたを責めたり、無理矢理でもあなたにやらせようと説得してきた場合は、注意が必要です。

恋人を操るのを好む人は、強さや誇りを見せることが大好きで、恥ずかしがり屋ではありません。自分が望むものが手に入らない時は、他人や周りの環境を責める傾向があります。周りの人に何をしてあげられるか、どのように手助けができるのかは考えません。その代わり、彼らは常に自分自身に焦点を当てていて、支え合うという言葉の意味を理解していないようです。

脳の迷路

いつも自分自身について話し、あなたのことを気にかけたような質問をしてきたとしても、大抵は本当に気にかけてはいません。あなたが相手のことを思って、色々なことをしてあげても感謝はせず、それが当たり前のようにもっと沢山のことをリクエストしてくるでしょう。彼らの実際の姿は弱く不安定ですが、自己中心的で威圧的な態度をとって、その弱い面を隠そうとしています。

操られている関係を修復するための第一のステップは、操られているという事実を認識することです。あなたの愛する人によって、人形のように、操られているという事実を認識するのは、あなたに感情的な混乱を引き起こすでしょう。

この問題を解決するには様々な方法があります。パートナーの言動を変えることが難しいと感じた場合には、2人の関係を終わらせてください。もう一つの選択肢は、相手に本当の気持ちを表現したり、本当は何を望んでいるのか、しっかりと示すように頼んでみることです。面白いことに、他人をコントロールしようとする人は、自分自身をコントロールする方法を知りません。

画像提供:カトリン・ウェルズ・スタイン