調和は自分自身に正直になること

· 2017年10月15日

調和がとれた人とはどんな人か、ということを話しているのを聞いたことがあるかもしれません。あるいは次のようなコメントを聞いたことがあるかもしれません。「あなたには一貫性がない!何か言ったと思ったら全く別のことをしたりする。こんなんで誰があなたのことを理解できると思うの?」

調和には、内面と外面が透き通っていて裏がないということです。内面の透明性とは、その人が自分自身の中に持っているもので、外面の透明性は、人がそのままの人間性を投影しているかを意味します。カモフラージュやマスクなしに、どんな人であるかというのが表れます。

調和のないふるまいをしている人は、自分自身と周りの人に問題を生み出します。 自分のあり方からぶれ、感じていることや思っていることとは異なるふるまいをします。

調和は感じていることと表現することの一致

それゆえに、「本能的な状態(「はらのうち」)と、自分のふるまいで作り出す外在化の間のバランス」として調和を定義づけることができます。口頭、非口頭どちらも含みます。つまり、人が調和しているとき、その人が感じていることと外在化されたものは一致します。

お腹にとまる蝶

「正直な人だけが自分自身でいることの責任を負うことができる。こういうひとは、自分らしくいることができることを認識している。」
-ジャン=ポール・サルトル-

例えば、友達に裏切られたと感じているとして、私はそれをカモフラージュしようとしたり、何事も起こらなかったかのようにふるまうことはしません。その痛みを受けてから自分がどう感じているかを考え、彼らがしたことで私がどのように感じているかを相手にわかってもらいたいです。つまり、わたしは自分の痛みと感情と調和しています。

調和している人は他人の信頼を得る

調和している人は、他人から信頼されやすいです。自分が感じていることと違う側面を見せないからです。このタイプの人は、自分の内面的な状態をごまかしたり隠したりする努力をすることがありません。彼らは自分の感情に耳を傾け、自分や他人をごまかすことなくそれを受け入れることができます。

調和した人間は、今感じていることと違うニュアンスを与えずに、ありのままの自分をみせます。彼らは勇敢です。感情を表すように教えてはくれない社会に生きていながら、それを行っているからです。さらに、私たちは本当の感情を隠すように教えられている場合がよくあります。社会によって都合のいいように仕立て上げられた感情で、本当の感情を覆いかぶしたり、隠したりするように教えられています。

丘に寝そべる二人

時々、悲しみを測りきれない喜びで隠したり、のぞんでいても手に入らなかったものを手に入れるために悲しみを利用したりします。喪失に苦しんだのちにすぐ幸せそうなそぶりを見せる人を見たことがあるかもしれません。彼らは、「強くなくてはいけない」あるいは「男のために泣くのはもったいない」と思っているため、その喪失で苦しむ機会を自分にゆるしません。

そして泣く必要があるとき、彼らは笑います。そのたびに、彼らは実際に感じている本当の感情にさらに重しをかけます。小さな破片も残らず覆いつくします。こうすることで、ごまかすことがうまくなり、感じてありのままでいることが下手になります。

調和は考えていることと行動の一致

調和は、行動やふるまいと考え方の間に存在するハーモニーでもあります。自分の考えや価値観に反するふるまいをすることで、私たちはよく自分自身を棒にふるっています。これは、私たちの内面で不快感と恥を生み出します。

他の人に対して寛大で辛抱強いと自慢します。しかし、自分以外の他の人のものの見方を受け入れることができません。その場合、自分に対して持っている見方を変える必要があるでしょう。自分をこうであると思いながら、実際にはそれと違ったふるまいをすることは、とても不快な感覚を生み出します。だから、調和がない状態はその矛盾自体を消し去り、どちらかに偏ります。

そのため、調和は笑い飛ばせる問題ではありません。自分自身に正直でいることを表します。これは非常に重要なことです。

海辺の夕暮れと女性

調和していないことで起こる問題は、他人から得る信頼度に影響します。自分が考えていることと違う風に行動する人を信頼するのは難しいことです。本当に感じていることとは逆のイメージを見せる人を信頼することはできません。

誰が調和していていないのかは本能でわかる

この不調和を感じ、人が調和していることがわかる、とても勘のいい人がいます。これは非常にありがたい価値のあることです。自分らしくいる人のそばで自分らしくいるほうが、楽で無理がないからです。それは、マスクを使っていない人たちです。仮装しているいるかのように感じさせる人たちと一緒にいるときはこうはなりません。

「自分の道を見つけるために私たちはこの星に生まれた。だから、他の人の道を辿っても幸せにはなれない。」
-ジェームス・バン・プラアー-

心臓の糸をつむぐ

だからこそ、怖がらすに躊躇せずに自分を模索し続けることが重要です。自分の内なる世界に何があるか観察する必要があります。ありのままの自分を受け入れると、それを隠したり否定したりする必要がなくなります。マスクをしたまま生きるのは息苦しいことに気づいてください。このままでは、他人と本当の関係を築くことはできなくなります。

感情、考え、行動の間のバランスを見つけることで、私たちの人間関係はもっとリアルになります。いいか悪いかは別として、生まれたときから死ぬまでずっと一緒にいる唯一の人間は自分自身です。まずは、自分自身との関係から始めてみましょう。