大胆さ:リスクを負う勇気

· 2019年3月19日
勇気は、私達誰もが育むことのできる美徳です。勇気のおかげで、リスクを負い、積極的に困難と向き合うことができます。

大胆さは、勇気や意志と繋がりがあります。それは、道を開き考えを広げてくれる必要不可欠な衝動です。勇気のある人は、リスクを負うことを知っており、敬意を表しつつ自分の価値を主張し、目的を達成するために日々一生努力する人です。

恐怖と勇気はいつも一緒です。人間は、目標を達成するために不安や苦しみの壁を克服するよう強いられてきました。あそこで、一つ考えるべきことがあります。必要な時に勇気に火をともしてくれる素晴らしい力はどこで手に入るのでしょう?

恐怖は人生の中の大きな壁であり、だからこそ、ほとんどの人が変化に対して消極的です。そこで登場するのが大胆さです。これは、自分を信じるようにして自信を与えてくれる個人の価値です。目標を達成できるよう、逆境に立ち向かえるように、必要な後押しをしてくれます。

「リスクを負う勇気のない人は、人生で何も達成しないだろう。」

-モハメド・アリ-

実在主義の創始者セーレン・キェルケゴールは、大胆さは、瞬間的なバランスの乱れが必要だと言います。リスクを負うことを恐れることは、遅かれ早かれ自分を失ってしまうことを意味します。内にある勇気を呼び覚まそうとすることが大切です。次に、そのための4つのカギについてお話しします。

山の頂上

 

リスクを負うための大胆さを育むための4つのカギ

大胆さや勇気について触れる科学文献は、まだ十分にはありません。限られた特定の研究だけが、これらの性質を「自己啓発」と私たちが呼んでいる考え方に含めています。しかし、非常に重要で興味深いのが、2005年、「アメリカン・ジャーナル・オブ・サイカイアトリー(精神医学のアメリカ学術誌)」に掲載されたマーティン・セリグマンの研究です。

この研究では、逆境と向き合うことができる人のはっきりとした特性が記されています。さらに、健康や幸福になるために、自分のリソースを使って能力を磨いた人、つまりストレスや不安に対し、積極的に対処する人を研究しました。中でも目立っていたのが、大胆さです。

大胆さは、単なる勇気の類語ではありません。心理学的観点からいうと、リスクを負う勇気があることだけではないのです。

適切な行動をしたいという思いが含まれます。大胆な人は、すべてにおいて倫理的です。彼らの意志によって、恐怖に打ち勝ちます

それでは、あなたの大胆さを呼び覚ます領域へと飛び込みましょう

野原を歩く女性

1.不確かなものと向き合っているとき、決断する

心理学者ダニエル・カーネマンは、決断のプロセスを研究しています。不確かなものこそが、私達をいつも試すのだと彼は言います。ここで、恐怖が大きくなり不安がその場を奪います。次に何が起こるか分からない状態で、私達は異常に不安を覚えます。何をしたら良いか分からず、その場で動けなくなることもあります。

大胆さは、決断の旅をガイドしてくれ、これらの状況に上手く対応する助けになります。決断を下すことは、私たちが思っているほど複雑ではないとカーネマン博士は言います。例えば、今日何を食べるか決めることも決断の一つです。

リスクを負う決断をする必要があります。自分の人生をコントロールするための第一歩です。

「可能性を考えようとする意志は、不確かなものへの耐性を必要とする。」

-レイチェル・ナオミ・レ―メン-

 

2.頭を柔らかくし、物事に疑問を抱く

現実に疑問をもたない人は、現実に従うことになります。遅かれ早かれ、自分が状況に左右されていることに気づくでしょう。大胆な人は、そうではありません。大胆さにより、様々な考えができ、疑問を抱き、知っていることも疑います。より前進し、物事に対し自分の意見をもちたくなります。

心に留めておくべきことがあります。それは、このプロセスには、時間と忍耐が必要だということです。既成の型を壊し、新たな意味を与えなければなりません。

まず、自分の周りをよく観察すると、あとは自然と付いてくるでしょう。遅かれ早かれ、あなたの積極的な内なる声が出現し、現実に疑問を抱き始めます。リスクを負う時は、頭を柔らかくしましょう。

 

3.自分に責任をもつ

大胆さや勇気への道を開くには、自分との約束も必要です。自分を最も大切な仲間にすることはとても重要です。まず、あなたがする全てのこと、あとに残していく全ての面、全ての間違いが、自分の責任だと宣言しましょう。リスクを負う決断をする時、自分の行動への責任がカギとなります

失望やミスで人を責めるのをやめて初めて、前進する用意ができていると言えます。

また、穏やかな心のみが、しっかりと人生を大切にできる心です。恨みや恐怖を捨てることができる人のみ、前進しリスクを負うことができます。そして、怒りは積極性や自信を妨害するということを忘れてはいけません。

「偉大さの代償は責任だ。」

-ウィストン・チャーチル-

宇宙で勇気とリスクを考える

4.視野を広げる

岸から離れた人のみが、海の美しさと偉大さを見出すことができます。ご存知の通り、岸に届かないことに気づくほど恐ろしいことはあまりありません。そのため、私達は、長時間コンフォートゾーンに居続ける傾向があるのです。

ヒューストン大学の研究員ブレーネ・ブラウンは、脆弱性や怒り、恥などを専門としています。危険に直面した時、恐怖を感じないほどの大胆さをもって生まれる人はいないと彼女は指摘します。

先にも言ったように、これは、ゆっくりですが、満足感が得られるプロセスです。視野を広げるために、あまり遠くに行く必要はありません。実際、人に会うだけで、人として成長することもあります。総じて、コンフォートゾーンから出て、リスクを負うことは、自己知識や自己成長につながります。

また、習慣を変えることでも勇敢になれます。これも、コンフォートゾーンを出ることと大きく関係します。一度に大きな変化を生む必要はありません。小さなステップでも心を広げ、強化し、内に存在する大胆さを育むことができるのです。

「コンフォートゾーンの端から、人生は始まる。」

-ニール・ドナルド・ウォルシュ-