エネルギーを奪う10の態度

2019年9月15日
健康を害する態度にしがみつくことは簡単です。ここでは、そのエネルギーを奪う態度について、また、それを避け、制限をかけるストラテジーをご紹介します。

身体的にも精神的にも疲れる態度や考え方というものがあります。無意識にエネルギーを奪う態度をとり、心配やネガティブな思考に気分がふさいでしまいます。

人は、エネルギーのある生き物です。エネルギーがモーターとなり、モチベーションに働きかけ、人生に訪れるチャンスをつかませます

成功するため、やりたいことをするためにあなたの背中を押してくれるのがエネルギーです。世界保健機関によると「エネルギーはもっとも基本的なニーズを満たすために必要不可欠」なのです。

精神的に疲れ、モチベーションが上がらず、心配していませんか?やりたいこと、やらなければならないことをするためのエネルギーがないと感じていませんか?もしかするとあなたはエネルギーを奪う態度をとっているのかもしれません。次にエネルギーを奪う10の態度をご紹介します。

エネルギー 奪う 態度

 

1.過去を生きている

過去を生きているというのは、すでに起こったことについてばかり考えているということです。その時、その状態に戻りたいと考えます。しかし、過去を変えることはできません。すでに起こったことを変える方法はありません。

一方で、現在や未来はあなたのものです。今ここに焦点を当てるのではなく、過去にとどまっていると、精神的に疲れます。変えられるものにエネルギーを使った方が健康的だと思いませんか?今を変えるかはあなた次第です。過去に溺れるのではなく、自分の持っているものを使い、エネルギーを今に注ぎましょう。

「現在が過去に評価されると、未来は失われる」

-ウィンストン・チャーチル-

 

2.罪悪感

パティ・ブレイトマンは著書「断る!技術―この「6つのNO」があなたの人生を変える!」の中で、罪悪感は多大なエネルギーを必要とすると言っています。過去を受けいれ、あなたが抱える罪悪感を解放することにより、今を生き、未来の計画を立てることができるようになります。

 

3.断定的でない

断るのはなぜこんなに難しいのでしょう?多くの人が、人を喜ばせるためだけに、与えること、何かをすることに慣れています。自己中だと思われたり、あなたには合わないと思われることが嫌なため「ノー」と言うことを避けます。

いつも「イエス」と言っていると、人に費やす時間があっても、自分に費やす時間がなくなります。皆を喜ばせるために自分のことを忘れてしまいます。「ノー」と言うことを知らないでいると、心のエネルギーはすぐに奪われてしまいます。人のために忙しくしていると、自分のニーズや要望が後回しになってしまうのです。

「集中とは集中すべき対象すべてにイエスと言うことを意味する。しかし、これは本当の意味ではない。存在するたくさんの良いアイデアにノーということである。慎重に選ぼう。私はやってきたことと同じくらいやってこなかったことにも誇りをもっている。イノベーションとは、1000の物事にノーと言うことだ」

-スティーブ・ジョブズ-

 

4.助けを求められない

問題解決のために、人に助けを求めるより、常に自分を酷使することを好む人がいます。その仕事で人に助けてもらうより、失敗することを好む人さえいます。

自分のリソースを賢く整えるということは、自分で抱えるには大きすぎる問題についてアドバイスや助けを求めること、任せることを学ぶことです。特に現代社会ではこれが目立ちます。私たちはもはや最低水準の経済を生きているわけではありません。皆で支え合いながら、特定の業務に皆が特化しているのです。

 

5.心配し過ぎる

私達が心配することの多くは、将来起こるかもしれないことに関係しています。ここで質問です。まだ起きていないことに関し不安になることに意味はあるでしょうか?

心配症の人は、感情的・精神的リソースの大部分を「もし、だったら」に使います。起こるかもしれないことすべてを心配するのは、エネルギーを奪う態度のひとつです。まだ起きていないことについて考えるには多くの時間が必要です。

「心配には2種類ある。ひとつは、それに関し何かできるもの、もうひとつは、何もできないものだ。後者に時間を費やすのはやめよう」

-デューク・エリントン-

 

6.グチ

心理学者ファン・ガリガは「グチを言うことで人のバイタリティは下がる」と記しています。生活の中で起こる物事について常にグチを言うのは、エネルギーを奪う態度のひとつです。

グチを言うという下向きのスパイラルには生産性がありません。あなたを止め、時間を使い、良いことをさせなくします。

グチを言うことで熱を冷ましたり、今経験していることから逃れるということもあります。ある意味では出口を作ることになります。しかし、そればかりにしがみついていては、多量のエネルギーを無駄にしてしまいます。

 

7.後回しにする

やりたくないからと言って、計画や行為を後回しにすることがありますよね。明日に残しておくということは、嵐を巻き起こす雲を集めるようなものです。最後には、あなたの上空で雨が降り、人生にネガティブな状況を作る原因になります。

「できること、できると夢見ることを何でも始めよう。勇気には、才能、パワー、魔法がある」

-ゲーテ-

 

8.いつもネガティブな面に目を向ける

コップの半分が空だと考える人は、何か悪いことが起こるのではないか、物事はうまくいかないと考えがちで、悪い姿勢を育ててしまいます。

これが自己実現的預言になります。社会学者ロバート・K・メルトンは言います。「自己実現的預言は、初めは状況の誤った見方で、これが新たな行動につながり、初めの誤った考えが現実になる。自己実現的預言の見かけの有効性は、誤りの支配を持続させる」メルトンによると、何かが悪い方向に行くと考えると、おそらくそうなってしまうのです。

エネルギー 奪う 態度

 

9.すべてをコントロールしようとする

周りのすべてをコントロールしようとすると疲れます。莫大な努力が必要ですが、結局、コントロールできるものは限られているため、無駄なのです。エネルギーを奪うこの態度は、フラストレーションや不満の原因になり、すべてをコントロールすることはできません。

いつも、すべてを自分が思う通りにすることは不可能です。夢の世界を生きているのではありません。あなたの周りの人や物事があなたの人生に影響を与えます。

 

10.足を止めて休まないこと

エネルギーを奪う態度の最後のひとつです。ソファに座る、お風呂でリラックスする、好きな人と映画を見る、読書、親友に電話する…足を止め、自分をオフにする方法はたくさんあります。また、これは健康や幸福に絶対必要です。マズローの自己実現理論において、方程式に欠かせないパーツとして休息が入っています。

さいごに。心配や恐怖の中で生きることは、多くの苦悩をもたらすということを覚えておきましょう。そうではなく、笑い、泣き、愛し、感じましょう。こうだったかもしれないと心配したり、変えられないことに対しグチを言うことに時間を使っていると、今この瞬間を忘れてしまいます。今ここにあるすべての感覚を楽しむようにしましょう。

「人生を楽しんでる?時間を無駄にするな、人生は時間でできているのだから」

-ベンジャミン・フランクリン-

  • Wilson, K. G., & Soriano, M. C. L. (2014). Terapia de aceptación y compromiso (ACT). Ediciones Pirámide.
  • Branden, N., & Senestrari De Salvi, M. (1990). El respeto hacia uno mismo: cómo vencer el temor a la desaprobación de los demás, el sentimiento de culpa, la inseguridad.