母になるということ:訪れる変化とその対処法

2020年1月2日
母親になることで、女性の人生はそれまでと一変します。たくさんのことが変化するのです。したがって、そういった新たな物事に適応するだけでなく、このあらゆる感情にあふれた新たなステージを最大限活用するために、さらに努力をしなければなりません。

母親になることは、幻想とストレスの両方をはらんだ人生の重要なステージです。自らが、かつて知っていた“自分”を休み、新たに母という役割を担うための大切な期間なのです。

この新たな役目に大きな希望を抱いているかもしれませんが、責任を背負い、関心を高め、かつて経験したことのない感情を持つようになることは、とても神経をまいらせてしまうことでもあります。

人生の他のあらゆるシチュエーションと同様に、まず初心者としてスタートし、環境とともに自分も変わっていくものなのです。

親になるということは、自分自身や自分の健康だけでなく、別の人間の健康も守ろうと気遣うことであり、優先リストの一番上を子どもが占めることになります。

それは、はてしなく素晴らしい無条件の愛の行為です。しかし同時に、それまで自らが作り上げてきた自己像との衝突でもあります。具体的に言うと、母親になることにより、自分個人のことで諦めねばならないことや、少なくともしばらくの間中断せねばならなくなってしまうことが出てくるということです。

物事を諦めることにより、「お前はもうそれほど重要な人間ではないのだ」といったような暗黙のメッセージを受け取っているような錯覚に陥りますが、実際にはこれは事実ではありません。しかし、以前ほど自分自身に割ける時間もお金もなくなってしまうと、自分は軽視されていると感じてしまいます。そしてこれが自尊心にかなりの悪影響を与えてしまいかねないのです。

母になる 変化 対処法

母になることで、何が変わる?

母親になることは、自らの人生をあらゆる面で再度作り直すということです。子どもと親密な時間を過ごしつつ、自分のパーソナリティや関心を保とうとするのは理想的で健全なことなのですが、実際には、思いついた予定や計画などは母としてのライフスタイルに合っていないことが理由で自然とやめざるを得なくなってしまうことが多くなります。

しかしだからと言って、計画がなくなることで完全に全てを諦めなければならないという訳ではありません。代わりに、現在の自分に合うように調整を試みることができます。

以下が、母になることで変化する物事です:

人間関係

友人関係は、子どもを持つことで影響の出る重要な要素の一つです。友人たちの大半が同じように子持ちであれば、多かれ少なかれ似たような変化を皆が経験することになりますが、そうでない限りは子どものいる人だけが生活を調整しなければならないことがあるのです。

母になる前と後とでは、時間の進み方は全く変わりますそのため、旅行やコンサートに行ったり、あるいはクラブに遊びに行ったりする時間はかなり少なくなってしまいます。

また、何かを行うエネルギーやモチベーションの面でも変化が見られます。大抵の場合、親たちはほとんどの時間かなり疲れているので、少しでも空き時間があれば体を休めたいと思うのが普通でしょう。これにより、社交生活も確実に変化します。

親たちは、他の親たちと時間を過ごすことが増えます。それは、互いに共通点が多く、話題も豊富で、子ども同士を一緒に遊ばせることができるためです。しかし、だからと言って昔からの友人たちと離れる必要があるという訳ではありません。できる限り関係性を維持できるよう努力すべきでしょう。

仕事

今日に至るまで、完璧なワークライフバランスの達成は不可能だと思われてきています。母になった瞬間に、赤ちゃんという新たな”雇用主”が誕生するのです。世話をしたり子育てをする必要性により、働くことと母であることを両立するのが困難になってしまいます。

だからこそ、多くの女性たちが仕事を辞めざるを得ないと感じてしまうのです。仕事を続ける場合でも、日々ストレスや不安の波が襲ってくることとなります。いずれにせよ、子どもを産む前には仕事一筋の女性だったのが、今や別のタイプの女性、つまり仕事以外のもっと重要な事柄に労力を割く女性へと変わることになるでしょう。

セルフケア

自分の持ち時間のほとんどが子どものために費やされることとなります。おそらく、自分の身体的・個人的幸福感はそれ以前よりも重要ではなくなってしまった、と感じる方もいらっしゃるでしょう。

また、自分はもはや魅力的ではなくなってしまったと感じるのも全く正常な反応です。時間不足により、セルフケアの優先度合いが下がってしまうのです。さらに、妊娠と出産によって身体は変化しますので、以前のような快適さを感じられなくなっても無理はありません。しかし、自分は以前とは違うのだということを自覚し、それでも自分の人生に起こったことですので、その変化は美しいものであることを忘れないようにしてください。

休息とレジャー

それまで仕事から帰宅して、シャワーを浴び、心地良い衣服に着替え、テレビを観るような日常を送っていたなら、母になった途端にそれらすべてが変わってしまうことにご賛同いただけるでしょう。なぜなら自分を必要としている、世話のかかる別の人間が存在しているからです。

最初に述べたように、レジャーもまた変化します。何かをするにしても以前よりも早い時間帯に、リラックスできるものを行うようになり、一緒に過ごす人々も変わってきます。今の自分の生活を理解してくれるような、共感し合えるような相手を選ぶようになるのです。

パートナー

パートナーとは基本的に、育児チームを結成することとなります二人きりで親密になれる時間を作ることが重要ですので、理想的なのはできる限り綿密に練られた方法で育児を行うことです。しかし、全体的に見ると状況はそれまでとは異なります。二人だけでディナーに出かけたり、邪魔の入らない会話を楽しんだり、セックスする時間を作ることが難しくなってしまうからです。

母になる 訪れる変化 対処法

自分自身であり続けるためには?

まず第一に、自分自身に対して自信を持たなければなりません。パーソナリティは一晩で消え去ってしまうわけではありません。

自分の能力の範囲内で、また、常に現実的な範囲で自分自身を保ち続けられるよう、完全に過去の自分を失わないよう努力する必要があります。しかし一方で、現実や変化を受け入れることも重要です。たとえそれらが気にくわないものであっても、受け入れることが大人の対応であると言えるでしょう。

必要な時には、一線を超えない範囲で助けを求めることを忘れないでください。お子さんには祖父母、伯父、伯母、そして子守りのお手伝いさんたちがいるのです。子どもと共に過ごすことが理想的ではありますが、親自身にも情緒面の健康を保つ必要がありますし、そのためには自分自身をケアする時間も必要なのです。

いっぱいいっぱいになっていると感じているならば、助けを求め、深く深呼吸してみてください。そして気分がマシになってから子どもたちの元へ戻りましょう。罪悪感を抱く必要はありません。

または、一人きりの時間を設けられるようにしてみてください。パートナーにしばらく子どもを預け、相手に対しても同じことをしてあげてください。ここで重要なのは互いに助け合うことです。そうすれば、二人ともそこにわだかまりが生まれる余地などないことに気づくことができるのです。

母になることは簡単なことではありませんが、避けられない変化でもあります。ティーンエイジャーがする経験と少し似ているかもしれません。その違いは、自分が選んでその変化が訪れた、という点でしょう。母親になることを、人生における美しい出来事として捉えることが大切です。何もかもこれまで通りというわけにはいきませんが、ただ今その時を生きることで素晴らしい満足感を得られるはずです。

  • Bailén, Eva. (2017). La moda de desmitificar la maternidad. El país: https://elpais.com/elpais/2017/06/05/mamas_papas/1496661444_921377.html