人を信用しすぎること

2019年10月7日
時に、人を信用しすぎることはありますが、それは人を信じることが悪いということを意味するのではありません。悪いのは、本当でない物事を信じさせる人であり、故意に人を操作し、嘘をつく人です。信用は貴重で、壊れやすいもので、あえてそれを悪用しようとする人もいます。

人を信用しすぎると言われたことはありませんか?人を信用することは悪いことだと考える人も多くいます。人を信用することで、人から「ナイーブ」だと呼ばれてもよいでしょうか?答えは時と場合によります。信用を与えることや期待することは間違いではありません。責められるべきなのは嘘をつく人や周りを導くです。

人を信用できない人は、人の信用に値しないと老子は言います。世の中で生きていくには、皆、いくらか人を信用しなければなりません。信用がなければ、永遠の怒りと不安の世界に生きることになります。また、車に乗せてもらったり、公共交通機関を使用したり、子どもを学校へ送ることはなくなるでしょう。

私達の文化や文明の大部分が信用の原則のもと成り立っています。当たり前だと思うかもしれませんが、これが私達の行動の多くの基礎になっています。例えば人と仲良くなる人間関係の中で、不安や不確かな思いがなくなるなどです。信用とは、目をつぶり、心を開いて行う、信頼の日常的飛躍です。

嫌な思いをした時、また、あなたは人を信用しすぎると責められた時、非常に心が痛みます。失望と向き合うだけでなく、自分自信や自分の行動を疑い始めます。「信用しすぎ?」「嘘をつかれ、騙された?」「もっと悲観的な方がよかった?」

「人を信用しなければ、人生は困難になる」

-アントン・チェクホウ-

人を信用すること

 

感情の力

「信用」はこの世でもっとも美しい言葉だと言う人もいるでしょう。信用とは、安心や人の愛着に基づき繋がる力を表します。これは行動を伴います。人は、不安や心配を抱くことなく、関係を築こうとします。

世の中の信用に関しては興味深い研究が行われています。ミシガン、ロイヤル・オークのリレーションシップ・インスティテュートの心理学者、ジョー・バノネーゼによると、過去10年間で人はよりお互いを信用しなくなったそうです。

その原因のひとつが、最近の技術的前進にあります。新たなテクノロジーのおかげで、莫大な情報に通じ、より多くの人に出会うことが可能になりました。しかし、これらすべてが100%信用できるものではありません。

また、不確かな時代を生きることは、人間関係にも影響しているようです。経済的、社会的、政治的に不安定で、私達の心配は増し、注意深くなります。それでも、多くの人が人を信用しすぎているようです。正確にはどういうことでしょう?どこで線引きすべきなのでしょう?

感情的信用と認知的信用

次の2つを使い、私達は信頼関係を結びます。

  • 一つ目は、感情を膨らます感情的信用です。相手を信頼する価値があると決めるときの最初の感情です。自分の心に基づいて、または、一緒にいると心地よいことから、この感情を抱きます。
  • 認知的信用。これは、すでにある感情への信頼や思考、判断に加担します。相手を信用すべきかどうか理由付ける、より実践的で客観的な評価です。

カリフォルニア大学のジェニファー・ダンの研究によると、人を信用しすぎる人は感情的信用に頼りすぎていると言います。現実に基づいた判断をしていません。自分の感情に耳を傾け、客観的な要素を考慮していないのかもしれません。

人を信用する

 

信用しすぎることはほぼ不可能

人を信用することが誤りだということはほぼありません。脳は社会的な臓器で生存に必要な人間関係を築き、つながるようデザインされています。信用は、人間の基礎です。そのために、失望、欺き、嘘に人は深く傷つくのです。

一方で、信用しすぎてしまうケースもあります。次にご紹介します。

過去の経験を活かさない時

何度も悲しい思いをさせられた後で、その人を信用するのは誤りです。

経験が一番の助言者です。誤りを犯したからといって、自分を責めすぎてはいけません。生きることは、つまずき、転び、間違った人を信用することです。そんな時、その状況からできる限り学び、次に活かしましょう。同じ石に何度もつまずくことは、誰にとってもよくありません。

人間関係を選ぶことは悪くないということを忘れた時

信用しすぎることで、そこにある罠にはまることがあります友達やパートナーを選ぶということは悪いことではありません。

信用の3つの原則を覚えておきましょう

  • 信用とは、必要な時、助けを求めた時、誰かが支えてくれることです。
  • 信用とは、批判されたり、裏切られることなく、思考を共有できることです。
  • 信用とは、相手は自分を傷つけないと分かっていることです。
信用すること

さいごに。私達は皆、人を信用できることが大切です。日々の支援がえられなければ、人生は非常に困難なものになります。自ら人から信用してもらえる人になり、信用できる人には良い人を選びましょう。

  • Dunn, J. R., & Schweitzer, M. E. (2005). Feeling and believing: The influence of emotion on trust. Journal of Personality and Social Psychology88(5), 736–748. https://doi.org/10.1037/0022-3514.88.5.736
  • Rempel, J. K., Holmes, J. G., & Zanna, M. P. (1985). Trust in Close Relationships. Journal of Personality and Social Psychology49(1), 95–112. https://doi.org/10.1037/0022-3514.49.1.95