一度人を愛すると、もう二度と同じ自分には戻れない

· 2017年10月7日

恋人や夫/妻と別れた時、人は心の一部が失われたような感覚にとらわれます。また家族や友人が亡くなると、人生が一変してしまったような気持ちになります。愛する人を失うと、もう2度と以前の自分には戻れなくなるものです。

誰かを心から愛した時、その人が去ると同時に心の一部も去ってゆくのです。心に開いた穴は、時間だけが癒すことが出来ます。

行かないで欲しいという気持ちを抑えてさよならするのは難しい

人間には感情があります。中にはどうしても避けられない感情も存在しますが、そこから受ける影響の大きさは、自分でコントロールする事が可能なのです。

 

「愛が生まれ、その後に別れがあります。このどちらも揺るぎないものです。人生において永遠のものなど存在しないのです。」

- チャベラ・バルガス -

 

感情を上手くコントロール出来る人は、自分の持つ強みと能力を良く知っています。他人と共感し、耳を傾け、そこから学ぶのです。悲しみで心が満たされても時間がすべて解決してくれることを理解しているので、未来に希望を持つことが出来るのです。

花畑で膝を抱える少女

愛する人が亡くなったとしても、出来る事といえばそれを受け入れる事しかありません。恋人と別れたり、夫や妻と離婚した時は、その現実を受け入れ、負の感情に支配されないよう自分をコントロールしましょう

 

強すぎる愛情と依存

恋人や友人、家族関係では、どれだけ感情的にその関係に深く身を置くのか、ある程度自分なりの制限を決めておいた方が良いでしょう。ウォルター・リソは「麻酔をかけない別れ(Letting Go without Anesthesia)」という本の中で、人間の依存関係とは誤った安心感と喜びを魂と引き換えに得ることだ、と言っています。

リソは、「強すぎる愛情は、幸せと安心感、人生に意味をもたらす永遠のものだという間違った考えに基づいた、人、物、思考に対する依存である」と定義しました。

 

「苦しみの根元には必ず強すぎる愛情が存在する」

- ウォルター・リソ -

 

このような強すぎる愛情を保持している場合、その相手を失ったり、亡くしたり、状況が変化した時に、それを受け入れることが非常に困難になります。心の中が空っぽになり、行き場を失うのです。

存在していた愛が崩壊することで、自分自身を認め受け入れる事が出来なくなり、不幸を感じるようになります。その人に自分が持つエネルギーや人生全てを捧げ委ねてきたので、それを失い、幸せや望みが消えてなくなってしまう事を恐れるのです。

 

手放すことを学ぶ

一生を通して、人は心の一部を愛する物事に捧げ続けます。ですが、大事なものを失った時、変化は人生の一部であると、それを認めることが出来るのも大切なことです

人や仕事などとの別れは生きていれば必ず訪れるもので、それをしっかりと受け入れ受け止める事が大事です。そうする事で、過剰に苦しんだりネガティブな感情に心が支配されるのを避けることが出来るのです。

 

「受け入れなさい。諦めるのとは違います。変える事の出来ない状況を拒絶したり闘ったりして、エネルギーを無駄にする必要はないのです。」

- ダライ・ラマ - 

 

苦しみを隠さずそのまま表現しましょう。人前で泣く事を恥ずかしいと思い、感情や言葉を押し込める人がいます。ですが痛みから解放されるには、それを表に出してしまわなければなりません。泣きたいだけ泣いてください。そして1人になるのではなく、友達に自分がどれだけ苦しいのか話し、彼らの言葉に耳を傾けてください

傘を持って風に吹かれる女性

たまには自分勝手になって良いのです。時間をたっぷりかけて自分の心を見つめる事に集中してください。良心の呵責に苛まれる必要などありません。本当に好きなことは何ですか? 心から楽しいと思う事は何ですか? 手放さなければならない人や状況に関係なく、自分にとって何が必要で何が大切なのかを考えてみましょう。そうする事でいくらか安心感と自分に対する信頼が生まれます。

自分の心を大切にしてください。休息が欲しいと思うのなら、今がその時です。物事から少し距離を置けば、別の角度から広い視野を持つことが出来るようになるでしょう。新しい世界は新しいものを見せてくれます。そしてそこには、自由、学び、障害を乗り越える力など、必ず得るものがあります