自分との関係に影響する7つのこと
自分との関係を傷つけることはたくさんあります。人は自分に一番の方法を取ろうとするものです。しかし、人は逆説的で複雑なこともよくあり、そのために、自らの健康に反する行動をとってしまいます。
大人になった時、最も重要な関係は自分との関係です。自分のしたいことをするためには、十分な知識と経験をもっていなければなりません。しかしこの自由は、意識的に、または無意識に、自分との関係を傷つけるような決断をする時に私たちが使ってしまうものです。
故意に内なる衝突を作り出す人はいないでしょう。多くの人がそうであるように、自分に対してより良く感じられるよう努力しているだけなのです。さらに、気分が良い時には、それ以上に良くしようとします。問題は、それを妨げる前意識または無意識のメカニズムが存在することです。ここでは、そのメカニズムについてお話します。
「あの人はまだ自分自身を見つけられていないとよく言う。しかし、自分は見つけるものではなく、創造するものだ。」
-トマス・シャス-
1.精神的依存
精神的依存は、自分との関係を傷つけます。これは、自分の価値を認めないことから生じます。精神的に依存する人は、実際は必要ないことに気付かずまま、サポートや保護を必要だと思い込みます。自立を制限してしまうのです。
厳しい親の元で育った場合、こうなることがあります。親が過保護だったため、自分の力に挑戦するという状況がなかったのです。
2.今を生きないことが自分との関係に影響する
今を生きていないと、自分と世界の間に距離を作ってしまいます。現在でないものは、すべて記憶や預言として頭の中にのみ存在するのです。
今ここに集中できないと、自分との関係を傷つけることになります。これは行動に欠ける習慣です。それは、過去や未来は頭の中にあり、自分の行動より思考に集中しがちになるためです。
3.義務の超過
実際はそうでなくても、私達は多くの物事に「必須事項」のラベルをつけようとします。多くの場合、「しなければならない」は、想像の世界にのみ存在します。自分がそれを選んでいるのであって、よく見ると、それは義務を表すものではないのです。
このような思考が自分との関係に影響を与えるのは、全てを実行するための要素がそろっていないのにもかかわらず、必要以上に多くの物事に集中しようとするためです。例えば、ある課題を特定の方法でしなければならないのに、その通りにはできなかったと考えるとき、自分で「よくやった」と感じることが難しくなります。
4.責任を取る
自分がしたことではないことに責任を取る、自分が咀嚼できる量以上のものに噛みつくクセがあるとこうなります。これが、自分との関係に影響を及ぼすのは明らかです。自分の行動、思考、要望までを批判してしまいます。
人生で、到達できないことはたくさんあります。これは、あなたが弱いからではなく、人間らしさなのです。これに対して責任を取る必要はありません。何かミスをしたのであれば、修正し、前へ進みましょう。
5.運にかける
運にかけたり、その影響を信じすぎると、人は受け身になってしまいます。同時に、迷信を信じやすくなり、事実ではなく、思考を元に行動の要素を見出すようになります。
人生において、運が重要な時もありますが、それは、私達があらかじめ書かれたシナリオを生きていることを意味するわけではありません。また、何が起こるか、自分の運命を自ら選ぶことができないというわけでもありません。
6.偏見
偏見は、私達を単純な(挑戦的ではない)現実の中に置くことで、認知能力を弱めてしまいます。物事や人を一般化するのが偏見です。偏見が自分との関係を傷つけるのは、客観的に見る力が弱くなり、前へ進めなくなるためです。これが不条理な恐怖を強め、自分の周りの人の質を制限することになります。
7.公平を求めすぎる
私達は皆、公平を求めます。問題は、これが主観的であることです。ある人にとって公平であっても、それが他の人にも公平であるとは限りません。
私達は「良い」と「公平」を一緒にしがちですが、ここで言っているのは、それとは違います。公平への興味が、強迫的になると、自分に関係ないことも批判しがちになるのです。
これらはすべて、自分との関係を傷つけるもので、幸せへの障害物になります。幸いにも、方向転換して、より構造的な視点を組み立てるのは難しいことではありません。
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Burns, R. B. (1990). El autoconcepto. Ediciones EGA. Bilbao.