自分のことを愛せていますか?:自分を愛せていない5つのサイン
自分を愛すことは必要不可欠です。それはただ健康的な自尊心を保つ為だけでなく、質の高い人間関係を楽しむためにも大切なことです。
もし自分を愛せていなければ、他人と繋がるのが難しくなり、うつ病のリスクを高めてしまいます。
ですので、今回は自分が愛せていないサインを見つける方法を学んでいきましょう。そうすることで、自分自身、そして他人との繋がりを改善することが出来ます。
これらのサインを識別することは、あなたが悲しむポイントや落ち込むポイントを見つけることにも役立ちます。また、気分が晴れない時にその感情を向上する助けもしてくれるのです。
「最も悲惨な孤独は自分自身に対して居心地が悪くなることです。」
-マーク・トゥウェイン-
他人があなたの為に言ってくれることに疑問を持つ
このような疑問を抱くことは、あなたの否定的な感情の後ろに隠されている低い自尊心を示しています。これは他人が抱くあなたに対しての感情、言葉、そして行動に疑問を持つことを意味し、他人があなたの為にしてくれること、言ってくれること、そして感じていることを信じないことです。
私達は皆、愛されたり、理解されることを望んでいます。しかし、自尊心が低いと、他人の言動を過度に捉える傾向があり、疑問を抱いてしまうのです。
そう思っている人達は、誰も自分を愛してくれない、そして、評価してくれないと感じ、批判を深刻に捉えます。そして、その中でもさらに悲惨なのは、誰かが感謝の気持ちを表現しても、そこに腹黒い動機が隠されているのではないかと、勘ぐってしまうことです。
このような無意識かつ一貫性のある感情が隠されていては、どうして自分以上に他人があなたのことを愛してくれるようになるのでしょう?
そして、どうして自分以上に他人があなたのことを尊敬、そして好意的な気持ちを持ってくれるのでしょうか?
いつも防御的な態度を取っている
いつも防御的な態度をとることは、自分を愛せていないことを示すもう一つのサインです。不安や自分に対しての不信感はあなたをいつも警戒させてしまいます。
そして、それはただあなたのストレスを高めるだけでなく、周囲に対して客観的になることを妨げます。
そして、防御的になってしまうと、他人の言動に明確な理解が持てなくなり、それがあなたに不安や疑わしい気持ちを植え付けてしまいます。
また、恐怖や悲しみを生み出し、物事を楽しむということが出来なくなります。そして、防御的な態度は容易に無礼、不快、そして緊張といったものに変化するのです。
いつも防御的でいることは、あなたがいつも最悪のケースを頭に入れて行動しているということを意味します。その為、あなたの反応は大袈裟、または不適切になるかもしれないのです。
その結果、あなたが抱えている恐怖が訪れ、あなたの視野を再度偏ったものへと変えてしまいます。
大丈夫と言って争いを避けようとしている
自分を愛せていないサインの一つに、争いを避けて問題は無いように装うことです。平等を掴みとることや自分をサポートする為に、立ち上がる代わりに争いを避け、そのような主張を諦めてしまうのです。
問題は、あなたの自尊心と自己愛が欠けている為、あなた自信を守る為の強さが育たないことです。そして、意味のない口論を始めてしまうのです。
あなたは、自分の意見を守ることで他人が怒ったり、あなたを無視することを恐れているのです。ですので、あなたは他人が言ったことや同意したことを受け入れて、他人を満足させるのです。
しかし、この行動によって、誰も自分の望みなど気にしていないと、あなたはさらに自分の意見を軽く見てしまいます。
他人と比較する
他人と比べる癖は自分を愛せていない明確なサインです。現実では、他人と自分を比較することは必ずしもネガティブなことではありません。
しかし、自分を愛せていない人はその比較を大きく超えてしまうことがあるのです。特に容姿に関して過度に比べてしまいます。
実際に、自分を愛せていない人は自分を比較対象でないものと比べようとし、その比較結果に没頭してしまうのです。
その行動によって、自尊心が低下するだけでなく、妬みや見放されたような感情、さらには被害者意識のような感情を抱いてしまうことがあります。これはあなたの自己愛をさらに損なってしまうだけです。
自分の成果や努力を運が良かったと捉えてしまう
自分達が成し遂げた成果の多くに運も関係していることは事実です。しかし、それが全て運によるものではありません。何かを成し遂げるには、その運を何かに変えるチャンスを利用する必要があります。
しかし、もし自分を十分に愛せていなければ、自分の成し遂げたことの価値に気づけないのです。そうして、自分の能力や努力も評価しなくなります。
その結果、あなたは自分のことを他人も評価の出来ない人間と捉えしまい、彼らの賛辞や賞賛を理解しなくなります。また、成果に対して運が良かったという態度はあなたに無能、消極的、そして進むべき道が分からなくなるような気持ちを植え付けてしまいます。
「自分のことを信頼して、自分に対して居心地の良い存在になってください。自分自身を愛すことで周囲の全てが変化します。」
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