自己概念とセクシュアリティはどう関わり合っている?

01 9月, 2020
正確には自己概念とセクシュアリティにはどのような関わりがあるのでしょうか?この記事ではこのテーマについて深く掘り下げていきます。

自己概念とセクシュアリティとの関係性は、ある特定の質問への回答に基づいています。例えば、「あなたは自分の身体が好きですか、自身を魅力的だと思いますか、自分は人を愛するのが得意で、恋愛を楽しんでいると言えますか?」などの質問です。こういった質問に対する答えをもとに、その人の自己概念がポジティブなのかネガティブなのかを判断することができます。

したがって、私たちが自分自身に対して抱いているイメージが、性的なものも含めた他人との間に形成される関係性を左右するということです。では、正確には自己概念とセクシュアリティにはどのような関わりがあるのでしょうか?この記事ではこのテーマについて深く掘り下げていきます。

自己概念とセクシュアリティ

自己概念 セクシュアリティ

自己概念とは、私たちが自らに対して持っている意見、と定義づけることができます。ここには、私たちが自己に抱いている考えや仮説、思い込みなどの全てが含まれます。したがって、自己概念は私たちのアイデンティティの捉え方である、とまとめることができるでしょう。これには三つの特徴があります。

  • 生得的なもの:生まれた時から持つものです。そこから私たちはこれを経験や他者に投影する自己像、および他者と共有する細かな点などとともに発展させていきます。
  • 首尾一貫したもの:私たちは自己概念と矛盾するような刺激を無視する傾向があります。このため、自己概念と合致するようなものを主に知覚しがちなのです。
  • 動的なもの:自分自身からあるいは外部から出てくる新たな情報に応じて変化するものです。

自己概念の重要性は、私たちに行動を起こさせ、前進を続けさせ、夢を追いかけさせる力にあります。そして現在多くの人々の関心を集めているトピックであるセクシュアリティという側面においても大きな役割を果たしています。自分自身のことを自信を持って見つめられているとき、私たちはそれを他者にも投影します。また、反対に自己嫌悪がある場合には、自身の悪いイメージを他人にも映し出してしまうのです。

この性に関する概念は、私たちが一番最初に確立する性的関係とともに展開し始めます。自身の体や身体的側面に関するパートナーからの賛辞やコメントが、私たちの自己像を改善あるいは悪化させます。そしてひとたびこの自己概念が形成され始めると、それが将来の性愛対象との出会いにまで影響を与えることになるのです。

自己概念とセクシュアリティとの関係性は、私たちが最初の恋愛を経験した時から始まります。

自己概念 セクシュアリティ

自己概念がネガティブだと、性的関係にどんな影響が出てくる?

ネガティブな自己概念を持つ人々は、パートナーを含む他者に対してありのままの偽りのない自分を見せることに困難を覚える傾向があります。これによりある種の不安が生まれ、親密になりたいというニーズが減退します。こういった人々は、自身の欠点は明白であり、誰の目にも明らかであると考えていることが多いのです。

この自己概念は身体や外見だけでなく、心理的側面やパーソナリティにも関連しています。例えば、ベッドの中での自分は退屈だと考えている人物は、パートナーも同じように感じていると思い込み、性行為の最中に相手から出来を評価されているかのような気分になってしまうのです。また、それを改善しなければならないというプレッシャーのせいで不安を感じることもしばしばです。

こういったケースで、自分の感じていることが真実なのか否かを確認したり、まるで全てが順調なように振る舞うために完璧さを示そうとすることは間違いです。このように他人からの批評を恐れて本来の自分を隠す人々は大きな苦痛を味わっています。そのため、自分自身を受け入れることができず、パートナーとの間に心から信頼し合える関係性を築くことが困難です。

このネガティブな自己概念が破局の原因になってしまうと、さらに深刻な影響がもたらされます。しかしながら、カップルが互いに心を開いてその問題について話し合ったり、あるいは心理学の専門家に助けを求めることができている限り、そのような極端な結果に終わってしまうことはないであろうことを示す証拠は存在しています。

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自己概念を改善するカギは、受け入れること

自己概念とセクシュアリティとは互いに密接に結びついています。ここで、自己概念を改善して性生活をもっと楽しめるようになるために何ができるのだろう、という疑問が湧いてくるのは当然のことだと思います。そのカギとなるのは、自分の身体やパーソナリティを受け入れることです。自らの強みや弱みを理解しましょう。そうすることで性行為やその他の人生経験も楽しめるようになるはずです。

自己概念とセクシュアリティは直接的に関わっています。自分自身をもっと知り、もっと受け入れられるようになればなるほど、性行為を楽しむことも容易になっていくでしょう。

自分自身を受け入れるためにはまず、どれほど望んでも変えられない部分もあるということをわかっておかねばなりません。自分を違う誰かに変えることなどできませんよね。ありのままの状態で受け入れねばならない部分もあるのです。また、全ての人が一人一人特別でユニークな存在だということも理解しておきましょう。

自分を特徴づけるような特質の中でも、身長や肌の色といった変えることが不可能な部分を受け入れることは絶対的に重要です。自分の力ではどうにもならない要素があるということを受け入れられれば、そして変えることのできる部分の改善に取り組み始めることができれば、性的なものも含めて人生におけるあらゆる経験を目一杯楽しむための準備が整いますよ。