人生で最も美しいものは感じるもの

· 2018年1月6日

人生で最も美しいものは目に見えず、触れることもできません。それは、ただ感じることしかできないものです。触れること、ハグすること、見るという魔法、「今日の調子はどう?」と言うことは全て真の幸福を手にする法則の一部です。真の幸福とは、目には見えないそうしたもの全ての総計に過ぎません。そうしたものが融合すると、私達の魂という庭に花が咲くのです。

しかし、感情と行動心理学の専門家は、最も単純で基本的な幸せを体験できる自然な能力を、私たちは頻繁に失っていると言います。事実、人間は、歪曲した思考や有毒な思考を通じて自分の苦しみを大袈裟に主張してしまう能力を持った唯一の生き物だったりします。

したがって、真の幸福とは見えないものです。それは触れたり、目にしたりすることはできませんが、感じることはできます。なぜならそれは、私達にとって有意義なものと共有している正の絆から発せられるエネルギーだからです。人生で最も美しいものはそこに、私達の身の周りに存在するのです。しかし、それは所有したり、操作したりすることはできません。それは神聖なものとして尊重されるに値するものなのです。

なぜなら、愛は支配したり、屈したりしないからです。愛は、まさに真の友情のように、あるいは子供への愛着のように、あるいはペットに対する愛情のように毎日生み出され、新たにされるべきものなのです。私達が与え、受け取るものは触れることができません。それは、私達の感情の囁きなのです。

指先に留まる白い蝶

いつも見えるわけではない美しいもの

美しいものは常にそこに、私達の身の周りに存在してきました。しかし、私達にはそれが見えません。なぜなら、私達はルーティンや自動的・内省的思考機械的な動き、そして自分の感情と切り離されて制限されてしまった直観といったものが生み出す、大きくて曇ったフィルターの中を覗いているからです。

リック・ハンソンは「幸せになれる脳をつくる 「ポジティブ」を取り込む4ステップの習慣」や「ブッダの脳 心と脳を変え人生を変える実践的瞑想の科学」といった著書で有名なカリフォルニア出身の神経心理学者です。著書の中で、ハンソンは「脳は幸せになる方法を知っているわけではなく、むしろ報酬によって導かれている」ことを明かしています。

 

誕生から幼少期を通じて、私達は素晴らしいまでに報酬を求めます。しかし、私達が得る報酬は必要不可欠で純粋なものであるあまりに、年を取ると共に、そうした報酬がもたらしてくれた内在する快感を忘れてしまいます。

現在、今この場を本当に楽しむ方法を知っているのは子供達だけです。子供達にとって大きな喜びを感じるには夢見るだけで十分だったりします。散歩やゲーム、発見、ハグ、「えらいね」といった言葉は、子供の心にとって最高の贈り物です。子供達は自分の心を育んでくれるこうした目に見えない贈り物をありがたく思っているのです。

ハスの花の上に座る少女

成長するにつれ、私達の報酬を求める探索はより複雑になっていきます。いい仕事に就くことができたら、またはパートナーができたら、あるいは他人に自分の価値を認めてもらうことができたら幸せになれると思っています。心は無垢さを失い、こうして私達はマンネリや、不安定な心、欲求不満などにはまって身動きが取れなくなっていくのです。

ハンソンは自分の幸せとつながる必要性を強調しています。これは脳を再度プログラムし直すこと、つまり神経可塑性を活用することによってのみ成し遂げることができます。現実を形作るには、自分の思考や行動を変え、新しい感情を感じなければいけません。なぜなら、こうした美しいものは依然としてここに、目に見えず触れることのできない形で存在するのです。ただそれをどうやって感じればよいのかを知ればよいのです。

自分の内面を見つめ、そうした目に見えないものを見つけよう

人類として私達自身をより良く理解するために、神経心理学の分野を覗いてみることはいつも興味深いと言えます。脳は負の体験を基にして進化します。なぜなら、このようにして脳は生き残ることことを学ぶからであり、また私達の祖先が大変困難な状況に直面しなければならなかったからです。

このことは、私達が人生において負の側面に焦点を当てるようにプログラムされているということを理解させてくれます。しかし、今こそ、それを超越する時です。人類として逆境を生き抜くことができているのであれば、今こそ前へ進み、幸せになる方法を学ぶべき時なのです。なぜなら、次の進化のステップは気づきだからです。

より直感的に感情や相互依存関係、尊敬、共感に気づくことができる意識を発達させましょう。私達を取り巻く美しいものに気づけるようになりましょう。そうすることで、私達は美しいものと共に成長し、そして美しい物をいたわり、促すことができるようになるのです。私達は既に強くなることを学んだのですから、自分をもっと幸せにしてあげるべきなのです。

星空の下の二人

気づきを養い、内に何があるかをしっかり見るためのステップ

私達は、心配したり、悪い方を見たり、自分の能力を不信するという技の専門家です。どうしたものか、私達は自分の内に存在するこうした負の地獄に集中してしまうあまりに、一日を目をつぶって駆け抜けてしまいます。私達は幸せを探してもたついている間に、中身も外見も盲目になってしまっているのです。

  • 今こそ、自分の内にある光を灯し、「多分」「これは私には向いていない」または「~かもしれない」といった思考を打ちのめす時です。
  • 自分の中に存在する牢獄から解放されて初めて、あなたという勇敢な存在としてのし上がることができます。そして、恐れることなく、重荷を感じることなく、また負のフィルター越しに物事を見る事なく、外の世界をようやく見ることができるようになります。
  • 今この場にしがみつき、子供達がするように日々の報酬―新しい食べ物の味、新しい友人を作る喜び、散歩、笑顔、誰かの視線を浴びること・・・などなど―を探しましょう。
  • 周りで目にするささやかなことで喜びましょう。なぜなら、それらを積み重ねていけば、それらはこの世の全てを作ることになるのですから。

速度を落として、美しいものを楽しみましょう。なぜならここが、こうしたささやかで、目に見えなくて、基本的な物事の中に、あなたが真の幸せを見つけられる場所なのですから。覚えていて下さい。何よりも、幸せは思いがけない幸運の中に見つかるものではなく、毎日起こる些細なことによって養われていくということを。そしてそれを私達は無視しがちだということを。