人生における変化にうまく対応する方法

あなたは変化にどのように順応していますか。どのようなストラテジーを使っていますか。今日は、専門家が推奨するアイデアをいくつかご紹介します。
人生における変化にうまく対応する方法

最後の更新: 01 4月, 2021

「人生は自転車に乗るようなものだ。バランスを保ちながら前に進まなくてはいけない」というフレーズがあります。これは私たちが毎日直面する現実です。生きていれば新しい状況に出くわし続けるでしょうし、受け入れなくてはいけない変化、失わなくてはいけないものに直面するでしょう。

ですが、どうすれば変化にうまく対応することができるのでしょう。果たしてこれは簡単なことなのでしょうか。そして、どんなツールを利用することができるのでしょうか。様々な分野(心理学、コーチング、ビジネス)の専門家は、変化にうまく順応する方法としていくつかのストラテジーを提案しています。

変化にうまく対応する方法

”変化”は特別なことではありません。いたって普通のことです。ほぼ毎日起こりうることと言ってもいいでしょう。変化をうまく受け入れることで、私たちは人として成長することができます。

しかし、新しい状況を受け入れるということは、必ずしも簡単なことではありません。特に、予期せぬ変化の場合はそうでしょう。そんな時、どうやって対応すればいいのでしょうか。鍵となる考え方を以下にご紹介したいと思います。

変化 対応する

受け入れようとすること

人生は様々な経験や障害物に溢れています。変化は私たちの心の安定を揺るがすものとなり得ます。ですが、変化はネガティブなものとは限りません。実際のところはその逆で、素晴らしい機会となることも多くあるのです。もちろん、時には不快な状況をもたらしたり、生活を完全にひっくり返してしまうような変化もあるでしょう。

従って、変化に直面した時は、それを受け入れようとすることが大切です。毎日の新しい現実を受け入れ、失ったものは失ったものとして認識し、過去ではなく現在を考えます。

エグゼクティブコーチ、トレーナー、そして作家でもあるセサル・ピケーラス氏は、変化に直面した時にそれを受け入れることの重要性を語っています。彼は、「私たちが変化を受け入れた時、それは賢い道を選んでいるということだ。不満や怒りなどはもはやなく、寛容だけがあるのだ。」と言います。さらに、受け入れるということは、落ち込んだり諦めたりすることではなく、これから訪れる変化を迎え入れることができるということなのです。

楽しみにすること

心理セラピストのデミアン・ブケイ氏は、変化が起きると失うよりも得るものが多いかもしれないが、だからと言って後ろに残してきたものに対する痛みを感じないわけではないと見解しています。自分の人生のあるステージが終わったことを受け入れなくてはいけない時に痛みを感じることは普通のことなのです。

未来のことを考えることで、変化を穏やかに迎えることができます。過去は戻ってきませんが、私たちには現在があります。それはたくさんの機会に溢れ、現在から人は未来を創造することができるのです。

「未来は今日あなたが何をするかにかかっている。」

-マハトマ・ガンディー-

変わること

セサル・ピケーラス氏は、変化に対応する方法は4つあると言います。不満を言う、降参する、認める、変化する、の4つです。ここでは最後の2つに注目しましょう。最後の2つが最も順応性があるからです(ただし、降参することが適応になりえるケースもあります)。

受け入れることのストラテジーについてはすでに前述しました。ピケーラス氏は、変化のストラテジーを使うことで、私たちはただ不満を言ったり降参する以上のものを得ることができると述べています。自分が好ましくないと思うものを変えようとする時、人は前に進むことができるのです。

繰り返しのように聞こえるかもしれませんが、もう一つの方法として、必要な時だと思ったときに介入をするというものがあります。変化が起きたとき、事の成り行きを変えるのはほとんど不可能だということもあります。ですが、何かできることがあることもあるので、そのことを覚えておく価値はあるでしょう。それが叶わないなら、その出来事に対する見方を変えたり、自分自身を変えたりすることもできます。

「変化が訪れたら、あなたも何かを変える方法を見つけなくてはいけません。変化をポジティブなものにするために。」

-セサル・ピケーラス-

気づくこと

ビジネスコーチである、イグナシオ・マルティネス氏は、私たちは変化に直面した時、その変化で何をするつもりかという点について気づくべきだと述べています。もしそれが自分の選んだ変化ではない場合、その状況を取り巻くあらゆる感情(悲しみ、怒り、激怒など)をきちんと感じ、自分自身の心の準備ができたときに、その変化を受け入れることが必要です。

イグナシオ氏はまた、新しい状況から得られる機会だけでなく、変化を受け入れないことからくるであろう結果についても気づくことが有益かもしれないとしています。彼は主にビジネスに焦点を当てていますが、他の分野の変化にも言えることでしょう。

「変化への最初のステップは、”気づき”です。次のステップは、”受け入れ”です。」

-ナサニエル・ブランデン-

変化 対応

柔軟性と気づきの重要性

ご覧のように、変化を受け入れる方法は一つではありません。人はそれぞれ自分に合った方法で、または前述したストラテジーに従って変化を受け入れるべきなのです。また、人生に起こる変化は一つではありません。結婚や移住、または愛する人を失うなどの大きな変化があるかもしれません。もしくは、ジムに入会する、新しい友達ができるなど、それほど大きくない変化もあるでしょう。大切なことは、それぞれの変化に対してどのような価値を置き、新たな現実に対してどう直面するかを決めることです。必要なツールを持っていることは、生きていく上で役に立つでしょう。必要なのは、精神的な柔軟性、気づくことができる力、そして毎日いつでも再スタートできるという理解です。

ブリーフストラテジック心理セラピストであり心理学者であるジョルジオ・ナードーン氏と哲学者ポール・ワッツァウィック氏は、全ての変化はプロセスであり、芸術であり、考えや感情の絶え間ない流れなのだと述べています。この流れの中で、柔軟性と気づきの力、予測する力を身につければ、きっとあなたも成功することができるでしょう。

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  • Lahey, Benjamin B. (2007). Introducción a la Psicología. 9na. edición. China: McGraw Hill.
  • Neff, K. (2012). Sé amable contigo mismo. El arte de la compasión hacia uno mismo. Madrid: Oniro.