人生を愛するための死にまつわる言葉

2019年10月31日
ここでご紹介する死にまつわる言葉に触れ、人生の重要性を考えましょう。多くの人が、私達はいつか死ぬという事実を無視していますが、これについてよく考えることは価値あることです。残りの人生が貴重なものだと感じるようになるでしょう。

人間の歴史を通して、人は死にまつわる言葉をいくつも残してきました。死は、人の心を不安にするテーマです。

死が注目されることはよくありますが、一般的なひとつの定義はありません。死に関し、科学者は様々な意見をもち、神経学的・熱力学的視点からいつ命が終わるのか正確には分かっていません。

また、宗教やイデオロギーでもひとつの答えが出ていません。生物学的機能が止まった時にすべてが終わるという考えは多くの人に否定されており、その後に何が起こるかについても様々な意見があります。偉大な思想家達も死に関して記し、死に関して話してきました。ここで、死にまつわる言葉をいくつかご紹介します。

人生を愛する 死にまつわる言葉

 

1.死を恐れるべきでない

素晴らしい詩人アントニオ・マチャードは、死にまつわる言葉を残しました。「死は恐れるべきものではない。あなたがここにいる限り、死はここにはなく、死がおとずれる時あなたはもうここにはいないのだから

当たり前のことです。亡くなった人に死は存在しません。死んだ人は死を経験できません。あなたがいなければ、恐怖もないのです。

 

2.死にまつわるもっとも美しい言葉

アルフォンヌ・ド・ラマルティーヌは、死にまつわるもっとも美しい言葉を残しました。「気づかぬうちに、お墓には2つの心が入っている」大切な人が亡くなると、あなたの一部も一緒になくなります。

 

3.死の重要性

アンドレ・マルローはこう言いました。「死が重要なのは、命の価値を思い出させてくれるから」死の意味は、命の意味と関係します。

マルローは、死そのものについて考えるなと言います。死はすべての終わりなので、重要ではないと言います。一方で、終わりへの意識は人生の経験や向き合い方に影響するため非常に重要です

 

4.私達を平等にする事実

この言葉は何千年も前のものです。古代の哲学者老子はこう記しています。「人生は様々だが、死は平等だ」言い換えると、死がもっとも民主的なのです。皆を平等に扱います。

同様に、お葬式は豪華かもしれませんが、棺には命のない体、分解された生物が残ります。これ以上もこれ以下でもありません。

 

5.今しかない

ウィリアム・シェイクスピアは死まつわる言葉をたくさん残しています。ソネット73で、死を意識することで今ここで愛することができるようになると言います。

「わたしのうちに見るのは一日のうちの夕暮れ、日は西に沈む。少しずつ、暗い夜がやってくる。死はのこりのすべてを閉ざす。わたしのうちに見るのは火のまぶしさ。その灰には、青年期があった、期限が決まったベッドとして、それにより豊かになり、また消費される。これを感じ、君の愛は強くなり、こんな私を見て君の愛はますます強くなり、やがて去らねばならないものを愛おしく思うのだ」

私達は、人生が永遠に続くかのように行動しがちです。時間がなくなることはないかのようです。愛は人生に違った意味を与えますが、それでも人は愛がなくなることはないかのように振舞います。

人生を愛する 死にまつわる言葉

 

6.青年、老年、死

子どもの死、若者の死、高齢者の死には大きな違いがあります。子どもや若者の人生は始まったばかりで、彼らの死は心が痛く、苦しいものです。完成することがなかった企画のようなものです。

一方で、高齢者は生きるチャンスを獲得した人達です。彼らの死は理解できるもので、サイクルの終わりです。バルタサル・グラシアンは次のように表現しました「若者にとっての死は難破であり、高齢者にとってそれは入港だ

 

7.死について考えるだけでは足りない

ステファン・ツヴァイクは死というテーマに対する深い考えを持っています。「死について考えるだけでは足りない。いつも頭に入れておくべきだ。そうすると、人生はより壮大で、より大切で、より豊かで、喜びの多いものになる

一般的に、人は死について話すことを嫌います。これはタブーであり、不適切であるかのように考えられています。ツヴァイクは死と向き合い、その重さや命の価値を感じるよう、私達を誘います。

ここで紹介したのは、数ある死にまつわる言葉のほんの一部です。この世での時間は儚いものであると心にとめておきましょう。皆、いつか死を迎えます。それまで、精一杯生きましょう。

  • Kübler-Ross, E., & Jáuregui, P. (2008). La muerte: un amanecer. Luciérnaga.