自由は思考の中に存在する

自由は思考の中に存在する

最後の更新: 21 9月, 2017

人は誰でも自由になりたいと願っています。自由はとても貴重で、なかなか手に入れることが出来ません。対人関係や仕事において、今まで何度限界を感じましたか? 行き詰った、前に進めないと感じたことがありますか? そういった行き詰まりは、自由がない事ばかりが原因ではありません。自由を諦めたり、ないがしろにした私たち自身に原因があるのです。

自由でいる事は現実そのものよりも、知覚の中に存在します。そのため例えば、愛する人に囲まれて生活している人と刑務所に入っている人を比べた時、刑務所に入っている人の方が自由を感じているという事もあり得るのです。これは旅についても言えることです。違う国へ足を踏み入れることが、自分の意志でそこへ行く、慣習にとらわれないという感覚を得ることが出来るので、多くの人が旅に夢中になるのです。

自由は責任を意味する そのため多くの人が恐れるのだ

―ジョージ・バーナード・ショー

 

物にとらわれるな

私たちの社会は、物資主義という考え方に支配されています。富や様々な物に囲まれることを良しとしています。ですが、それらが本当に幸せを与えてくれますか?

衣服やおもちゃ、まだ使える物などを寄付すると、開放的な気持ちを経験することが出来ます。家を片付けるだけでなく、場所を占めていた無駄なものを捨てたからです。使われていなかった物が、他の誰かの手によってまた再利用される機会を得るのです。

手にとまる鳥

こういった人たちは、あなたよりずっと自由なのかも知れません。なぜなら、自由を感じるために多くの物を手にしようとしたり、安心を感じるために多くのお金を得ようとしないからです。クローゼットにある洋服は必要かもしれません。ですが毎日ほとんど同じような格好をしていませんか? きっともう2度と袖を通すことのない洋服もあるでしょう。

 

奴隷だと思わせるには手錠をかけるだけで良い 思考が自由か奴隷かを決定するのだ"

―フランツ・グリルパツァー

 

「また別な日に着るかもしれない」「何か特別な日に着たいと思うかもしれない」などとあれこれ心配する気持ちがあなたの自由を縛り付けてしまうのです。必要な物、そして必ず使うものだけを持ちましょう。場所を陣取っているだけの使わないものは手放してください。

 

自由になるため、あなたらしくあれ

自分を知らない人ほど自由でない人はいません。思考の中には壊すべき鎖がたくさん存在します。ですが自分自身を知らなかったり、鎖を壊すことを拒絶するなら、それを取り除くことは一生出来ません。恐れず、自由への小さな一歩を踏み出しましょう。

自分の価値を認めてください。そうしなければ、自分を欺くことになります。自分にとってもあまり心地よい事ではないはずです。自分を偽り、自由を持たない知らない誰かへと変えてしまっているのですから。時には自分の価値を正直に捉えるのが難しいこともあります。ですがそれは恐れから来ているのです。自分が満足できる行動をしていない時、それを基盤として定める価値を認めなければならない恐怖に囚われるのです

期待する気持ちは横に置いておきましょう。期待感は失望を生み出します。ですので達成し得る現実的な目的を持つことが大切になるのです。成功は一歩一歩積み上げて成し遂げるものなので、奇跡を期待してはいけません。今の瞬間に気持ちを集中してください。成功への道のりを楽しんでこそ自由を得ることが出来るのです。

驚く、感動することが出来る力を失わないでください。人はあなたが驚いたり感動すると笑うかもしれません。彼らは「大人」なのでその状況を特別面白い事、驚くようなことだと感じないのです。ですがこれは間違っています。例え小さなことに対してでも感動する気持ちを隠したり忘れたりしてはいけません。

 

自由を確実なものにする方法

自由さえあれば 他はどうでもいい

―ホセ・デ・サン=マルティン

空想し、旅をし、自分をより深く知ってください。人は小さな世界に生きています。他人から「正しい」と認められる世界です。安心感を持てる仕事を辞め、実際に満たされていると感じていた物事を手放す自由を感じたことがありますか? 幸せだと感じる行動をとる事は、人を自由にするのです。

車の窓から手を出す女性

人は決められた道のりから外れるのを恐れます。それに沿って進めば確実に成功するかもしれない道のりです。信念、正しい事と間違っている事、人から教わった、物事を成し遂げる正しいやり方、これら全てが私たちを形作っているのです。自由になるという事は誰にとっても非常に難しいものです

あなたはたった今、自由に向かって突き進むスタート地点に立ちました。最初の一歩を踏み出す心の準備は出来ていますか?


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。