過去を置き去りにして今を受け入れる

· 2018年1月13日

窓を開けなくてはいけません。古い本の間に挟んだしおりを取り出して捨てなくてはいけません。もはや意味を失った写真を壁からとらなくてはいけません。ここにないものはすべて後に置いて行ってください。あなたの現在に存在しない過去はすべて置いて行ってください。

重々しく動くのをやめましょう。すべてを小さな箱に詰め込むようにしましょう。コンパクトにいることは同じ機能を果たしてくれるだけでなく、不必要なスペースを取らずに済みます。不快で煩わしくなってしまうほどのスペースです。過去をすべて取り除き、手放さない価値があるものを残しておきましょう。そうしないと、新しいもののスペースがなくなってしまいます。

 

風に運ばれやってきた古いボートに、際限ない量の花と金を積まなければならないと想像してください。そこには有害で不必要なものでいっぱいで、いいものを保管するスペースがまるでないボートもたくさんあります。あるいは、ちょっとしか中身に光が当たらないほどの小さなスペースしか空いていないボートです。過去を取り出して空っぽにする時が来たと思いませんか?

過去には思い出があり、未来には希望がある

過去の素晴らしい記憶を持ち続けていると、幸運なような気がしてきます。これらの思い出を保存しておいて、自分の力が弱まった時に、振り返り、思い出に浸ります。過去の自分や今なることができる自分から力をを集めるために、振り返ります。悪い思い出やあまり思い出したくない記憶の場合は、自分にこれから幸運が起こると考えます。いいことはこれからおこるはずだ、と。

髪を切る女性

この考え方をよく表す話を紹介します。本当の英知は、過去の悪い経験から学んだすべてを現在の中で有益かつ機能的なものに変えることにあります。 自分の強さが試されたひどい痛みの状況を覚えておかなくてはいけません。しかし、あなたの強さを思い出させるきっかけとしてしか意味がありません。

人生やすべてが自分にとっては困難だったと母親に文句を言う息子がいます。ひとつの問題を解決するたび、別の問題が現れるようです。母親は息子をキッチンに連れていきます。母親は3つの鍋を水で満たし、火にかけます。

 

子どもは大人しく待ちながら、母親は何をやっているのか思案します。20分後、母親は火を消します。鍋からニンジンを取り出し、ボールに入れます。それから、鍋から卵を出してお皿に入れます。最後に、コーヒーを淹れてカップで出しました。

息子を見ながら、母親はたずねます。「何が見えた?」息子は「ニンジン、卵、コーヒー」と答えました。子どもは母親に控えめに尋ねました。「お母さん、これには何の意味があるの?」母親は、「これは科学よ。」と答えました。

この三つの要素は同じ逆境に直面しています。沸騰するお湯です。自分の特性に合わせて、みな異なる反応を見せました。にんじんは柔らかくなりました。卵は中が固くなり、それを囲い込む白身のカラができました。コーヒーは沸騰すると、最高のアロマを発しました。

深刻な病気や重大なトラウマを人生で経験した人は、痛みを忘れて状況のいいところだけを覚えていることができます。それはレジリエンスです。防衛目的ではなく生まれ変わる能力は、あなたを強くし、もっと柔軟にします。新しい問題を正しくとらえ、不可能を可能に変える方法を知っています。彼らは昔自分に能力があったことを知っており、再び強くなることができるということを知っています。

過去は重荷ではなく責任

罪悪感でいっぱいの底なしのバックを抱え、過去につまづくのはよくありません。不快感にはちょっとだけ反応して、ちょっと悲しめば十分です。しかし、その経験から得る教訓には一生分の空きを用意しておかなくてはいけません。これが、あなたを悲しませる過去と、あなたを変えてくれる過去の違いです。穏やかな波はいい船乗りを育てません。

「退廃した人間や町は、どこから自分たちが来たのかを思い出しながら生きます。素晴らしい人や強い町には、どこへこれから行くのかがわかれば十分です。」
-José Ingenieros-

空飛ぶ女性

過去に説明なんて必要ありません。わたしたちの未来に投影されたその教訓の責任にのみ反応する必要があります。これは、友情、愛、仕事、習慣、趣味にも当てはまることです。多くの精神学者が患者の過去に興味を抱くのは、今起こっていることに関係しているからでも、それを決定づけているからでもありません。その人の現在の行動が、過去からひきずってきている痛みからの防衛メカニズムなのかどうかを見極めるためです。

1829年10月21日、トーマス・エジソンは初めて電球に光をともしました。それは、48時間も持ちました。この耐久時間は、明らかに他のものよりも優れていました。さて、ここで面白い事実を見てみましょう。エジソンの電球に使われたフィラメントは、メタル製ではなく 炭化された竹でした。

そこから、エジソンは燃え尽きることなく1500時間ライトがもつ電球を作り出すまで何度も試験を行いました。この記事でお話ししているポイントを表すいい比喩だと思いませんか?

もしかしてあなたも、本当に自分の人生にフィットし機能する何かで自分に光を灯すまでに、数えきれないほど失敗しているかもしれません。その光を消してしまうような何かを発しながら、その光を灯すようチャレンジしても、最高の発明は機能しません。

その代わりに、過去にトライして機能しなかったフォーミュラを知っていれば、それを手放してください。それを使用するのをやめて、ドアを大きく開けて完全に機能しないものを逃がしてください。そうすれば、新しいものの風があなたが空っぽにしたスペースに吹き込んできます。暗闇から生まれるものもあります。だたし、そういったものはたいてい輝きがないものです。