人を失った後、悲しみが傷を癒すのにどう役立つか

· 2018年2月16日

悲しみは、常に私たちの生活の中に存在するものです。 私たちは、特定の場所、同僚、親戚、友人、そしてパートナーに別れを伝えなければならない時があります。人間関係は切り離され、場所は放棄され、あるステージは終わりを迎えます。そして嘆きが始まります。 しかし、悲しみはわたしたちを癒してくれるのです。

これらの経験の中には、痛いほど辛いものもあるかもしれません。特に愛する人の死は間違いなく最も乗り越えるのが困難でしょう。この痛みの渦から抜け出すために何をすべきか分かりません。急いでその答えを見つけることはできません。あなたが重要で親密な絆を失ったときに、どうすべきかの正しいルールを書き記された書類などはないのです。 人間として、私たちは感情的に自分自身を癒す時間が必要です。 それは悲しみのプロセスの主な機能の一つです。

「人生に対処できるようにしたいのであれば、あなたは死を受け入れなければならない」

-シグマッド・フルード-

苦しみには悲しみがある

あなたの周りには、あなたを助けようとし、あなたが何をすべきか教えてくれる人もいるでしょう。「家に入らないほうがいい」、「その場所に戻らないほうがいい」、「彼のものは捨てたほうがいい」、「彼の写真を見て自分を拷問にかけるのはやめて」なんてことを彼らは言うかもしれません。

しかし、自分で決めなければなりません。そしてあなたが苦しむべき瞬間や状況を避けないでください。それらを避けることが、長期的にはより多くの苦しみを引き起こすからです。あなたが必要と感じるものは何でも言うべきです。それが他人によく思われないことだとしても、言わないまま耐えているよりは辛くありません。 辛くても、何をするか自分で意思決定をしてください。

あなたにより大きな影響を与える人の死があります。 例えば、その死が避けられたものだった時、苦しみながら死を迎えたと知っている時、詳細を知らされていない時、あるいはその人が長い病気の後に死んでしまった時などです。もしかするとそのニュースを受け取った方法があなたのショックを肥大させるものだったかもしれません。 多くの人々は、最初の数日間は数ヶ月後より気分が良いと言います。 それはあなたを守るために設計された正常な反応です。 ショックの初期状態は、圧倒的な痛みから私たちを守る精神的防御なのです。

「太陽を浴びる周りの海のように、死は昼も夜も終わらずにその歌を歌います。」

– ラビンドラナート・タゴール‐

上を向く少女と鼻の上を飛ぶ蝶

死に直面する

悲しみを経験する過程での最初のショックの後に、恐怖、苦痛、恐慌、激怒、怒り、混乱が続くことがあります。 あなたの思考は混沌としており、何にも集中することはできません。また本当はそれが起きていないんじゃないか、すべてが本当に悪い夢だったんじゃないかと想像しています。

あなたの心が正常に働いていないのは事実ですが、あなたの周りのものはすべて正常です。 それは私達が非現実化(自分自身を周囲の者から切り離すこと)と、非人格化(自分自身から切り離すこと)と呼んでいるものです。 それは、苦しみを管理するために体が持っている一種の薬のようなものです。

このように感じても、あなたが狂っていたり病気であるというわけではありません。 困惑と混乱はあなたが人を失った経験の一部です。 悲しみは自然ですが、有害かもしれません。 愛する人がもう私たちと一緒にいないなら、最も人間らしい反応は苦しむことでしょう。

その重要な人物があなたと一緒にいない場合、幸せと喜びは最も感じにくいものです。しかし、このように感じることを自分自身に強制する必要はありません。 あなた自身に時間を与えて、悲しみを感じる空間を与えてください。あなた自身と繋がり、敏感さ、気遣い、尊敬を感じる必要があります。

そしてその後どうすべきでしょう?彼らとの思い出を守るか、捨てるかどちらがいいのでしょうか? 問題は、彼らの思い出が守られているかどうかではなく、あなたがそれをどうすべきかということです。あなたにとって非常に重要だった絆を心にとどめる目的を持つことが出来ます。そのおかげであなたが大切な思い出に再接続することができますし、そこにはまだ何らかの関係があると感じることができます。

目的があなたの感情を表現するのに役立つなら、悲しみがあなたを癒すことを助けています。 しかし、いなくなってしまった彼らの残像にぶら下がっていることで、起こったことを受け入れない、または現実を否定すると、前に進むことができなくなります。 すぐに全てのものを取り除く必要はありません。時間をかけてください。 あなたが彼らとの思い出をどうしたいかを決める時間を持ってください。 そして、他の人が決めるのではなく、あなたが決めてください。たとえそれが苦痛を伴うものであっても、長期的にはあなたの助けになるでしょう。

屋根の上でハートを抱える女性

「死は私たちの愛する人を盗むものではありません。それどころか、死は彼らを保持し、私たちの記憶なかに彼らを留めます。しかし、人生はいい意味で何度も彼らを盗みます。」

-フランソワ・モーリアック-

どれくらい持続するか

気持ちの回復が早いからといって自分自身を罰さないでください。あなたの時間はあなただけのものであり、悲嘆の最大の敵は自分の感情を表現することを許さないことです。私たちが人をなくし、苦しむ課程で、本当に私たちにとって何が重要かを学びます。私たちは感情や優先順位をつけ、結果として成長することができるのです。何も同じことは起きませんが、わたしたちは困難を克服し、困難に直面する新しい方法を発展させるのです。

嘆きは、関係がなくなってしまったことによって引き起こされる傷です。関係がなくなることは私たちに人生の意味について疑問を投げかけます。それぞれの危機が私たちを多くの疑問に直面させるのです。人間として、私たちは意味を追求し、それを追うほど、より多くのものが私たちから逃げていくでしょう。

意味とは、人生の道に沿った停留所ではなく、人生を歩く方法です。 そしてそれが、喪失と悲しみの過程を続ける方法を見つける理由なのです。 急ぐ必要はありません。あなたが到達する必要がある唯一の場所はあなたの運命だけなのです。

「男性が歴史上の意味をなさないのであれば、少なくとも彼ら自身の生活に意味を見出すことはできます」

-アルバート・カミュ-