感情的過敏~感受性が強すぎる苦しみ~

2017年10月12日 in 心理学 0 シェア済み
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あなたは今までに「繊細すぎる」と言われたことはありませんか?他の人よりもっとあらゆる事から影響を受けやすいと感じませんか?取るに足らないように見える状況もあなたには多くの人が大袈裟だと感じるような反応を引き起こしたリしています。もし感情が常に溢れ出ているように感じるのであれば、おそらくあなたは感情的に過敏と言えます。

感情的過敏に当てはまる人は第六感のような、他人の様々な感情を認識することができる大変発達した共感力を持っています。例えば、もし苦しんでいる人がいたら、他の誰よりも早くそのことに気がつきます。もし誰かが不幸な状態であれば、彼らにはそれが分かるのです。

問題となるのはこれが彼ら自身に影響することです。そして、他の誰よりもより強く感じてしまうため、他人の痛みを自分の体に感じます。ですから、彼らが周りの人を驚かせてしまうようなある種の感情的衝動を見せてしまうのは不思議ではないのです。

全ては視点の問題

感情的過敏に明確な生物学的要素があることは事実ですが、視点が強すぎる感受性の発達に大きく関与しています。少なくともニューヨークのスト―ニー・ブルック大学の心理学者によって行われた研究ではそういう見解がされています。

その研究では、例えば、嬉しい顔や悲しい顔を見せられた時、より繊細な人は脳の前頭葉が高い活発性を見せたことが撮影されています。より繊細な人はそうでない人に比べてこうした顔の詳細をより正確に察知し、比較していたのです。

木を透かせてみせる手

しかしながら、環境も大きな役割を果たします。実は、遺伝的要因と環境的要因の組み合わせで感情的過敏が生まれるのです。例えば、不安定な家庭環境に生まれ、感情の欠如を経験している子供の場合を考えてみて下さい。その子は成長するにつれ、感情のコントロールに深刻な問題を発達させていきます。そして、幼少期の体験によって、その子は全てに対してより繊細になるのです。

時に周りの感情に押し潰されるように感じ、自分の声が聞こえなくなってしまいます。
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こうした子供は恥ずかしさや内気さ、不安定さなどを多く体験するかもしれません。しかし、それにも関わらず、視点はここでもまた重要な役割を果たします。努力によって、物事を違った角度から見ることで、状況を改善させることができるのです。このように、ハイパーセンシティブパーソンであり続けながらも、感情の処理の仕方を知り、より大袈裟ではない形で感情を表現したりそれに反応したりすることができるようになるのです。

木を見て森を見ず

感情的過敏はとてもプラスなことでもあり得ます。あなたを必要としている人をサポートしたり、すごく共感してあげられたり、辛い時を過ごしている人に行動を合わせてあげられたりします。しかし詳細に目を向けすぎると、全体をみることが難しくなってしまうこともあります。

だから物事を様々な視点から見ることがとても大切なのです。詳細に集中すると、視点は自分の感情に影響され、特定の物事に固執してしまい、その結果、それに過剰な重要性を課してしまい、他の人が気づかない事に過剰反応してしまうのです。

例えば、ある意図をもって発された言葉やフレーズに強い敵対心や怒り、憤怒を感じることがある一方で、他の人は誰もあなたに聞こえたような抑揚を認知すらしておらず、そのため無関係だと捉えたりします。

森を歩く赤い服の女性

過敏さは過去の問題によって増幅します。つまり、過去にある形で感情的に無視されたり、嘘をつかれたり、傷ついたりした場合、その時と似たような状況を認識したり、予期してしまうことで、より深く影響を受けてしまうのです。

感情的過敏はプラスになり得るでしょうか?もちろん、なり得ます。事実、感情過敏によって他人とより上手く触れ合える他、必要な時には他人を助けてあげることもできます。大きな問題は不安定さや、感情のコントロールの難しさ、神経過敏などで覆われた闇の部分もあるということです。

他の人より強く感じる。それはまるで全てをもっと心に受け止めるような感じだ。私の毛穴からはコントロールや処理ができない感情が漏れている。
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不安、ストレス、鬱は一般的に感情的に過敏な人に影響する病気です。彼らは感じ過ぎ、他の人が無視するような事に集中してしまうため、この「天賦」(人によってはそう捉えます)がその人にとっては最大の敵となり得ることもあるのです。

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