感謝が健康に良い理由

2019年4月7日

感謝を習慣にしている人はとても健康的です。そして、感謝をすることはただ健全な感情的とストレスを管理してくれるだけでなく、肉体的にも良い影響があるのです。

感謝が感情に良いことは驚くようなことではないと思いますが、肉体的な健康に良いのは少し驚きがあります。特に、身体的な活動が感情の健康に欠かせないと言われている文化では驚愕の事実でしょう。

健康な体と健康な心は2方向に繋がっている道のようなもので、体が健康だと心も健康になり、心が健康だと体も健康になるのです。

さらに喜ばしいのは、それがどのような感謝であれ、私達の健康にとっては良いのです。そして、そこには驚くような神経学的影響が存在します。

「多くの研究が、感謝を経験し表現することがその人の満足度を高め、活力、希望、そして楽観主義にも影響することを明らかにしました。さらに、感謝はうつ病、不安、妬み、そして仕事に関するストレスなどを軽減させる働きも持っています。」

2017年4月に発表された研究では、感謝を経験し表現する人は肉体的な病気が少なく、睡眠の質も良いと報告しました。

また、感謝の効果はすぐに現れることが明らかになった一方、長期的な個人の幸せや良い関係性にも感謝が影響しているという意見もあります。

赤い花に囲まれた女性

感謝は良いこと

アメリカ国立衛生研究所の2009年の研究では、感謝を感じる時や利他的な意図を感じる時は視床下部が活性化することが分かりました。

信じられないかも知れませんが、この研究では私達は感謝がないとその視床下部の機能が上手く働かないということも発表しています。視床下部は体の機能を司る脳の一部で食欲や睡眠、体温、代謝、そして成長の機能などを含みます。

良い点で言うと、感謝には良い意味で中毒性があるので、優しさや感謝の思いは大量のドーパミンの放出に繋がり、自然と報酬という刺激を私達に与えるのです。

「それだけではありません。さらに、この感謝の研究は神経学的効果が肉体と精神の利益に繋がると明らかにしたのです。」

感謝は痛みを和らげる

なんでもない感謝の気持ちが肉体的な痛みを和らげるという事実は信じ難いものです。しかし、これは本当で、多くの研究によって証明されています。

例えば、2012年に発表された「Personality and Individual Differences」(性格と個人の違い)という研究では、感謝する人間は痛みの感覚が弱く、他の人よりも健康的に感じるという報告がありました。

ドーパミンは神経伝達物質で痛みのプロセスを担います。感謝はこのドーパミンの放出を促すので、これが肉体の痛みを軽減させます。この鎮痛効果は大きな力と言えるでしょう。

また、一般の調査によると、感謝の気持ちは健康を保つことや運動することにより興味を持つ傾向があります。実際に、感謝を頻繁にする人は健康診断の回数も多く、このような習慣や意識は長生きに繋がると言われています。

そして、感謝は血圧を下げたり、免疫システムを改善する力も持っています。さらに、善玉コレステロールのレベルを高め、悪玉コレステロールを減らしてくれます。

感謝とクレアチニンの値の間には、腎臓の血流から老廃物をろ過する能力を示す繋がりがあると言われています。また、感謝は心臓の炎症や心臓病の原因であるC反応性蛋白のレベルも低下させると言われています。

感謝は睡眠にも良い

感謝が感情と肉体の両方の幸せに作用する理由の一つとして、睡眠の質の向上が挙げられます。そして、多くの感謝に関する研究も同じような結論を導きました。感謝は睡眠の質を高め、眠りにつくまでの時間を短くして実際の睡眠時間を長くしてくれます。

眠る女性と猫

ここまでで紹介したように、睡眠は感謝の気持ちで活性化する視床下部が制御している重要な側面の一つです。免疫システムはもちろんのこと、不安やうつ病、痛み、そしてストレスなど多くの身体機能に関連しています。

ここでの大きなカギは、私達が眠りにつく時に何が心の中にあるかということです。もし心配していたり不安を感じていたら、体のストレスレベルは高くなり、あなたを目覚めさせて睡眠の質が低下します

しかし、もし感謝するようなことを考えていると、あなた自身をリラックスさせて早く眠りにつけるよう促してくれるのです。

感謝はストレス発散に良い

良い睡眠は良い落ち着きを意味しますが、それはストレスを軽減するので、精神的な面だけでなく、心臓や神経系にも効果があります。

2007年の高血圧と感謝に関する研究の実験では、対象者の呼吸を1週間に1回計測しました。すると、感謝は収縮期血圧を劇的に下げるという結果が出たのです。

また、この研究では「感謝の日記」を付けている人は血圧が10%下がるということも分かりました。別の研究では感謝はストレスホルモンであるコルチゾールの低下にも作用し、健康のステータスでストレスの診断を助ける心拍数の変化にも大きく関係があると発表されたのです。

そして、トラウマやストレスの多い出来事への抵抗力にも感謝は作用します。感謝の多い人間はトラウマを克服しやすくなるのです。

感謝は不安やうつ病にも効果的

感謝を実践する人の研究では、感謝の日記をつける人や感謝の言葉を書いた手紙を送る人は長期的な幸福感を10%も上昇する傾向があると述べました。

また、2005年の研究ではそのような人達は、うつ病になる可能性が感謝の行為を行わない人に比べて30%も低下すると言われました。

さらに、不安やうつ病を患っている人に感謝の手紙を書いてもらうと、大きな態度の変化が見られたと最近の研究で確認することが出来ました。

MRIで脳を見ても、神経変調に増加が見られるだけでなく、前頭前皮質内側部にも変化が見られ、人はその変化によってネガティブな感情(罪悪感など)に対処しやすくなり、頼りになる、共感する、そして優しくなるなどの意志が見られるようになるのです。

感謝と不安とうつ病

中国の研究者が2012年に行った研究では、感謝は睡眠に多大な影響を与え、不安とうつ病の人に非常にポジティブな効果があることが分かりました。

彼らは、睡眠の質と量はうつ病を低下させることに関連せず、感謝の方がうつ病の症状の軽減に関係しているという発見をしました。これは、うつ病の症状を和らげるには感謝をすることが良いと表しているのです。

一方、不安の軽減と睡眠は関連しています。これは健康的な睡眠が不安を和らげるという結論を導き、間接的ではありますが、感謝は良い睡眠に影響するので最終的に感謝は不安の軽減に良いと言われています。

感謝はあなたにエネルギーを与える

このように、感謝は私達を肉体的にも精神的にも強くしてくれます。そして、健康的で楽観的な考えとエネルギーを私達に与えてくれるのです。

ある研究では、感謝を繰り返す人間はエネルギーが高く、落ち着きがある傾向があると発表しました。このような人はより幸せで健康的なのです。そして、感謝するということは私達の生産的な生活をより長く続ける為の秘訣なのです。

「私達の住む世界に感謝をする理由がないと思っている人もいるかもしれません。しかし、そのような人達はその理由を持つほど十分感謝が出来ていないだけなのかもしれないのです。」