賢い人の耳に届くとき噂話は消える

07 1月, 2018
 

それはいつも同じようなプロセスです。噂話を始める偽善者がいて、ゴシップ好きがそれを広めます。うぶな人がそれを疑いもせず信じます。しかし、うわさの伝染病は、賢い人の耳に届いたとき、やっと終わりを迎えます。賢い人は、注意力が足りないまたは意味の通らないことに反応しないように、心にワクチンを注射します。

社会心理学者のゴードン・オールポートによって1947年に出版されたうわさの心理(原題:The Psychology of Rumors)の中で、彼は面白い事実に関して説明しています。噂話は、様々な人の間に結束感を生み出し、誰かに反するのスタンスをとります。同時に、このような行動によって人は喜びを感じ、エンドルフィンを生み出し、ストレスを和らげます。

 

舌には骨がありません。でも、ゴシップや噂話を通じて人を傷つけ毒すには十分です。致命的なウィルスは、それが賢い人の耳に届いたときにのみ弱まります。

多くの場合、ゴシップは、それを操作する人にある程度の力を与える社会的コントロールのメカニズムに変わります。そのターゲットを、噂、中傷などを受容する人のグループの注目の的にします。これらのうわさや中傷で、彼らはルーティーンから抜け出し、気晴らしとして新しい刺激を利用しているのです。

どんな人にもわかるように、ゴシップをする人は幸せになる方法を知りません。自分の苦い思いや弱さをカモフラージュすることを心配しすぎて、自分の自尊心を取り戻すことができないのです。

ヘッドキャッチボール

強欲なゴシップの心理

ちょっと考えてみましょう。例えば、うわさがソーシャルネットワークの中でどれだけはやく「蔓延」するか考えてみてください。インターネットは、データが居座っている本物の脳のように、相互に作用しあう神経のように、必ずしも事実ではない、または他の人に対して失礼に当たる情報をわたしたちに与える存在になってしまいました。

 

マーケティングと広告のエキスパートは、「トロピカル・ファンタジー」を「致命的かつ強欲なゴシップ」の例としてよく引き合いだします。 1990年に市場に売り出され、米国ですぐに人気を博しました。しかし、恐ろしく不条理な噂が流れると一変しました。

噂の内容はこうです。

これはKKKによってとても明確な目標のもと製造された安価な清涼飲料である。経済力のあまりないアフリカンアメリカンにも手が届くよう、ローコストになっている。同時に、その配合にはとても悪意のある目標が隠されている。それはアフリカンアメリカンの精子の質を下げ、あまり子供ができないようにすることだ。

誰がこのうわさを流したのか、なぜ流したのかわかりません。しかし、その影響は悲惨なものでした。「トロピカル・ファンタジー」が名誉を回復するためには何年も要しました。結果として、今でも必ず広告ではアフリカンアメリカンがジュースを飲んでいるイメージを使用するようにしています。

 
ジュ―ス

噂話がどれだけ突拍子もないかは関係ありません。どれだけ根拠に乏しいか、どれだけ有害かが問題です。それは人々の感受性を攻撃したからです。それが事実ではないとわかっていても、感情的な痕は残ります。これは、大きな爪痕を残したうわさの明確な例です。

 

ゴシップや噂話から自分を擁護する

好きか嫌いかは別として、わたしたちの社会はゴシップや噂が発射型の武器として使われる力関係の上に成り立っています。曲げられた事実は、多くの人に都合がよいものです。このような操作によって高い地位を得たり、利を得たりする人がいます。

それならば、侮辱、意味をなさないもの、誤った情報、誰かを飲み込んでしまうような火花にストップをかけるバリアのように機能する「賢い耳」になる必要があります

わたしたちの社会的な文脈でよく見られるこの心理的プロセスをよく理解するために、噂話、噂話を流す人、ただそれに従ううぶなひとの心理的な複雑さを頭に入れておく必要があります。

 

そのチェーンを断ち切るためには一つの輪を絶たなくてはならない、とよく言われます。仕事場で、家で、社会的サークルで噂やゴシップがウィルスのように蔓延するなら、信頼できる人に助けてもらう必要があります。そうすることで、洪水防止のゲートのように機能できます。意味をなさないものの武装を解除する賢い耳として行動することができます。

名声を得ようをする人がいるとき、あなたを犠牲にして噂は広まります。このようなふるまいに直面する際、2つの方法があります。不条理なうわさが気を配れない耳に届くのを許すか、断固として行動し、限度を設定し、物事に対してはっきりするかです。

どんな組織にも、近所にも、ソーシャルグループにも、ゴシップ好きの噂専門家はいるものです。

誠実さを見せ、はっきりとし、噂やゴシップのウィルスに降参することでそのようなふるまいを養うようなことをしてはいけません。噂話の信ぴょう性のなさを証明することは簡単ではないということを覚えておくのも重要です。納得できるような事実と、噂がどれだけ現実からかけ離れているかを証明する必要があります。

二枚舌の人間は何らかの形で必ず存在します。こういった人たちを避け、噂は「ろくでなし」のもので、正しい情報こそが賢い耳のものであるということを覚えておいてください。