子どもを甘やかすことと無能にすることの違い

· 2018年7月2日

子育ては複雑な問題になってきていますが、今でも私達はそれがなぜなのか良く分かっていません。自分の子供の幸せのためなら何でもする、という親がたくさんいます。この欲求を追求していく中で、ある矛盾に直面します―頑張れば頑張るほど、結果が出ないという状況です。そして、最も甘やかされた子どもは自分が持っていないもので苦しむ存在になってしまいます。

人はこの新しい世代を「疲れながら生まれてきた」と表現することがあります。近頃の子どもの多くが目覚まし時計の意味をしっかり理解しておらず、目覚ましが鳴っても何もなかったように布団をかぶり、結局親に何度も起きて学校に行くように急かされるのです。

「私にとってレジャーに行ってゆっくりする人生と怠惰の人生は同じようなものだ。墓に入ればいくらでも眠れる。」

-ベンジャミン・フランクリン-

多くの親がこれは正しいことではないと思っていても、それを許してしまいます。もしかすると、彼らは自分にそのような権威はないと感じ、自分の子どもと向き合いたくないのかもしれません。または、すでに重荷を背負っているので、その気持ちを和らげる為に寛容になっているのかもしれません。しかし、それは結局甘やかされた子どもを作ってしまうのです。

実際、近頃の子どもはとても怠惰になりました。自分で布団やベッドを綺麗にせず、服のシワを伸ばして綺麗にするには何が必要かさえ知らないのです。そして、その中にはそこまで小さくない子供も含まれ、成長しても小さい頃と同じような態度や行動をとります。一体どうなっているのでしょうか?

自分の子どもには同じような経験をしてほしくない…

最近の一部の親は子供に仕事を押し付けません。彼らにとって努力や困難は子どもにとって最悪なものだと考え、やらせない方が簡単だと思っているのです。このような親は人生を理想化しています。カラフルでエデンのような楽園で自分の子どもが問題なく育ってほしいのです。

裸の母と子

そして、彼らは自分の家に「何でも揃ったリゾート」のようなものを築いてしまっているのです。全ての揃った部屋で、子供たちは他の人のものはおろか、自分の持ち物の世話すらしません。誰かにやらせて、温かいご飯も柔らかいベッドと布団も与えられてしまうのです。そして、これが甘やかされた子どもを生み出します。

それだけでは終わらず、彼らはいつでも欲しいものがあれば「頼む」よう教えられます。この「頼む」という行為は、子供が最もよく慣れた行為です。彼らが何かを欲しい時には、頼めさえすればいいのです。そして、親は「子どもの自尊心が向上するかもしれないのになんで自分は彼らに最新のスマホを与えてあげないんだろう?」や、「ホームレスに見られたくないし、良い服を買ってあげよう」と思うのです。

「自分の子どもには同じような経験をしてほしくない」というのは、多くの親が思うことですが、これは結局崩壊に繋がります。おそらく、これは子どもの制限を無くすことで、今まで抱えていた自分の問題を解決しようとする一種の方法なのかもしれません。しかし、愛だけで子どもを教育するのは間違っています。子どもは達成することと怠惰にならない方法を学ぶ必要があるのです。

誰が誰の責任なのか?

多くの親が甘やかされた子どもを怖がっています。そして、西洋の多くの国で、子どもが親に暴力を振るうことが増えたこともあり、彼らの恐怖は正当化されていくのです。一般的にその割合は1割を超えていると言われており、多くの子どもが親を身体的に、そして精神的に罰しているのです。これは、社会の大部分が「手に負えない子ども」に痛めつけられていると言っても過言ではないでしょう。

母に抱きつく子ども

また、多くの親が子どもと相談なしに決断をしたがりません。質問をする、相談をする、または、子供の許可を得ているのです。休暇などで、自分の両親を訪ねようとしますが、子供が嫌がるかもしれないので、その問題を避ける為にまず子どもに尋ねるのです。そこには、子供の反応という恐怖と、彼らが起こすかもしれないダメージが存在しています。

甘やかされた子どもを生み出す

このような子育てをすると、無能な人間が出来上がってしまいます。それだけでなく、甘やかされた子どもは、怠け者になり、寛容的でもなく、自分中心的な人間になってしまい、自分にも他人にも利益を与えない存在になります。それは、決して両親が求めている種類の人間ではありません。

私達の祖父母やその上の世代の人達は、ベルトなどを使って「おしおき」をしていました。しかし、責任感のある大人に教育するために軍隊のようになる必要はありません。実際に、寛容になるより、厳しく非難を浴びせる方が、子どもの誠実さを奪ってしまうのです。

決断をしなければいけないのは、父か母のどちらかです。親は子どもに家庭での仕事や責任を与え、「もし」、や「でも」という言葉は忘れましょう。虐待をする親は子どもを弱くしてしまいます。寛容で従順な親は子供に無駄なことを教育してしまいます。弱い親は甘やかされた子どもに対処しなければいけません。しかし、愛情と共に子どもと良い関係を築き、維持する方法を知っている親は、強い子ども生み出すのです。

男の子白黒