恋に落ちるってどういうこと?

19 3月, 2020
誰もが恋をしたことがあるでしょう。その時の感情は本当に素敵なものです。ただ、それが相互的でない場合は苦しむこともあります。今回の記事では、最もよく発表されている研究を使い、恋に落ちた時、体内で何が起こっているかを解説します。

恋とは、惹きつけられることから生まれる喜び、充足、満足の感情が特徴の精神状態です。この期間、人の意識はある程度変化し、後に後悔するような決断をすることもあるほど体に影響を与えます。では、この恋に落ちている状態はいつまで続くのでしょうか?

恋に落ちる前に、人はまず相手に性的魅力を感じます。相手により放たれるフェロモンと呼ばれる物質に反応して脳のある領域が活発化され、相手を欲するようになります。また、自分の体に生物学的な変化を感じます。

恋に落ちる

 

性的魅力

あなたを惹きつける刺激(相手やその人が側にいたらという思い)があると、体はある物質を分泌します。それが、テストステロンやエストロゲンで、これらの量が増えることで欲求は高まります。この欲求により、さらにアドレナリン、グルコース、フェネチルアミンが増加します

これらの神経伝達物質は、性的魅力を感じると体内で活性化され、心拍を上げ、発汗し、性的反応やそれに伴う快楽のために体を整えます

専門家によっては、このコントロール不能な欲求を感じるのは、約2年間だと言う人もいます。この期間に欲求と関連するホルモンが下がっていきます。そして、その間愛のホルモンと呼ばれるオキシトシンという別のホルモンが増加します

 

恋に落ちるということ

恋をすると、青ざめたり赤くなったり、神経が過敏になっていると感じることがあります。これに加え、不快感を抱いたり、どもり始めたり、また感情のコントロールを失うこともあります。なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

恋に落ちるということは中毒と似ているところが多くあると、多数の研究で示されています。例えば、禁断症状や奔放性などが共通しています。

神経生物学

誰かを欲する時、体をセックスに備えるために神経系が内分泌系を活発化させます。しかし相手がその場にいない場合、欲求が満たされず、欲望は抑えられます。

体内ではフェネチルアミン、バソプレシンなどのホルモンが増加し、脳の前頭前野が衝動を抑え、また、エンドルフィンが分泌されるまでの間ドーパミンが多量に生成されます

この過程により、ドーパミン経路など体内の様々な部位でバランスが崩れます。また、欲求が満たされないことにより、セロトニン値が低下します。さらに活動への興味が薄れ、不眠症、食欲低下、集中力の低下などが起こります。

また、アセチルコリンの増加は、相手に対する強迫的な、繰り返される思いにつながります。これは何度も写真を見たり、メッセージが届いていないか確認するなど、強迫的な行動に表れます

オキシトシン

オキシトシンは、脳の視床下部で生成されるホルモンです男性も女性もオキシトシンを生成しますが、女性の方が値が高く、オーガズム、出産、母乳を与える時に増加します。

人だけでなく、その他の動物においてもオキシトシンと愛着には関係性があります。オキシトシンが多いほど、人間も動物も保護的になります。

こうなると、魅力と共に、優しさや愛着も生まれます。長い間一緒にいたいと感じ、相手のことを心で追い、自分の気持ちを相手に受け止めてほしいと感じ始めます。そしてお互いがそのように感じていれば、ただ一緒にいるだけで強い感情を感じることになるでしょう。

恋に落ちる

 

恋はいつまで続く?

夢中になっている状態のすべてのプロセスを考慮すると、恋が続くのは数週間から1年の短期間だと推定されます。また興味深いことに、夢中になる期間と年齢には関連性があるようなのです。若ければ若いほど夢中の状態は長く続きませんが、その程度が強烈になります。

そうは言っても、夢中になっている期間は延ばすこともできます。この状態が、性的欲求、ポジティブな愛着やケアから成っていることを考えると、これらをできるだけ長く続けようと努力することが大切です

そして、より構築された愛のフェーズに到達したからといって、初めに感じていた強い性的感情がなくなり、反応が薄くなるわけではありません。

恋に落ちるというのは、強い性的魅力と体の崩れたバランスの組み合わせです。相手と会う機会が増えると、より親密な絆を結ぶことができるようになります。そして相手をより深く知り、もっと一緒にいたいか、そうでないか考えるようになります。

初期の性的魅力は身体的愛着から成っており、その結果私達は恋に落ちます。このステージを過ぎると、次に進む機会が与えられます。そして、相手が自分に合った価値観や性格を持っていると思う時、愛の絆の花が咲き始めると専門家は言います。

  • Pinto, B. (2002). La psicología del amor. Departamento de Psicología de la Universidad Católica Boliviana “San Pablo”