「ママ・シェイミング」本物のママは悪いママ?

2019年4月5日

ストレス、時間がない、責任、叱責、他の人の意見…これらは多くの女性が自分は悪い母親だと思ってしまう理由です。そしてこの現象を人々は「ママ・シェイミング」と呼んでいます。

作家のジル・チャーチルは、「完璧な母親になることは不可能だが、いい母親になる方法は何万通りもある。」と言っています。しかし、それでも完璧を目指す女性はいます。それは外部的なプレッシャーであろうと内部的なものであろうと、よくある考えではありますが間違っています。

「ママ・シェイミング」は現実に起こっていると研究が証明

残念ながら、完璧な母親になるという幻想は、結局子どもにも伝わってしまいます。この批判的な態度は、子どもの発達よりも子どもを不安にするネガティブな環境を作り出してしまいます。

「ママ・シェイミング」とは

そしてこの発展したテクノロジー、インターネット、SNSの時代、非建設的な批判は取り去るのが難しいものです。残念ながら、それは母親に悪影響を与えてしまいます。そのため、ミシガン大学が重要な研究を行いました。それはSNSで簡単に起こる、周りからの批判についての研究です。

この研究が明らかにした現実は思わしくないものでした。その結果によると、3人に1人の母親が、なんらかの批判に影響されているそうです。他の人から文字あるいは言葉で恥をかかされていると感じているというのです。

批判についての真実

非生産的でがっかりするような真実が、この研究から見えてきました。例えば、調査を受けた母親の半数以上が、近しい家族から批判や役に立たないアドバイスを受けたことがあると答えたのです。

最悪だったのは、それぞれのコメント、批判がママたちに重くのしかかっているということです。そういったものが自分の母親としての役割について不安を感じさせているのです。言い換えれば、全ての批判(多くの場合何気ないものや不当なもの)が多くの女性を不安にし、恥をかかせているということです。

悩む女性

その結果、親になるための「正しい道」を探すようになります。人々は母親が子どもをしつける方法を批判します。他にも子どもの食事、または子どもにおっぱいを与える方法さえも批判の対象になります。

基本的に、人々は常に母親の能力を疑問視しているのです。それがときどきなら問題ないでしょう。しかし、それが毎日起こると、ゆっくりと母親の自信を奪っていってしまうのです。それが母親としての役割、子どもや大切な人、まわりとの関係にも影響するということが証明されています。

「母親の腕は優しさでできており、子どもはその中でやすらかに眠る。」
―ヴィクトル・ユーゴー―

「ママ・シェイミング」は間違い。あなたは悪い母親ではないのだから

こういったことすべてにかかわらず、「ママ・シェイミング」は決して本物ではありません。恥の感情は正しくないからです。それは悪い習慣の結果でしかないのです。

母親のほとんどが抱えている問題は、実質的にやることすべてが批判されているということです。自然分娩ではなく帝王切開をしたこと、十分長い間母乳を与えなかったこと、産後うつになったこと、自分の気持ちの処理の仕方、子どもと家にいないで働きに出たこと、携帯を見すぎ(あるいは見なさすぎ)なこと、テレビを観すぎなことなどなど…

常に批判を受けるお母さん

クリント・イーストウッドが言ったように(言葉が汚いのには勘弁を)、「人の意見はまるでケツの穴のようなものだ。誰もがみんな持っている。」それでも、このタイプのプレッシャーからお母さんが解放されることは容易ではありません。実際、このプレッシャーは最も身近なところから来ていることが多いからです。それにより、悪い状況から抜け出すことがさらに難しくなっています。

「人生の中で、自分の母親より大きな優しさと寛大さを見つけることは決してないだろう。」
―オノレ・ド・バルザック―

終わりに、作家のジル・チャーチルを再び引用します。最も大事なことは、完璧な母親になることではなく、本物の母親になることなのです。良き母、愛情深く優しい母です。ですので、あなたが子どものことを愛し、できる限りを注いでいるならば、なぜ他の人の意見に耳を傾ける必要があるでしょうか。「いいお母さんになる」ためのマニュアルはありませんが、愛があればいいのです。