問題解決を助けるストラテジー

2017年9月29日 in 心理学 0 シェア済み
星をまくランタン

アルベルト・アインシュタインは耳を傾けるに値する人でした。幸運なことに、彼は私たちに素晴らしい教えを残してくれました。例えば、次のような格言です。「問題を生み出した時に使ったのと同じ考えを使っていては、問題は解けない。」この論理に従って、自らに問いかけてみましょう。あなたは自分の問題を解決する時、どんな戦略を使いますか?

様々な可能性の中で、人は二つの頼れる、またはそう思われる戦略を使う傾向にあります。まずは、戦略的問題解決方法についてお話し、それから失われた鍵の矛盾についてお話したいと思います。みなさん、準備は整いましたか?

問題を解決するにはどんな戦略を使うべきなのか

うまく問題に対処することは学習につながります。失敗は偉大な教師とはよく言いますが、うまく対処することも偉大な教師と言えます。解決法が見つかると、問題が解決されることに加え、その途中で大切な何かを学ぶことでしょう。

頭を抱える女性

戦略的問題解決法を使った問題への臨み方

戦略的問題解決法はどの分野でも異なるレベルの難しさに応じて応用できるモデルです。実際に使うにはまず、定義、目的、対面の3つの基本ステップを知らなければいけません。

定義

最初のステップは定義です。解決を求める前に、今直面している問題が一体何なのかを正確に知らなければいけません。問題の性質を知る必要があるのです。

問題を定義する一つの方法は、自らに問いかけることです。その問題は何から成り立っているのか、どこにあるのか、いつ浮上したのか、誰のせいといえるのか、なぜどのようにして起きたのか・・・。つまり、問題の各詳細を認識するのにある程度時間を費やすことが良いのです。

「もし問題を解決するのに1時間あったとしたら、そのうち55分は問題について考え、残りの5分は解決法について考える。」

―アルベルト・アインシュタイン

目的

問題が定義されたら、目的が何なのかを見極めなければいけません。解決の糸口を探さずに絶えず文句を言うのではなく、結果として何が欲しいのかを自分に問いかけましょう。例えば、6か月後に仕事の面接があって、会社があなたにある程度の外国語を知っていてほしいことが分かっている場合、あなたの目標は会社が求めているレベルになるでしょう。後にその言語が好きなことが分かってもっと学びたくなるかもしれませんが、最初の目的は求められているレベルです。

問題を見てみて、その問題を脅威ではなく、課題としてイメージしましょう。そのように見ることでやる気が起こり、ストレスがぐっと減って、より深い満足感が得られるでしょう。

ひらめく男女

対面

抱えている問題を完全に把握したら、解決への戦略を練る時です。問題の規模と目的は分かっていますから、今度は手段を考えます。

つまり、問題を乗り越え、目標を達成するにはどの戦略がいいのかを考えなければいけないのです。以下はいくつかのテクニックです。

  • 問題の限界まで挑戦する。時に物事は改善する前に悪化したりします。嵐の後はいつも穏やかとも言います。きっと、問題に限界まで挑戦し、どん底まで落ちることで、勢いをつけられるかもしれません。例えば、火事が起こった時には、最悪の代償を払ってまで取りに戻るに値するものはないことが多いです。その場合、火を消してくれる消防隊員が来るのを辛抱強く待って、その後、ゼロからスタートできるように全て葬り去ってしまうのです。

  • 逆算計画。もう一つの戦略は解決から逆算して取り組む方法です。つまり、全てが解決したと想定して、どのようにしてそこまで辿り着いたかを調べ、それからその前のステップも調べる、などといった風にです。いわばビデオテープを巻き戻して、戦略が紐解かれる様子を見るような感じです。例えば、数学者は証明する時にこの戦略をよく使用しています。彼らは証明しようとしているところから始めて、既に論証したところに辿り着けるかを見るのです。

  • 問題のはるか先を見る。そうするためには、自分の理想の生活をイメージし、頭の中に映し出さなければいけません。そうすることで、不確かな状況を乗り越え自由となれる強さとやる気を見つけ、最高の解決法を目にすることができるでしょう。

失われた鍵

この問題解決法は、The Situation Is Hopeless But Not Serious (The Pursuit of Unhappiness)と題された本から来たものです。この本の著者であるポール・ワツラウィックは、巧妙さとユーモアをもって、私達が一度はどこかで犯しがちな過ちの存在を認めています。

「失われた鍵」では、著者が街灯の下で鍵を探す酔っ払いの男の話について書いています。警察が彼を見つけて、一緒になって鍵を探しますが、しばらくして警察が酔っ払いの男に鍵を失くしたのは確かにそこなのかと尋ねます。そう尋ねられて、酔っ払いの男は「いや、失くしたのはここよりずっと前だけど、あそこは暗すぎる」と答えます。

問題を分析する時、適切な場所で解決法を探しているかどうか分かっているべきです。私達もよく「街灯」によって盲目的になってしまい、混乱していることがあります。きっとある時は街灯も便利でとても役に立ったのでしょうが、だからと言ってそれがずっと役に立つとは限りません。

迷路の森

しかし、脳は自然とそのように働くのです。脳は過去に役立った資料を探して脳内アーカイブを探し回るのです。ですから単純な問題として捉えるのではなく、正しく分析し、最高の解決法を見出すことが大切なのです。なぜなら、どれだけ経験が豊富であっても、常に解決法を知っていたり、手元に解決法があるわけではないからです。

今、あなたは問題に向き合うのに使用可能な新しいツールを手にしています。しかし、覚えておいてください。もしナイフを持っている人がそのナイフを使わなければ、ナイフの意味がありません。今こそあなたが、知識や賢さ、前向きさを駆使し、このツールを実践する番なのです。

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