問題解決療法:意思決定の科学的方法

2017年9月16日 in 心理学 0 シェア済み
分かれ道に立つ男性

子供の頃の算数から大人になってから毎日起こる小さな悩みまで、生きているとあらゆる問題が次から次へと押し寄せてきます。

子供の頃の算数は、それを教えてくれる先生がいました。ですが生活の中で起きる問題はどうでしょう? これには問題を解決する公式などがありませんよね? でも落ち込んではいけません! そこに答えを導き出す方法がないとしても、問題解決テクニックを使えば、ベストな選択をすることが出来るようになります。

問題解決療法ってなに?

対立や衝突は辛いものですが、生きていれば誰でも一度は経験するものです。人間には問題を解決する能力が備わっていますが、中にはその能力が飛び抜けて優れている人もいます。これはどういうことでしょうか?

つまりこの能力は発達させることが出来るという事なのです。1971年にディズリラとゴールドフリードによって問題解決療法が開発されました。

の手法は、それがどういった問題なのか、代わりになる解決策は何か、その中でも最も効率的な物は何かといった解決の過程を容易にしましたネガティブな感情をコントロールし処理する方法を確立したのです。

窓の外を眺める女性

以下に挙げた5つのステップに沿って解決してみてください。過程は長いですが、時間をかける価値はあります。

・問題の方向付けをする

・問題を明確化する

・解決法の選択肢を作る

・決定する

・実行と確認

フェーズ1.問題の方向付けをする

実際に問題を解決する前にするべき最初のステップは、衝突や対立、もしくは解決能力に対してポジティブな気持ちで関わる事です。自分には問題を解決する力があるのだという自己効率を信じ、不安定な気持ちなど否定的な感情を排除すべきです。

また、問題の見方を変えていくことも大切です。それについてネガティブに考えず、自分という人間を成長させるチャンスだと受け止めるのです。前者は問題解決をより難しいものにし、後者は問題解決能力の改善につながります。

これらに加えて、実行する前に立ち止り思考を一度停止させることが出来るようにならなければなりません。そうすることでこの過程のフェーズ1を完了することが出来ます。なぜなら衝動的に動くとミスを犯しやすいからです。

フェーズ2.問題を明確化する

そこにある問題を受け入れることが出来れば、その適切な解決法を探るステップへと進むことが出来ます。ここでは問題を明確化することが目的です。具体化することで、解決への長い道のりを進む心構えが出来るので、これはとても大事なステップなのです。

問題に関する情報を集め、正確に具体的に描写すると良いでしょう。事実をしっかりと確認してください。

また、なぜその問題が起きたのかを明らかにする事も必要です。この問題が起きた意味をしっかりと理解することが、今後の個人的、社会的生活をより過ごしやすくするカギとなります。全ての問題が必ず解決するわけではありません。現実味のある解決、ゴールを定めましょう。問題を細かく砕いて、解決しやすい部分から解決していく方法もあります。

フェーズ3.解決法の選択肢を作る

前の2つのフェーズを経て、これから対峙する問題を正確に把握したら、出来るだけ多くの解決法を考えてみましょう。難しいかも知れませんが、時間をかけてじっくりと考えてみてください。

選択肢が多ければ多いほど、問題と対峙するためのよりよい方法が見つかります。このフェーズでは解決法に良し悪しを決めてはいけません。思ったままに並べていけばよいのです。良し悪しを考えると想像力を阻害してしまいます。

4つのドア

フェーズ4.決定する

フェーズ3で考えた数々の選択肢を吟味してどれを実行すべきか決めましょう。選択肢の中で最も適切と思われるものを選ぶのです。

どうやって決めればよいのでしょうか? 1つの解決法、もしくはいくつかを組み合わせた解決法を長い目、短い目で見た時の労力や利点を考慮して、どれが一番良い結果を生むか考えてみてください。以下の4つの事をベースに考えてみましょう。

問題の解決:解決出来る確率

感情の安定:安定した感情を得られるか

時間/労力:必要な時間と労力がどのくらいかかるのか

個人的、社会的生活の安定:望ましい労力と利益か

これらを考慮した結果から、問題が解決し得るかどうか、更に情報が必要かどうか、そしてどれを選ぶのかを考えなければなりません。もしどれもダメだと思われたなら、また前のフェーズに一度戻って考え直す必要があります。

フェーズ5.実行と確認

解決法を見つけたのなら、後はする事は決まっていますよね? 実行するのです! 正しい解決法であったかどうかを知る唯一の方法です。実行したら、予測した通りの結果になったかどうか客観的に判断しましょう。もし思っていた結果と違ったなら、この不一致の原因がどこにあったかを探ってみてください。

問題を上手く解決出来た時は、自分へのご褒美を忘れないでください。次から次へと問題ばかりに向き合い、そこに問題がない時はそれを探るような行動を取る人もいます。これはストレスの海へ自分自身を投げ込むような行為です。

ヒマワリを顔に掲げて笑う女性

ただ問題についてばかり考え続けたり、実行することのないまま解決法ばかりを考えるような事はしないでください。これは不安障害や鬱病を引き起こす原因となったりします。

例えリスクを背負う事になったとしても、決断をし、前へ進まなければなりません。失敗してもいいのです! 完璧な人などいません。何もせずじっと考えてばかりいるより、間違った判断でも行動する方がずっと良いのです。ここでお伝えしたやり方を元に、あなたの生活に起きる問題解決にもどんどん挑戦していきましょう。

画像:ライアン・マクガイア氏のご好意により使わせていただいています。

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