「もう歳だから...」はただの言い訳

「もう歳だから...」はただの言い訳

最後の更新: 27 2月, 2023

何かを始めるのに年齢制限はありません。もういい歳だから...と夢を持たないのは間違っています。多くの人は、20代では色々なことに挑戦し自分を成長させ、30代では安定できる生活の基盤を作り、40代では落ち着いた人生を手に入れるべきだと考えているでしょう。でも、この社会が作り出したガイドラインに従う必要は全くありません!

間違った信念が私たちを制限してしまいます。その信念が私たちに壁を作り、言い訳をさせて、人生における様々なチャンスや可能性を無視して、行動を起こすのを難しくさせます。歳を重ねていくと、本当に幸せになるために行動をするのが遅すぎるように感じてしまうのです。

歳を取ることは世界の終わりではありません。あなたの夢を叶えるのに時間制限はありません。あるとしたら、それはあなたの心の中にだけです。

高齢者にも素敵な未来が待っている

素敵な未来は、若い人たちだけのものではありません。どんなに歳を取っても、私たちは成長し、学び続けることができるのです。年齢はただの数字だ、と気づかせてくれる高齢者がたくさんいます。年齢を重ねている人たちは、忍耐することのメリットをよく知っていて、誰よりも自分のゴールに向かって努力しています。

一つの素晴らしい例は、長い人生を書くことに費やした作家、ハリー・バーンスタインでしょう。彼は、自分の小説が世間から何度も拒絶されても決して諦めませんでした。彼は、書くことが大好きで大きな情熱を持っていました。96歳の時、ついに彼の夢が実現します。彼が新しく書き上げた本「目に見えない壁:バリアを壊す恋愛の物語」が出版されたのです。

彼は、どれだけ拒絶されても落ち込むことはありませんでした。書くことが彼自身を満たす唯一の方法だったのでしょう。あなたは拒絶されて諦めたことが今までに何回ありますか? 歳を重ねている人たちには、拒絶されることは、自分がどれだけそれに時間を使い、努力し情熱を注いでいるかを知る単なるテストの一つだと考えています。実は、子供たちもこのように考えています。彼らは、一回「ダメ」と言われても、なかなか諦めませんよね。初めの「ノー」は交渉の始まりに過ぎないと思っているからです。

“「君にはできない」なんて誰にも言わせるな。(父親である)俺でさえもだ。夢があるなら、それを守るんだ。自分にできない者が人の足を引っ張る。何か欲しかったら、それをつかみ取る。それだけだ。”

-映画「幸せのちから」

時間は過ぎていくかもしれませんが、夢を実現させる機会は過ぎ去りません。年齢については、まだまだ偏見があるのは事実です。この服を着るには老けすぎているとか、スケートボードに乗るべきじゃないとか、馬鹿げた批判などもたくさんあります。これは、最初にお伝えした社会的な人生のガイドラインが私たちの頭の中に根強く存在するからです。

遅すぎるなんてことはない

アメリカの大学には、10代に混じって授業を受けている高齢者が多くいます。若い頃に受けられなかった教育を受けてもらおうと、高齢者を受け入れ始めた大学もたくさんあります。でも、彼らはレッスン内容を記憶しておくのに苦労するのではないでしょうか?

 

勉強するのが嫌いな学生や授業中集中していない学生は、高齢者と同じように記憶するのが難しくなります。学習に重要なのは年齢ではなく、態度と意志です。今から成功した有名な高齢者たちを例としてご紹介しましょう。

  • サミュエル・L・ジャクソン(俳優):39歳を前にして、やっと小さな役を得ます。映画「ジャングル・フィーバー」での評価が、彼を業界での今の位置に持ち上げました。
  • ヘンリー・フォード(フォード・モーターの創設者):革命的なT型フォードを作り出したのは、彼が45歳の時です。
  • チャールズ・ダーウィン(自然科学者):社会関係には全く興味を示さず、自身の情熱にのみ専念していました。50歳の時に発表された著書「種の起源」は科学界を永遠に変えることになります。
  • ジュリア・チャイルド(シェフ):元々は広告業界に勤めていましたが、50歳で初めての料理本を書くことを決意します。これが、シェフとしての彼女の偉大なキャリアの先駆けでした。
  • レイ・クロック(ビジネスマン):52歳でマクドナルドの買収を勧められるまで、シェイクメーカーを発売していました。レイは、マクドナルドを世界最大のファーストフードチェーンに成長させます。
  • アンナ・メアリー・ロバトソン・モーセ(画家):「モーセおばあちゃん」と呼ばれている彼女は、78歳の時に画家としてのキャリアをスタートさせました。彼女の一つの作品は、120万ドルで売られました。

自分の好きなことをするのに遅すぎるなんてことはないのです。失敗したとしても失うものはないはずです。

50歳の時に、素晴らしいアイデアが頭に浮かんでくるかも知れません。もしかしたら、70歳になった時かもしれません。成功に有効期限はなく、キャリアを始めたり、新しいことを学んだり、夢を叶えるのに遅すぎることもありません。歳を重ねていても、できること、達成できることに限界はないのです。歳は、新しいことにチャレンジするのが怖い人たちの言い訳の一つでしかありません。

 


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。