ネガティブ思考と闘う心の柔術

18 12月, 2019
ここでは、心の柔術についてお話します。ぜひ、お読みください!

柔術は柔軟性の武術として知られ、ネガティブな内なる対話や自尊心、健康を妨げる思考との闘いに適用できます。

心の柔術により、ネガティブで意味のない思考を検出し内省します。私達の多くは、自分の潜在能力を蝕み、疲労を生む内なる対話と向き合っています。そのため、ぜひこのシンプルなストラテジーを使ってみましょう。この興味深い方法を使えば、心の戦争を減らすことができるかもしれません。

マーク・トウェインは、ユーモアを交えたユニークな言い方で、心は大きなものであると語っています。自分の敵であることをやめるために、彼は大変な闘いをいくつもしなければならなかったためです。この理論には、多くの真実があります。人は、いつもいい方向に働くとは限らない心の理論の永遠の捕虜です

生い茂った心の庭には、「できない」「しなきゃいけない」「こうしたとしたら、こう言ったとしたら、人はどう思うだろう」などというフレーズがあふれています。自分の庭の中で、このような思考を不活化させたり壊すことは難しく、こういった思考はまるで雑草のようです。

その理由はとてもシンプルです。それらがいつもあなたと一緒にあるためです。ネガティブな内なる対話は、力を使い過ぎた嫌な旅の連れのようです。ですが、ここから自由になることは可能です。このシンプルなテクニックで、絶対必要なタスクをこなすことができます。

「あなたは貧しく、破れた靴を履いているかもしれないが、あなたの心はお城のようである」

-フランク・マコート-

ネガティブ思考 心の柔術

 

ネガティブな内なる対話を不活化させる心の柔術ストラテジー

柔術は日本の武術で、様々な攻撃や防御ストラテジーを使います。どんな武器をも使わないことを目的としています。日本の武士は、武装した侍と闘うためにこれらのテクニックを使いました。

また、もっともこれは効果的な武術のひとつだとも言われています。不必要な暴力や過激な暴力を使わず、敵を降伏させることが目的です。そのため、柔術はしなやかさや柔軟性の武術としても知られています。

このアプローチはネガティブな内なる対話と向き合うのに有効です。心の柔術は次の3つから成り立っています:

1.より穏やかな心、自己排斥の軽減

瞑想や柔術を定期的に行うことで負の感情が軽減され、より穏やかに、より集中できるようになります。

心の柔術の目的のひとつに、内なるバランスをとることがあります。自己排斥、自己批判、典型的な「自分にはできない」「自分には向いていない」という「攻撃的」でネガティブな思考を減らすことが、バランスをとることのねらいです。

ここで考慮すべきことがひとつあります。ミシガン大学で研究を行ったジェイソン・モーザー教授によると、ネガティブな内なる対話をコントロ―ルしようとする時、私達は第三者を使う必要があります。

心が疲れやすいこの世界では、自分と主観的に話しがちです。そこで第三者を使うことにより、もう一人の声が登場します。この声により物事は変化し、人生に対する印象が変わります。

「落ち着いて、集中して」「自分を疑わず、批判しないで」「自分のすることをもっと評価して」などのフレーズが有効です。

 

2.心の柔術:意味のないものを動けなくする

武術では人を傷つけたり倒したりはしません。ただ、自分に対し攻撃的にならないよう、動けないようにします。同様に、心の柔術でもこのストラテジーは有効です。精神的型とも言うことができます。

まず、与えられたどのような状況でも意味をなさない思考を検出する必要があります。

例えば、自己批判しすぎることがあります。間違ったことをしたことに気づき、もっと自分をよくしようとする時、自分を批評することが必要な場合もあります。あるいは、単に批判の声が継続的で、強迫的に近いこともあります。

この場合、心の柔術を適用し、それを動かなくし、主導権を握り、絶え間のないネガティブな活動を止める必要があります。次のフレーズが使えます。「今じゃない。私をけなし、疑いすぎている。もう批判しないで。必要で、意味を成す時だけ、批判して。私が成長し、学習するのを助けてくれる批評だけは受け入れる」と。

心の柔術

 

3.自分を傷つける思考を壊す

3つ目の柔術ストラテジーは少し激しいものです。ねらいははっきりとしており、意味のない理由付けを壊すことです。あなたを動けなくする考えを壊し、あなたを傷つけ、精神的に成熟する能力を弱めるものすべてを捨て、幸せで自由になることが必要です。ネガティブな思考はどのように壊せるでしょうか?ガイドラインは次の通りです。

  • 健康に影響する害のある思考を検出する
  • それらと向き合う。「どうせ受からないから、その面接は受けない方がいい」などのフレーズを次のように変えましょう 。「自分が受からない理由が本当にある?」「やってみたら?」「恐怖や不安にとらわれ、家にいるのと、努力するのとでは、どっちがいい?」
  • 捨てる。壊す。入れ替える。面接に行かない方がいいという考えには、意味がありません。そのため、自分の思考を乗っ取られてはいけません。その代わり、次のものに変えましょう。「面接に行って、がんばる。自分はできると信じる。自分のしたことを誇りに思おう。」

お分かりいただけたように、これらのストラテジーを毎日取り入れると、心の柔術は非常に有効です。より健康的で、自信のある姿勢を持ち、不合理な思考からの解放のために時間と労力を使うことで、より幸せで健康的な人生の展望をもつことができるでしょう。

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