脳を鍛えるニューロビクス

2020年4月19日
ニューロビクスとは、頭の回転と柔軟性を鍛える脳の運動の一種です。自動的あるいは習慣的になっている頭の働きを止め、眠っている脳の領域を呼び覚まし、脳の力を鍛えます。

現代社会では、見た目が非常に重要視されています。そのため、多くの人がスリムな体型やメリハリのある体になろうと執拗に努力しています。しかし、脳を鍛えることに関して気にしている人はあまりいません。さて、脳を健康に保つ方法があるのでしょうか? 答えはイエスです。今日は脳を鍛えるニューロビクスについて学びましょう。

自分の体や外見をケアすることは良いことですが、脳も筋肉であり、運動が必要だということを忘れてはいけません。脳は単なる体の一部ではなく、非常に重要な活動システムです。そこで、脳を健康に保つニューロビクスを試してもらいたいのです。

ニューロビクスでは、あなたのニーズに合わせたエクササイズを適用することが可能です。こうすることにより、年齢に合わせて精神機能を高めることができます。そしてこのエクササイズは、子どもから大人まで幅広い人向けにあります

「誰しも、望むのであれば、自分の脳を彫刻することができる」

-サンティアゴ・ラモン・イ・カハール-

脳を鍛える ニューロビクス

 

ニューロビクスとは?

ニューロビクスとは、精神、脳、神経の運動であり、精神的パフォーマンスを高めるエクササイズ、問題、パズルなどから成ります。ノースカロライナ州ダーラムにあるデューク大学の神経生物学者ローレンス・カッツと マニング・ルービンが、この概念を生み出しました。

2人は、ニューロビクスを脳の筋肉群のエクササイズプログラムとし、そのためにはルーティンを変化させる刺激と、長期的な最適化されたメンタルヘルスを維持するエクササイズを使った刺激が必要だと言います。

カッツとルービン(1999) によると、ニューロビクスは、ロジックパズルやクイズ、独立した問題などの一般的な脳のエクササイズとは大きく異なります。

ニューロビクスでは、脳が処理する様々な自然な方法を発展させ豊かにするために、感覚器すべてを使います。こうすることにより、異なるタイプの情報間に新たな繋がりを作ることができます。このタイプの脳エクササイズの中心となるのは、故意に新たな連合パターンを作ることです。

ニューロビクス

 

エクササイズの形

ニューロビクスには、ミエリンを刺激して学習しやすくするため、大脳半球、体の動き、すべての感覚器、特に目の使用が含まれます。

またニューロビクスには、体の緊張やストレスを軽減させるため、脳と体の伝達を助ける、人の身体状態を向上させる、運動の質を維持する、精神的能力や認知能力を高めるなどの目的もあります。

そして、エクササイズにはさまざまな種類があります。クリエイティブになればなるほど、可能性の幅が広がります。では、ニューロビクスのエクササイズをいくつかご紹介しましょう。

  • 数独を使い、時間を計測し、自分の進度を記録する
  • 新しい言葉を勉強し、会話の中に取り入れる
  • 腕時計を上下逆につける
  • 鏡に映った時計を正しく読む
  • 家の中を後ろ向きで歩く(怪我しないように!)
  • 利き手と反対の手で歯を磨いたり、髪をとかす
  • 画像を上下逆にし、細かく観察する
  • 利き手と反対の手で携帯電話を使う
  • 目をつぶり、服を着る
  • 職場、家、学校へ行く道を変える

これらをまとめると、ルーティンや自動的に行っている行動を変化させると、脳の働きが活性化されると言うことができます。

 

ニューロビクスの利点

長い間、神経接続ができるのは幼少期のみだと考えられていました。しかし、何歳になっても新たな構造や接続が生成され、脳は必要な感覚を配分したり、処理するということが、カッツの研究により分かっています。これらのエクサイズにより、次のようなことが可能になります。

  • 新しい日常的な活動に挑戦することにより、脳の新たな接続(シナプス)が形成される
  • 感覚のネットワークを使い、神経網の再生や生成を刺激する
  • ニューロトロフィンや神経の生存に役立つ分子の生成を促す
  • 脳のエクササイズにより脳全体や体を使い、バランスが整い、集中力、思考、記憶、創造力、聴力、注意力、知覚が高まる

また、学習能力や姿勢を高め、運動障害、行動問題、話す力、書く力、多動などの治療や予防に役立ちます (オレリャナ、 2010)。

ニューロビクスの提案により、脳の新たな構成や接続の発達が可能になっています。同時に、神経生物学的テクニックを使うことにより、アルツハイマー病、うつ病、パーキンソン病など様々な神経変性疾患の表出の予防にもつながります。

Aguirre Vargas, I. (2012). Gimnasia cerebral para niños de 4 a 5 años como instrumento de estimulación de las capacidades (Bachelor’s thesis, Universidad del Azuay).

Díaz Bravo, L. E., & Chapoñan Guivar, K. (2017). Propuesta de estrategias basada en Gimnasia Cerebral para potenciar procesos de atención en estudiantes del nivel inicial, Chiclayo 2014.

Novoa López, MH (2018). Diseño y aplicación de un programa para el desarrollo de la creatividad y la influencia en la calidad de los resultados académicos 2018.

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