恋愛にまつわる驚くべき5つの科学的事実

30 10月, 2020
恋愛に関する科学的データの中には、映画や文学の中で描かれているような魔術的側面とは対立する事実がたくさん含まれています。本日の記事では、恋愛にまつわる驚くべき5つの科学的事実についてお話ししていきましょう。

数々の科学的研究によって、愛についての事実がどんどん解き明かされ続けています。その発見の多くは思わず驚いてしまうようなものばかりです。研究により、詩や歌のテーマに良く使われるこの感情が実は、夢や幻想といったロマンティックなものよりも、脳やホルモンの方とより深く関連しているという事実が立証されたのですから。

恋愛に関する科学的データを見れば、恋に落ちるという事象は主に物理学や化学、そして生物学に関わるものだということを思い出すことができます。もちろん、それらの要因が恋愛のすべてというわけではなく、心の中で付与される意味合いというものも存在します。また、人生に対する認識や他者との関わり方もそこから形成されていくのです。

恋愛というのは常にモチベーションや夢の源であり続けます。生活を豊かにし、自分をよりクリエイティブに、そして幸せにしてくれるのが恋愛の力です。これに加えて、恋愛に関する科学的データによりこの感情が興味深い生理学的反応を引き起こすことや、その魔力から逃れられる人などほぼ存在しないという事実が説明されています。

“真の愛というのはオバケのようなものだ、誰もがそれについて話しているのに実際にこれを目撃したことのある人はほとんどいない”

フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー

恋愛 驚くべき 科学的事実

恋愛に関する科学的事実

1. 恋とはまるで酒に酔っているかのような感覚である

「恋愛に酔っている」という言い方をする人がいますが、これはそのまま文字通りに受け取っていただいて支障ありません。2015年に『Neuroscience & Biobehavioral Reviews』誌で発表された研究が、愛するという感情はまさに「酩酊状態と類似している」ことを明らかにしたのです。

バーミンガム大学の科学者たちによって行われたこの研究では、相手に夢中になっている期間にオキシトシン、別名「愛のホルモン」の放出が高まることが示されました。この物質が身体に及ぼす効果は、アルコールを過剰に摂取した時に及ぼされるものとかなり似ているのです。

2. 愛は脳を修正できる

ハノイ工科大学(ベトナム)の科学者チームは、『Frontiers of Human Neuroscience』誌に興味深い研究内容を発表しています。この中で彼らが行なった実験には100名のボランティアが参加しましたが、そのうちの一部は最近恋人と破局し、孤独を感じている人々でした。

研究者たちはその人達の脳をMRIを用いて調べ、恋人のいる参加者たちの方がモチベーションや報酬系、社交スキルに関連する脳領域の活性が大きいことを発見しました。実は、その脳は明らかに中毒者たちの脳と似ていたそうです。

3. 愛とチョコレートには何の関係性もない

恋愛がらみの悲しみはチョコレートを食べれば忘れるのが簡単になる、という思い込みを多くの人が持っています。愛する人がいないことで脳内に及ぼされるネガティブな化学的影響を中和してくれる要素がチョコに含まれると考えているのです。そのため、失望を経験した人があらゆる形態のカカオを消費し始めるという現象が多く見られます。

しかし、恋愛に関する科学的データの一つは、この思い込みが全くの間違いであることを指し示しているのです。チョコレートにフェニルエチルアミンという相手に夢中になっている時期に生じるのと同じ物質が含まれているのは事実ですが、恋愛はこれを自然な形で生成します。この物質は消化管から摂取しても何の効果もないのです。

4. 恋とは、お腹の中で蝶が飛んでいるような感覚である

誰かを愛している人はよく、「心の底から愛している」というような言い方をします。しかし、少なくとも愛に関する科学的データに基づくと、その表現には心だけでなく「お腹」も含めるべきでしょう。英語にはドキドキする気持ちを伝える表現として「お腹の中に蝶がいる」という言い方が用いられますが、実はこの「蝶のような何か」は実在しており、愛する人を前にすると人はその存在を感じるのです。

それはまるで、「幸せな感じのする恐怖心」とでも言うようなヒリヒリとした感覚です。この感覚が生じるのは、脳と消化システムとの関連性が原因であることを科学は解き明かしました。例えば、好きな相手を目にすることでたくさんの生理学的反応が引き起こされ、お腹の中が光速でドキドキする、といった現象が起こるのです。

恋愛 科学的事実

5. 動物の一夫一婦制

厳密に言えば、こちらの事実は恋愛とは全く関係ありません。むしろ貞節に関連していると言えるでしょう。おそらくみなさんもすでにご存知の通り、動物の中には生涯たった一体の個体のみと添い遂げる種がいます。なぜでしょうか?実は、彼らが一夫一婦制を取る理由は特にロマンティックなわけではありません。

見本となる例がほとんど存在しないことが原因の場合もあれば、幼体が有害環境に非常に打たれ弱いことが関連している場合もあります。つまり、パートナーとともに過ごすことで生存確率が上がるのです。現在入手可能な情報によれば、生物の中で一夫一婦制を取る種はほんの5%のみであり、全てのケースでその目的は実用的な理由と関連しています。

それはともかくとして、愛とは素晴らしいものです。恋愛をしていると、あらゆる感覚を強烈に感じることができます。また、心の動きは増し、繊細さも高まるのです。化学的現象、物理学的現象、生物学的現象、意味論的現象など、お好きな呼び方をしていただいて構いませんが、とにかく恋愛はする価値のあるものだということです。

Orizano, A. N. L., & Zacarias, J. M. P. (2017, June). Las Neurociencias del Amor. In 6ta Jornada Científica de estudiantes-FACISAL.