世界から自分を切り離す

2019年4月7日

自分を切り離すことは、幸せへのひとつのカギです。人生で、私達は多くのことを強いられます。社会は、私達にただ何かが得意であるだけでは物足りず、最高であることを求めます。自分が何をもっているかで自分とは何かが決まります。お金持ち、大きな家、いい車、素敵な体があると、価値があるようです。社会の期待は非常に高いものです。

そのため、私達は時々逃避する必要があります。少し距離を置くことで、肩の重荷を下ろし、ペースを緩めることができます。ただ問題は、全てから自分を切り離すことは簡単ではないということです。

社会の期待はすべて、非現実的で不均衡です。これは、生産する力のみが重要だとされる利己的な社会と、増え続ける消費の結果です。多くを生産すれば、より価値が高いのです。反対に、あまり生産しなければ、価値は低くなります。とてもシンプルです。

 

ちょっと待って

ちょっと待って、と言ったことが何度あるでしょう?何度も、きっと、何百回とあるでしょう!「もう十分だ」と言いたくなる要求はたくさんあり、息を整える時間が欲しくなります。

そんな時は、全てから自分を切り離す必要があります。ただ、これは非常に難しい場合があります。父親に何か言われ、母親、友達、同僚、クラスメートが後に続きます。また、メディアも情報を浴びせてきます

「現代の世の中で、私達は朝から晩まで、果てしない活動に酷使されている。私達に、幸福や苦悩の基本的な原因を考えるエネルギーや時間は残っていない。」

-マチウ・リカール-

顔が雲の人

 

すべてが情報源であり、ほとんど全てのものに、私達は注意を払わなければなりません。あれをしろ、これをしろ。幸せになりたいなら、携帯を買った方が良い。魅力的でありたいなら、この香水を買った方が良い。自分は重要だと感じたいなら、車を持っていた方が良い。ナンバーワンでなければ、あなたは何者でもない。

テレビのコマーシャルでは、いつもきれいな家が流れています。同様に、テレビに出る人は、大きな家を持ち、本当に幸せそうです。すべてがよく見えます。こうして少しずつ、私達はこのすべてを信じ始めます

SNSも、誤った情報でいっぱいです。誰かに見てもらうために、自分が見せたい画像のみをアップロードします。どれも完璧な画像ばかりです。自分以外は皆、おとぎ話の中を生きているかのように思うようになります。さらに、自分と人とを比べ、自尊心は破壊されます。SNSを健全に使うことができないのであれば、しばらく、自分を切り離すのも良いかもしれません。

 

自分を切り離す:必要なこと

すべてから自分を切り離すことは必要なことです。また、健全な心にはこれが欠かせません。少なくとも、一日一時間、自分の時間が必要です。この時間は、自分を切り離し、何も心配することはありません。午後仕事から帰宅し、夜、この時間をとることができます。

ソファに座って休んだり、または散歩をしましょう。今この瞬間に集中します批評することなく、身の回りを観察しましょう。例えば、外に出て、車を見るのであれば、見た目が良い、かっこ悪いなどと考えないようにしましょう。人を見るのであれば、見た目が良いか悪いかを考えてはいけまん。

批評しないことは、なぜ重要なのでしょうか?批評には、ポジティブまたはネガティブな評価が入ります。この評価は、度合いの異なる様々な心の状態を生み出します。感情的バランスを整えることは、非常に重要です。何かを批評していては、穏やかでいることが非常に難しくなるのです。

心は休息を必要とします。私達は、10mの波が押し寄せる怒り狂った海のようです。そこで、平穏な海でいる方法を学ぶ必要があります。平穏な心をもっていれば、人生の異なる捉え方ができます。さらに、外的な要求は人為的なものだと気づくことができます。

ひまわりを香る女性

 

一人一人の中に

ジョン・カバット・ジンは、自分の苦悩を作り出すネガティブな思考が私達にはあると言います。時間をかけて、自分の内をみると、カバット・ジン博士が言うように、非常にネガティブな思考がみえてきます。また、その多くは、あまり深い意味のない社会的要求からきていることに気づきます。

すべてから自分を切り離し、内なる自分と繋がり始めると、自己知識の重要性に意識を向けるようになるでしょう。幸せは、非現実的な目標の中ではなく、一人一人の中にあるのだと気づくでしょう。