せっかちさを克服するための3つのアイディア

せっかちさは克服しなければなりません。なぜならこれはかなり無意味な性質だからです。このせいで人は疲れ果て、傷つきますし、ミスを犯すことにつながる場合もよくあります。
せっかちさを克服するための3つのアイディア

最後の更新: 29 12月, 2020

人は、せっかちさを克服する方法を学ばねばなりません。なぜなら、これは不安との境界線上にある危険な状態だからです。時代が進むにつれて人々がよりせっかちになっていくことはよく知られています。現代の生活では全てが昔より早く過ぎ行き、そのせいで人々は何かを待たねばならないことに対して驚くほど不寛容になってきているのです。

この事態は非常に不運なことです。本当に価値があって有意義なものを作り上げるためには時間が要るものなのですから。一般的に、性急な結論はますます短命なものとなり、それぞれに過程を経なければならないはずの現実を前に、時計を早送りさせることはできません。こういった条件のもとでは、せっかちさが自己破壊的なものになってしまいます。

究極的には、せっかちさとは現実のリズムと感情とが同期できていない状態を指しています。ここで問題となるのは現実が十分なスピードで進んでくれないということではなく、時間の流れに適応できないことの結果です。しかしそれならば、「もうこれ以上待っていられない」という強烈な感覚を私たちはどのように経験しているのでしょうか?今回の記事ではせっかちさを克服するための3つのカギを紹介します!

“辛抱強さとは、自身のせっかちさを覆い隠す術である”

ガイ・カワサキ

せっかちさ 克服する アイディア

せっかちを克服するには?

1. 本当のニーズを特定する

自らのせっかちさの背景に本当は何が潜んでいるのかを、ほとんどの場合人はじっくり分析しようとしません。原則としてこれは、シンプルに現実の動くスピードが昔とは異なることへの抵抗の場合があります。そしてこのリズムが遅くなると、人々はその違いに気づき、不愉快さを感じるようになるのです。ただ、幸運なことにこれが唯一の理由である場合に限り、間も無くそのリズムに同化していける可能性が高いでしょう。

しかしながら、せっかちさの背後にはもっと別の要因が潜んでいることがよくあります。あなたは現在、何かが起こって欲しいあるいは起こらないで欲しい、と感じていますか?それはおそらく、あなたが現状に適切に対処できていないということでしょう。そのせいで逃げ出したいような気分にあり、それがせっかちさとして現れ出るのです。

何かが終わらないことあるいは始まらないこと自体が問題となっているわけではない場合がほとんどで、本当に問題なのは喜ばしくない現状に適応できないという状態です。しかしその現状というのは「今、ここ」そのものであるため、その現実の範囲内で居場所を見つけるための方法についてよく考えてみる必要があります。

2. 破壊的な欲求

時には、せっかちさの背後にある欲求が何なのかが明確でない場合があります。それはもしかしたら、痛みや不愉快さに繋がるような状況から抜け出したいというシンプルな欲求なのかもしれません。そのような状態に長時間留まり続けたい人などいませんし、状況が変わらなければ誰もがせっかちになるでしょう。

しかしながら、自身の現実を拒否したとしても、それに抵抗したり目の前からその事実が過ぎ去ることを願うことが逃げ道になるわけではありません。いかなる時も、できる限りその現実を変えようと働きかけることが賢い手だと言えるでしょう。

お分かりのように、何かが起きることを望むだけでは十分ではありません。また、現実から目をそらして抵抗だけしても無意味です。両者とも、労力を要するだけの不毛な努力なのです。必ず行動を起こせる余地があるはずですので、せっかちさを克服するためにはそこにしがみつかねばなりません。

せっかちさを克服するための3つのアイディア

3. 瞑想:せっかちさを克服するための解毒剤

瞑想の実践は、心を落ち着かせるのに役立ちます。この状態にたどり着くことができれば、自身の内側で何が起こっているのかに耳を傾けやすくなり、理解を深めるのも簡単になるのです。そのため、例えば自分は実際あることが起こるのを望んでいるのかあるいは起こらないことを望んでいるのかを、もっと簡単に知ることができるようになります。自らの内に潜む、現実への対処法を見つけることができない部分からは脱出した方が良いでしょう。

瞑想の目的は冷静さを手に入れることではありません。これは、頭脳の回転スピードをコントロールし、適応プロセスを改善するためのツールなのです。それとは対照的に、せっかちさに気を取られてしまえば物事がもっと難しくなってしまいます。実は、せっかちでいても待ち望んでいたものが遅らされてしまう、あるいは阻害されてしまうだけなのです。

その他の多くの強みと同様に、辛抱強さというものも生まれつき人に備わっている力ではありません。そうではなく、何度も練習を重ねて育んていかねばならない特性なのです。困難な状況の数々こそ、これを強化するための完璧なフィールドだと言えるでしょう。

簡単に言うと、瞑想が有効であるのと同様に、せっかちでいることの無意味さを思い出すことも役に立つのです。

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  • Flores, J. (1990). La impaciencia de la razón. Revista Mexicana de Ciencias Políticas y Sociales, 36(140), 37-43.