ソーシャルネットワークと嘘だらけのバーチャルライフ

· 2017年12月8日

ソーシャルネットワークは、コミュニケーションの代替ツールにすぎません。情報を共有したり、離れた場所にいる人とのやり取りなど、日常生活で近い人々とのコミュニケーションを広げます。これは、私たちが瞬時に情報を受け取ることができる便利でダイナミックなツールです。また、ソーシャルネットワークは、他の方法では分かち合いにくい自分自身の側面を表示することもできます。

ソーシャルネットワークは私たちを飽きさせることもありますが、楽しいこともあります。時々、私たちは他の人が見ていない間にソーシャルメディア上から消えたいと思い、またしばらくすると戻ってきたいと思うことがあります。ソーシャルネットワーク上では、情報が常に真実とは限りません。しかし、私たちはあらゆるコミュニケーション媒体や人とのやり取りで真実を探そうとします。

「Facebookは、人々が共有し、世界をもっとオープンでつながった場所にする力を与えるために作られた」

-マーク・ザッカーバーグ-

ソーシャルネットワークは他の技術的ツールと同様に、使い方が分かっていれば楽しく便利で、感情的にポジティブな道具になります。 しかしそこには、社会的受容と、私たちにとって重要な人々からの承認という強い感情的要素が含まれています。

それらすべてに、ソーシャルネットワークを偽のショーケースのようなものに変える力があります。 まるで、コンピュータ画面の後ろにいる個人の実生活と関係のないバーチャルライフです。

楽しさから虚像の奴隷になる

私たちの中には、ソーシャルメディア上で楽しいイメージを描くことと、自分自身の偽のバージョンとなることの違いを知る者はほとんどいません。人々を喜ばせる欲求は論理的で分かりやすいものですが、ソーシャルメディアのような仮想媒体の上での限界を知らなければ、感情面、身体面両方で問題をもたらす可能性があります。さらに落ち着きが得られません

警告のサインとして役立ついくつかのポイントがあります:

・友人、知人、見知らぬ人に適切なプライバシーフィルターを設定していないこと。誰にでも同じ量の情報を表示すると、つながりを持っていない人にすら、自分自身をあまりにも多くさらしている可能性があります。

・一握りの「Like(いいね!)」のために誠実さを犠牲していること。多くの人が特定のことを投稿し、一定のLike(いいね!)を受けないと悲しい気持ちになります。 これらの感情を自分で管理するよりも、未知数の知らない人に「いいね!」をもらうことを選択します。 つまり見知らぬユーザーを排除しないのです。 または、多くの人が、写真で自分を「人気がある」または「成功している」と見せるために、他人と口論することだって厭いません。それは、きれいに装飾された食事や山でのリラックスした散歩に対する「いいね!」を受け取ることが、たとえそれが知らない人からでも、自尊心に大きな恩恵をもたらすからです。

エゴを高めるフェイスブックの「いいね!」
・どんな代償を払ってでも多くの友人がいることを証明すること。あなたは写真にフィルターをかけ、笑顔をつくり、友情を見せます。私たちは、私たちの隣に立っている人にいらだっている時、最悪な一日を過ごした時でさえ、このタイプの写真を撮影して掲載したことがあるでしょう。「明るい」バージョンの写真を、私たちは「投稿する価値のある写真」と呼んでいます。しかしそれが、あなたを実際より活発な人のように見せていませんか?自分に有意義でない会議やパーティーを無理して手配していませんか?そのようなライフスタイルを作り出すために借金に陥っているかも。もしくはあなたの 「アクティブなライフスタイル」を投稿したいがために旅行を計画していませんか?

・情報を開示することのリスク。私たちひとりひとりが、センチメンタルな関係を世界に自由に開示することができます。しかし、あなたが経験した理想的な出会いを開示すれば、人々はそれが奇妙であると考えるかもしれません。あなたの友人や家族に関する話を開示することで、人々があなたに不信感を得るかもしれません。彼らはあなたのことを真剣に受け止めなかったり、あなたを自尊心がない人や性格が不十分な人と認定してしまうかもしれません。

・コンピューターから離れた実生活には存在しない、愛と友情が永遠に続くことへの宣言。 2人が本当の友人なら、オンラインでの宣言は必要ないはずです。しかし、特定の人々は、ソーシャルメディア上での友好宣言を何十件も公開し続けているかもしれません。しかし、本当に必要なときには、その人を信じることはできなくなっているのです。

・元パートナーを嫉妬させること。 恋人と別れた後、どちらが先に乗り越えられたかを公開したがる人がいます。  そして彼らは新しい関係を築いたことを公開することでその欲を満たすのです。 そしてその新しい恋人と写真を撮り続けて、彼らは以前の恋人に「勝った」とアピールするのです。

・敗北感を味わっている時に、栄光と喜びを誇示すること。 仕事、旅行、子供、友人、パートナーに対して喜びを見せます。 これは重要な意思決定を実際には行っていないことを意味します。 したがって、単に建前を維持しているにすぎないのです。

友人リクエストのキー

私たちは、「完璧な」仮想生活を維持することによって、特定の人々を嫉妬させることができると信じています。しかし実際は、彼らにとってあなたの生活は全く無関係かもしれません。私たちの実際の生活に関係ない茶番を守らなければいけないのです。

仮想生活の感情的な影響

バーチャルなやりとりの中身が誠実なものでないほど、あなたは囚人のようになってしまいます。オンライン上での投稿、コメント、交流だけでなく、実生活上でもコミュニケーションをとる努力が必要です。

毎回「200人のいいね!」は得られないかもしれませんが、あなたが本当に感謝している人からの愛情のあるコメントを受けることはできます。 あなたの人生のどこかであなたと結び付いている人、もしくはあなたにとって特別な存在だった人は、今日までつながりがあるはずです。たとえあなたとの間に時間と距離があってもです。

このように、わたしのソーシャルネットワークは自分の好きなもののためにあります。 そして、本当に好きならば、わざわざ「いいね!」をクリックする必要はありません。 私は自分のためにあるものを保ちたいのです。 さらに、実生活で手も振らない人とうまくやりとりできるとは思わないのです。

私はソーシャルネットワークが好きですが、仮想虚偽が好きなわけではありません。 「いいね!」を得るためだけの奴隷になって、自分の平安と人格を失うことに興味はありません。 以前は虚偽の生活をつづることを面白いと思っていましたが、もうそれが嫌になりました。「いいね!」は単に数えられるものですが、好き嫌いのジェスチャーや喜びは数えられるものではありません。