双極性障害と恋愛関係

2019年8月2日
今回は双極性を抱えたパートナーがいる場合に、どのように恋愛関係を上手く維持できるのか、その方法についてお話します。

双極性障害の最も一般的な症状は、気分の迅速で劇的な変化です。これらの変動は、影響を受ける人の適応能力に大きな影響を与えます。双極性障害と恋愛関係は非常に深く関わっています。

典型的な双極性気分の変化は、カップルの関係に問題を引き起こします。障害を持つ人が恋愛をすると感情的な不安定性により、不快で腹立たしい感情が生まれることがあります。そのような劇的な気分の変化を経験する人にとって、誰かと関係を持つことは非常に困難だからです。

二人の関係を維持するには、互いの知識、理解、柔軟性、また一定の安定性が必要です。このように、躁病や鬱病の人と恋愛をすると様々な障害が立ちはだかる可能性があります。

今回は、双極性障害とは何か、そしてそれを患っている人とどう関わるべきかをご紹介します。

双極性障害 恋愛関係

双極性障害

自分の意見、考え、そして感情の変化を双極性であると勘違いしている人は少なくありません。今日は幸せだったのに、次の日に悲しい気持ちになったことを双極性だと信じている人がいます。しかしそれは間違いです。双極性障害と診断されるためには、一連の診断基準を満たされなければなりません。

双極性障害は、多額の費用を伴う衝動的な行動をするとき、根本的な計画を立てるとき、または既存の計画に根本的な変更を加えるときに、躁病を発生する可能性があります。また憂鬱な感情が生まれる場合もあります。

今日はとても幸せな気持ちで、次の日に悲しい気持ちになると言う事は双極性という意味ではありません。ほとんどの人は気分や性格の変化を頻繁に経験します。これは必ずしも精神的に不安定であるという意味ではありません。

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双極性障害と恋愛関係

双極性障害と恋愛関係は非常に複雑に結びついています。障害が抑制され、安定しているときは、全く普通の生活を送ることができるでしょう。つまり、双極性障害を持つ人々は、自分の気持ちが混乱するほど陶酔的で興奮した躁状態の段階にない限り、他の人と同じように恋に落ちることがあります。

恋に落ちたり恋愛関係を始める事は双極性障害を背負っている人とそうでない人とに違いはありませんが、躁の状態であるときにロマンチックな関係を築かないように注意する必要があります。

双極性障害と恋愛関係と聞くと、不安定な感情が湧くでしょう。双極性障害のパートナーであった場合、混乱した不安定な関係が続く可能性が高いのです。

幸いなことに、薬、治療、および心理学的モニタリングによって安定した関係を維持することも可能になっています。

双極性障害と意見の変化

双極性障害は必ずしも意見の変化と関連しているわけではありません。このため、双極性障害を持つ人が常に自分の考え、態度、動機、および目標を変えるわけではないことを覚えておいてください。

ただし、双極性障害の人のエネルギーレベルは、週ごとに大きく変化する可能性を考慮することが非常に重要です。その結果、以前に考えた計画を行ったり、旅行に出かけたりするといったプランに影響を与える場合があります。双極性障害パートナーを持っている場合は、彼らの精神的および身体的変化にうまく適応するように心がけなければなりません。上手に付き合えるようになれば、それほど大きな障害とはなりません。

双極性障害 恋愛関係

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双極性障害のパートナーがいる場合

双極性障害のパートナーがいるからといって、必ずしも大きな問題が生じるわけではありません。しかし、注意しておくべき点がいくつかあります。まず、恋愛関係になる前に、この精神疾患についてできるだけすべてを知っておく必要があります。お互いにとってどのようなデメリットがあるのか、それにどう対処するのか理解しておく必要があります。例えば、躁状態が現れる兆候に注意する必要があります。

また、日々のストレスを特別な注意を払って処理しなければなりません。気分が極端になる引き金となる可能性があるからです。このように、カップルは、双方が負担にならないように、タスクと責任のバランスを見つける必要があります。

結論

双極性障害の人々は厳しく管理された日課を守らなければなりません。 安定した睡眠と食事のスケジュールを維持し、突然の変化を避ける必要があります(ベコナ&ロレンゾ、2001)。 苦しんでいる人が「変だ」と感じるようになったら、理解と共感が必要になります。彼らが感じたり引き起こす痛みについて、決して罪を犯しているのではないことを覚えておいてください。

双極性障害のパートナーを持つことは高い適用性を求められます。その一方で、精神科的および心理学的なフォローアップで改善することも可能です。パートナーの障害を理解すればするほど、カップルの関係は良い方向へ向かうでしょう。 科学は精神疾患の分野で、日々進歩しています。双極性障害であっても、困難を克服し関係を維持できることを忘れないでください。

  • Becoña, E. y Lorenzo, M. C. (2001). Tratamientos psicológicos eficaces para el trastorno bipolar. Psicothema, 13(3), 511-522.
  • Ministerio de Sanidad, Servicios Sociales e Igualdad (2012). Grupo de Trabajo de la Guía de Práctica Clínica sobre Trastorno Bipolar. Guía de Práctica Clínica sobre Trastorno Bipolar. Universidad de Alcalá. Asociación Española de Neuropsiquiatría.