スティーブン・ホーキングの美しいメッセージ

· 2018年7月13日

スティーブン・ホーキングは、間違いなく、この時代の、豊かな心の持ち主です。物理学の世界や宇宙の起源はもちろん、彼の人生でも伝説を数多く残しています。

2016年1月7日、スティーブン・ホーキングは、王立協会である講義を行いました。その内容は近年、インターネット上にもあげられています。意外なことに、講義の中心はビッグバンのミステリーや宇宙の光に関してではありません。ホーキングは、うつやその他の精神的な問題について人々に話すことにしたのでした。

 

「人生がどんなに難しいようにみえるときも、自分と人生を笑うことができれば、希望を見出すことができる」

-ステファン・ホーキング-

 

彼のメッセージには大きな価値があります。それは、現代の類まれな頭脳だからというだけではなく、彼自身が手本になっているためです。平均的な人より苦労の多い人生を送ってきました。それでも、ゴールとに向かって強く戦い抜いたのです。偉大な力をもつ彼は、悲しみについて語ることができるのです。

 

スティーブン・ホーキングの人生

スティーブン・ホーキングは、知識を貴重で重要な物とする家庭に生まれました。父親は有名な生物学者です。スティーブンは長男で、二人の妹と養子で結ばれた弟がいます。子どもの頃から良い生徒でしたが、特に秀でているというわけではありませんでした。オックスフォード大学へ入学、物理学を専攻し、自然科学を学びました。

若いステファン

21歳の時、スティーブン・ホーキングは、筋萎縮性側索硬化症ALSと診断されます。神経筋の病気です。彼は結婚を決めていましたが、医者からは、2~3年持たないだろうと言われます。それでも、彼は76歳まで生きました。晩年は、運動機能も失っていました。

このようなことが起こりつつも、ホーキングは幸せで、生産的な生活を送り続けます。24もの賞を受賞しています。その中には、アルベルト・アインシュタイン・メダルやアストゥリアス王女賞も含まれます。ブラックホールの概念化と記述は物理学へ大きく貢献しました。

 

ホーキングのメッセージ

スティーブン・ホーキングにとって、人生は楽なものではありませんでした。病気のため、流れに逆らって泳がされました。彼は、動きを失っていきましたが、仕事の継続や家族、科学や人間としての世界の偉大な司令塔としての役割を失うことはありませんでした。いつも幸せそうでした。ジョークを言ったり、人々の生活の様子に興味を示していました。

ブラックホール

2016年の講義で、彼は、落ち込んでいる人に注目します。そして、物理学と比較し、こう言いました。「ブラックホールは、色を付けられたように真っ黒ではありません。以前は、そう思われていましたが、永遠の刑務所でもありません。ブラックホールから外へ、または別の世界にさえ脱出することができます。自分がブラックホールにいると感じている人は、諦めないでください;道はあります。というのがこの講座で伝えたいことです。」

これは、言うまでもなく、希望です。必ず道があるので、諦めないよう訴えているのです。最も敏感になる若い時期に、車椅子に縛られ、他の人のように人生の選択をできなかった人が言った言葉です。

 

大事なアドバイス

大事なのは何が起こるかではなく、物事と向き合う姿勢だと、スティーブン・ホーキングが証明しています。会議では、こんなことも言っています:「不運にも、運動神経の病気を患ってしまったが、それ以外のほぼ全てにおいて、私はとても恵まれています。理論物理学に関する仕事はとても面白く、それが、私の障害が大きなハンディキャップにならない数少ない分野のひとつであることは、ラッキーなことです。」

ステファン理論

メッセージははっきりしています。彼は、生活から奪われたものに目を向けていません。その反対です。あるもの、できること、楽しむことを最大に活かしています。あなたも、絶望したことがあるでしょう。そこから回復し、今のあなたがあることこそが重要なのです。

ホーキングは、ありのままの現実を受け入れることの重要性についても語っています。ネガティブな感情に左右されるのも賢い方法ではないと言います。すべてが悪く思え、今あるものに満足できなくなってしまうためです。彼のスピーチの後は拍手喝采でした。彼の言葉は共鳴し、励ましの声を必要としている人々へ響くことでしょう。