スポーツにおけるマインドフルネス

· 2019年2月6日

歴史上最も有名なサッカー選手のひとりであるペレは、一つ明確にしていることがありました。「すべては練習の賜物」だということです。これはスポーツにおけるマインドフルネスにも当てはまることを考えると、納得がいきます。練習すればするほど、上手になる。さて、これは実際に正しいのでしょうか?

スポーツコーチで心理学者のジョナサン・ガルシア・アレン氏によれば、プロアスリートの多くがスポーツにマインドフルネスを組み入れることを選択しています。最近人気の認知行動療法の応用よりもマインドフルネスを選択しています。それでは、いったいどのように行うのでしょうか?

マインドフルネスとスポーツへの応用法

マインドフルネスは、非難することなくできるだけフィルターを通さず、全ての意識を今この瞬間に行っていることに集中させる技術です。目標は、精神にこの方法を教えこんで、思考、感情、反応、姿勢を様々な状況で管理できるようにすることです。こうすることで、ポジティブな姿勢、自己認識、自由を通じて、意識の向上を図れます。

この方法がスポーツに応用されるのが理想であることははっきりしています。結局、トレーニング、試合、対決、全てにおいて最適なパフォーマンスを見せるには、集中力が必要になるのです。

 

走る

マインドフルネスによって、「フロー状態」に入ります。何かに集中していて、それを行っている際に浮いているような感覚に陥ったことはありませんか?これこそ、アスリートが対決の最も重要な瞬間に目指していることです。そして、これはマインドフルネスによって達成することが可能です。

「自信がなかったら、勝てない道しかない。」
-カール・ルイス-

スポーツにおけるマインドフルネスの影響

今まで見てきた中で、マインドフルネスは様々なものに効果的だということがわかっています。スポーツも例外ではなく、この方法からたくさんのメリットを得ることができると考えて間違いなさそうです。どのようにして、マインドフルネスがアスリートに影響すると思いますか?

  • マインドフルネスは、アスリートのやる気のレベルを上げる効果的な方法です。もちろん、やる気は最適なパフォーマンスを得るために重要です。
  • 個々の活動レベルにとっても重要です。アスリートが集中して活発であればあるほど、行っていることに対する力を発揮します。
  • この技術は、ストレス値を最適なレベルにするのに役立ちます。このような状況では、ストレスはネガティブなものと考えられるべきではありません。競争の際にはある程度のストレスが必要なことは明確です。ここでマインドフルネスが重要になってきます。ストレスを最適レベルにして、アスリートの競争力を高めます。
  • このテクニックによって、個々の自尊心と自信も高めることができるということも覚えておきましょう。論理的に、自分の能力を完全に信じることができるアスリートは、効果的な競争心を育てます。
  • さらに、マインドフルネスは、成功と失敗を解釈する際にも効果的です。成功しなくなり継続的な失敗に直面した時、アスリートは引退を決断するかもしれません。賢明なバランスの取れたものの見方をすれば、筋の通った決断を下すことができます。
  • アスリートのチームをまとめる際にも効果的な方法です。マインドフルネスは、最適な集合環境を作り出し、これはグループにおいて人間関係にメリットがあります。

 

感情のコントロールとしてのスポーツでのマインドフルネス

お分かりいただけるように、うまく応用されたマインドフルネスはスポーツにおいてとても効果的な技です。最適なパフォーマンスレベルに到達するための、アスリートの自信を育てます。こうすることで、人は感情、思考を受け入れて、自然に制御することができます。それを修正したり、無視したりすることなくです。

この技は、自己認識と効果的な制御が可能な感情状態の達成を目標にしています。これによって、「フロー状態」に入ることができます。すべてが流れて、完璧な調和の中にいるような状態です。行っていることが無理せずできます。

のび

効果的な受け入れ状態に入ることが鍵になります。考えすぎてすべてのコントロールを取ろうとはしないで、流れに任せて今という瞬間に身を置きましょう。この姿勢によって、集中力が高まり、ネガティブな思考から離れ、より良いスポーツのパフォーマンスが期待できます。

だからこそ、スポーツにおけるマインドフルネスは、アスリートのパフォーマンスを高めるために効果的です。すべてが無理なく流れる感情的なバランスが取れた状態で、自分のベストを引き出すことは、本人にとっても素晴らしい感覚です。

「わたしの強みは、他の人よりバランスが取れていて、落ち着いていることです。」
-ミゲル・インドゥライン-

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