トリプトファン-気分を上げるアミノ酸

2018年8月11日 in 好奇心 0 シェア済み

トリプトファンは、セトロニン分泌に必要なアミノ酸の一種です。リラックス効果のあるこのトリプロファンは、不眠症やうつ病に効果があるとされ、脳みその大好物とも言われています。セロトニンの前駆物質は、気分を高めるために欠かせません。

科学雑誌や論文はこの件について、「トリプトファンは気分の高揚に効果がある」という明確な結論を出しています。トリプトファンを多く含む食べ物やサプリメントを摂取すると、抑うつ気分の改善やストレス解消、老化防止、攻撃性の低下に有益な効果があるということは、これまで多くの研究で発表されてきました。すごいですね!

実際のところは、この魔法のような物質についての研究はまだ発展途上であると言えるでしょう。しかし、一つだけ確実にわかっていることは、トリプトファンは体に「不可欠」でありながら、自らの体内で作り出すことができないということです。そのため、自分の食べるものに気を遣って、トリプトファンが含まれている食材を積極的に摂っていかなくてはいけないのです。

トリプトファン

トリプトファンとは?

トリプトファンは必須アミノ酸の一つで、それがないと感情の均衡を保ったり食事や睡眠を摂ったりするために十分なセロトニンを合成できません。働き者のトリプトファンは、他にも様々な体の機能に役立っています。

  • ビタミンB群と共に、タンパク質の合成を助ける
  • 松果体を刺激してメラトニンの生成を促す。メラトニンは、睡眠のリズムを整えたり、早期老化を防止したりする働きがある
  • 上述のように、セロトニンの生成を助ける役割があるため、うつ病に大きな効果がある
  • 抗うつ剤として使われる他、他者への攻撃性を和らげることができる
  • 肥満症の人に対して食欲を抑えるサプリメントとして使用される

トリプトファンはどうやって作られるの?

面白いことに、多くの人はホルモンや神経伝達物質は脳で作られると思っていますが、それは違います。セロトニンの例だと、なんと全体5%しか中枢神経に存在していないのです。では、残りはどこにいるのでしょうか? 答えは、小腸です。

腸内フローラ

脳と腸には非常に興味深い関係性があります。感情や意識を司る脳と消化を担当する腸は、二つの経路で繋がっていて、強く健康な腸内フローラを持っている人はトリプトファンを多く持っていることが多いため、セロトニンの生成が上手にできるのです。

結論はいたってシンプル、食生活を見直すことです。といっても、ただ不健康な食材(飽和脂肪酸や精製された小麦粉など)を避けるだけではなく、有機野菜や果物を積極的に摂ることをおすすめします。野菜や果物にはトリプトファンを含むアミノ酸が豊富に含まれているからです。

トリプトファンを豊富に含む食材は?

薬局に行くとトリプトファンを含むサプリメントが多数販売されています。トリプトファンとメラトニントリプトファンとマグネシウム、ビタミンB6など、他の物質との組み合わせで売られていることも多いです。では、それを飲んでいればいいのかというと、そうではありません。

バナナシェイク

全ての人が同じようにサプリメントを消化できるわけではないので、自分の判断ではなく医者や薬剤師の指示にしたがって摂取するようにしてください。実際、うつ病を治す目的で飲む場合は、効果が現れないこともあります。サプリメントに興味のある方はまずお医者さんに相談しましょう。自分でできることは、食生活を改めることです。

必須アミノ酸が多く含まれる食材には、以下のようなものが挙げられます。

  • 鶏肉
  • サケやイワシ、マグロ
  • ヨーグルト
  • クレソン
  • 麦や玄米
  • そら豆やグリーンピース、レンズ豆
  • パイナップルやバナナ
  • アンティチョーク
  • ナッツ類
  • カボチャやヒマワリの種
  • ダークチョコレート

つまり、自分の好みに合わせて色々なものをバランスよく食べ、偏らないようにすることが大切です。薬を服用中の人やアレルギーのある人は、専門家のアドバイスを参考にすると良いでしょう。ただ、何を食べて何を食べないのかという選択が、自分の気分に影響するというのを知っておくだけで、役に立つのではないでしょうか。トリプトファンはその重要な鍵になっているようです。

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