"私を頼ってください":誰かの命の恩人になり得る人々

02 2月, 2020
"私を頼ってください"というのは、私たちが路頭に迷いかけている時に元気付けてくれるようなフレーズです。この記事では、この何物にも代えがたい素敵な言葉についてお話ししていきます。

苦境に陥った時に、命の恩人になってくれるような人々がいます。それは、「私を頼ってください」と言ってくれ、いつでもそばにいてくれるような人々です。彼らは素晴らしい人物であり、あなたと共に過ごし、避難場所を提供してくれます。

私たちには時折、このような人物が必要になります。彼らのサポートを常に必要としてながらも、もっと自立している時期もありますが、彼らのサポートが常にあると助かります。そういった人々があなたの生活において果たしている本当の役割とは何なのでしょうか?この記事では、その点について分析していきます。さらに、こういった人々がどのような人物なのかについてや、彼らについて最近の研究でわかっていることについてもお話ししていきます。

"私を頼ってください" 命の恩人

「私を頼ってください」と言ってくれる人々はどのような人物なのか?

人は、一人一人が唯一無二の存在です。「私を頼ってください」と言ってくれる人々は、必要な時に常にそばにいてくれます。物理的にいつもそこにいるとは限りませんが、サポートしてくれて、可能な時には手を差し伸べてくれるのです。

ただし、誰かに頼ることができるというのは必ずしも彼らが常に存在しているという意味ではありません。四六時中一緒にいてもらうなど、誰にも不可能です。しかし、距離に関係なく、彼らは様々な形であなたをサポートすることができるのです。

一部の人々は、関係性の中で他の人よりも多くの時間を共有してくれるでしょう。しかし、彼らはあなたをサポートしてくれながらも、個人的な空間も尊重してくれています。言い換えると、境界線を設けてくれるということです。専門家たちも同じように接してくれるはずです。あなたを助けることが彼らの仕事(例えばカウンセラーなど)であるかどうかに関わらず、彼ら自身にも考えねばならないニーズがあるのです。

さらに、必要な時にはいつでも実際にあなたに寄り添ってくれるような人々も存在します。これはあなたにとっては非常に有益なことですが、あなたのために時間を割いてくれる人物にとってはとても体力のいることかもしれません。それは、彼らが自身のニーズを犠牲にしてあなたのそばにいてくれるからなのです。

頼れる相手がいることの重要さ

時には、他の人からのサポートなどあまり重要ではないと考えてしまうことがあるかもしれません。しかし、それは間違っています。実は、他人からのサポートが欠けていると健康状態に直接悪影響が及ぼされることがあるのです

誰かからの救いの手を拒否するという選択肢もありますが、だからといって必ずしも彼らの支援があなたにとって無意味であるという意味ではないでしょう。その他の要因のために彼らを拒まねばならないこともあるかもしれません。例えば恥ずかしさのせい、あるいは自分が弱々しくなってしまうのを恐れているため、などです。しかし、助けを受け入れることでクオリティオブライフを格段に改善することができる可能性があります。

人間は様々な領域を発達させて成長しますが、その中には心理社会的な領域が含まれます。これは、他人との間に築く絆を扱う領域で、これにより安心感や守られているという感覚を得られ、共感心を育てたり、感じていることを表現したり自分自身を動機づけすることなどが可能になるので、とても重要であると言えるでしょう。

それに加えて、心理社会面での満足度は、身体や感情、認知、精神といったその他の面の発達にも影響します。そのため、「私を頼ってください」と言ってくれる人がいることで、ウェルビーイングを真に向上させることができるのです。

しかし、こう言ってくれる人全員があなたの人生にポジティブな影響を与えてくれるとは限りません。重要なのは共に健全な関係性を築いていける人々であり、サポートや愛を提供してくれる一方で、あなたの設定した境界線を尊重してくれるような相手です。

"私を頼ってください" 誰かの命の恩人

なぜ最近の研究ではこの種のサポートが推奨されているのか?

世界保健機関は、健康を“肉体的、精神的、そして社会的に完全に良好な状態”と定義しています。従って、これを与えてくれるような人がいてくれると、確実にウェルビーイングを向上させることができるのです。しかし、この3つの側面は全てが重要であり、本質的に関わりあっています。

数人の研究者たちが、現在これについて研究しています。例えばヌネス・バプティスタ、リゴット、フェラーリ・カルドソ、マリン・ルエダなどの研究者がおり、彼らは発表した記事の中で、男性と女性では、社会的なそして家族のサポートの割合に違いが見られることを提唱しています。その結果、これがその人物の幸福感に影響し、その人の自己概念にもおそらく関わってくるというのです。

その他の研究では、健康と社会的サポートとの関係性に焦点が当てられています。レモス・ヒラルデスとフェルナンデス・エルミダは、『Psichotema』誌に発表された記事のなかでこの問題について話しています。この記事の中で、彼らは社会的なサポートが健康状態に与える影響について調査し、いくつかの疾患の進行に欠かせないものである可能性について提唱しました。

恐れずに助けを求めよう

助けてくれる誰かがいることは、常にポジティブなことですし、さらに本当にサポートが必要な時であればなおさらです。助けを求めることで、誰かより劣った存在になってしまうことなど決してありませんし、尊厳が傷つくようなことでもありません。実は反対に、多くの場合、それは知性や勇気の強化につながるのです。

これに加えて、あなたの方でも何か問題に囚われてそこから逃れられないでいる誰かに手を差し伸べることができれば、彼らの人生を前進させる手助けができたという満足感を得られるはずです。その人物をサポートすることで、全体的な結果を変えることができるかもしれません。あなたの言葉やハグ、あるいは行動やジェスチャーが奈落の底にいる誰かに光を与える事になる可能性があるのです。全ては「私を頼ってください」というシンプルなフレーズから始まります。

Giráldez, S.L. & Fernández-Hermida, J.R.F. (1990). Redes de soporte social y salud. Psicothema, 2(2), 113-135.

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