夜働くとあなたの健康にどんな影響があるのか?

2019年4月7日

夜勤の仕事をしている人は多いでしょう。医療従事者、夜間警備員、またフライトアテンダントなど、夜を通して働かなければならない仕事はたくさんあります。そんな中、他の要因も関わってはいますが、夜間の勤務が、人生の質や寿命に負の影響を与えるとする研究結果も多数あります

夜勤が必要な仕事を無くしてしまうことは難しいでしょう。公共のサービスとして、夜勤が不可欠な仕事も多くあります。しかしながら、夜働く時間を制限した方が良いとする研究結果はたくさん存在します。

夜勤が必要な仕事

24時間営業の会社が増えたことにより、夜勤に従事する人の数も増えてきています。加えて、道路や、日中稼働する機械や施設のメンテナンス(例えば電車やバスなど)専門業者や、トラックの運転手なども夜勤が必要になりました。

そして、看護、医療の健康を維持する医療分野では、夜勤が不可欠です。医療関係従事者は夜間限定で業務を遂行すれば良いわけではありません。朝、午後、夕方などのシフトで24時間の業務を円滑にこなしているのです。スペインでは、230万人が夜を通して、または夜数時間働いているとされています。

夜勤をする女性

夜睡眠を取らないとどうなるか

夜睡眠を取ることができないと、いつも取れている休息ができないことになります。これは生物学的なことで、私たちの脳は夜に休むようにプログラムされているのです。夜間に働く人は、平均で他の人よりも休息時間が1〜2時間少ないとされています。ただし、35才以下だと、夜働いていても、通常通りの睡眠をとることができるようです。

ここで大切なのは、睡眠時間だけでなく、睡眠の質も考慮しなければいけないことです。私たちの体や夜間に、メラトニンというホルモンを作り出します。このホルモンは、日中と夜間を区別する、生物的なリズムを調節してくれる働きがあります。

このため、夜間に睡眠を取ることができないと、体内でホルモンの変化が起こります。このホルモンは、女性が月経時に感じる変化や、月経前症候群、または乳がんになりやすい体にしてしまう原因の一つです。また同様に、夜勤の影響の一つとして、15年間夜働くと、寿命を5年縮めることになるとも言われています。

これらの変化に加えて、夜勤に従事する人はイライラすることが多いようです。それに、心血管疾患にかかるリスクが高く、食生活の乱れ、消化器官の問題、睡眠障害、慢性疲労などに悩むことも多いようです。

夜勤をする男性

夜働くことの悪影響を減らすために

どうしても夜働かなければならない状況であれば、体か普通に機能するように、下記の重要なガイドラインに従ってみてください

  • 35才以上の方は、夜間に働くべきではない。もしあなたが35才以上であれば、夜勤がある仕事を避けることが大切でしょう。夜勤の疲れから、体が比較的早く回復する年齢の限界が35才です。
  • 仕事に行く前に睡眠をとりましょう。暗くなりだした頃に睡眠を取ることが望ましいです。仕事に行く前の9時前後に1時間半ほどの睡眠を取ることが最適です。仕事に行く前に睡眠を取ることで、脳がメラトニンを製造している時間を有効的に活用することができます。
  • 仕事を去るときは、暗いサングラスをかけましょう。仕事終わりに暗いサングラスをかけることで、家路につくときに外が暗いと、脳に信じ込ませることができます。家ではカーテンを閉め、日中であることを忘れましょう。
  • メラトニンを摂取する。もし体がメラトニンを通常のように作り出すことができないのなら、寝る30分前にメラトニンを摂取することが大切です。そうすることで、自然な睡眠のサイクルを誘発することができます。
  • 音を遮断しましょう。寝ているときは、可能な限り音を遮断することが大切です。睡眠中にあらゆる音を聞くと、睡眠の質に影響が出てきます。
  • 現在の健康を診断してもらう。夜勤に従事する方は、健康診断を受け、業務をきちんと遂行することができる状態であるか、確かめるのがよいでしょう。専門家の意見を聞き、もし健康が害されているなら、夜勤の仕事を辞める良いきっかけとなるでしょう。

睡眠は、食事や水分補給と同じく、生物にとって必要なことです良い睡眠習慣をみんなに推進することで、困難な夜勤に従事する方々が、きちんとした福利厚生を受けることができるようになって行くことでしょう。