絶望との付き合い方

絶望との付き合い方
Adriana Díez

によって書かれ、確認されています。 心理学者 Adriana Díez.

最後の更新: 21 12月, 2022

絶望の定義とは何でしょうか? それは希望が無く、心が空っぽに感じ、何も残っていないと思うことだと言えます。まるで砂漠の中で全ての努力が無駄であるかのように感じることです。前に進む力が無いという事実に、私たちはどのように立ち向かうことができるのでしょうか? 絶望にどう対処したらいいのでしょう?

この感覚に襲われたとき、そして疑問が浮かんできたとき、なぜ努力をし続けなければならないのでしょう? なぜ毎日起きなければならないのでしょう? こういった感情を持つと、人は自分のやらなければならないことができないと感じます。一日を過ごしたり、自分の義務を果たしたりできないのです。おそらく一番の解決法はあきらめてしまい、苦しむのをやめることでしょう。

このようにして絶望は私たちの最悪の敵の一つになりえます。絶望は私たちに目隠しをして、力や望みを奪ってしまうからです。光を取り上げて壁の向こう側を見えなくしてしまうのです。

絶望は、実際には起こらないことを私たちの耳に囁いてきます。なにもうまくいかず、全ては終わりで、こんな風に生きるのはやめるべきだと。こういった見方を強いられて、どうして絶望に対処できるでしょうか。

絶望に対しては、忍耐強く闘わなければなりません。やることは少ないですが、多大な努力と、小さな一歩、小さなゴールが必要です。 生きる意味があり、闘う価値のある素晴らしいことがまだまだあるということを私たちに教えてくれ、穴から抜け出すのを助けてくれる人が必要です。

自分自身の最悪の敵、絶望

絶望に襲われたとき、最悪な対処法が、この招かれざる客に親切にすることです。絶望がやってきたら、その瞬間から努力をし、できるだけ早くそれを追い出す知恵をしぼりましょう。絶望は頭がいいので、私たちの恐怖を知っていて、そこに付け込んで攻撃してきます。ですので自分の恐怖をコントロールすることができれば、絶望は食べるものがなくなって、結局去っていくことになるのです。

つまり、感情のコントロールのためのツールが、絶望に対処するのに本当に役立つということです。ツールにはたくさんの種類があります。ネガティブな思考回路を断ち切ってくれるものもあります。または戦略を選ぶ上で社会的・知的にスキルを与えてくれるようなものもあります。

私たちは今持っているもの以上のものを見ることができないかもしれません。闇の中にいると、反対側にある光を見ることは難しいですよね。しかし、電源を入れるスイッチさえ見つけられれば、自分自身が力強い光源になれるということを忘れないようにしましょう。自分の心をしっかり持つためにできる限りのことをしている人からは、絶望は逃げていきます。

「希望の中に作られた道は、絶望の中に作られた道よりも旅人にとって快適である。どちらも同じ目的地につながっているとしても。」
―マリオン・ジマー・ブラッドリー―

絶望との付き合い

絶望に対峙するための一番の武器は生きたいという意志

これは最も大切なことです。あなたは今の状況以上の存在です。あなたは辛い状況を経験してきて、それを何とか乗り越えてきました。あなたはとても価値のある目標を達成する力を持っているのです。そしてとりわけ、あなたこそがあなたの信念です。それを忘れてはいけません。

私たちの心は出来事に応じてはたらきますが、私たちが起こるだろうと予想することに対しては、より上手く機能します。私たちは、自分が考えているような存在であるというより、現実には自分が信じているもの、または信じたいと思っているものなのです。

過去にはとても辛い状況を経験しましたが、それを乗り越えてきました。さらに、その経験のおかげで、今は自分をより強くしてくれるものを持っています。近い将来については、私たちは生き続けるための機会を持っています。より遠い将来については、計画を立てることができます。夢にはとてつもない力があります。

夢を持つこと

この方法は、シンプルで実践しやすいですが、恐怖を感じた時や幸運に見放されてしまった時には、維持するのが難しいものです。しかし、その価値が減ることはありません。

辛いときでさえも、そして自分で自分が一緒にいて楽しい人物ではないとわかっているようなときでさえも、自分の味方でい続けてくれている人のことを思い出しましょう。その人たちが自分のことを信じてくれているなら、自分にチャンスを与えてみませんか?

別の言い方をしてみましょう。絶望はいつも幻想です。それは不可能なことなのです。それは出口を見つけるための代替案が見えなくなっているだけなのです。しかし、恐怖に勇敢に立ち向かい、不安に自信を持って対峙した時、 絶望は逃げていくでしょう。


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