あまり良い気分でない時にも、笑顔を増やす

· 2018年11月28日

笑顔でいることを心がけようと思っている人は多いでしょう。それを達成するのは、思っているほど簡単ではありません。あまり良い気分でない時に、笑顔でいなければならないこともあります。しかしこれもシンプルな笑顔理論のひとつで、幸せがあなたを笑顔にし、笑顔があなたを幸せにするというものです。

この笑顔理論は、あなたが自分の体とコミュニケーションをとることが、あなたの感情にも影響するという考えが元になっています。例えば、あなたがうつむき加減で、悲しい表情をしていると、心もその型に入っていくでしょう。言い換えると、非言語コミュニケーションには、「副作用」があるということです。

「笑顔が増えると、より幸せを感じるのに役立つ」

 

笑顔の機能

笑顔は世界で通じる仕草です。つまり、生まれた文化に関わらず、人は皆笑顔をもっているということを意味します。興味深いことに、笑顔はあなたの喜びや幸せを周りに示すだけではありません。笑顔には、3つの種類があります

  • 幸せの笑顔:これは、もっともよく知られる笑顔です。幸せを伝える時に使われます。あなたが幸せであることを示すことで、充足感や満足感を得ることができます。
  • 社会的笑顔:これは、幸せとは関係ありません。周りの人に安心感を与えたい時に使われます。社会的笑顔で、あなたが信頼できる人物であること、心配する必要がないことを表します。道端やスーパーで列に並んでいる時などでよく使うのがこの笑顔です。基本的に、あまり知らない人に対してこの笑顔を向けます。
  • 優位の笑顔:これは、自分が上であること、周りより重要であることを示す時に使われる笑顔です。あなたが優位の笑顔を使うのは、誇りの印であり、周りより自分の方が優れているという考えが頭にある印です。
笑顔を増やす

笑顔が幸せへと導く

信じがたいかもしれませんが、よりリラックスし、幸せな姿勢をもっていれば、あなたはよりリラックスし、幸せを感じるようになります。笑顔は、身体的行動があなたを幸せにするという一つの例です。1980年代、フリッツ・ストラックが研究を行い、それを証明しています。

二つのグループに分かれ、漫画を読むという研究を行いました。片方のグループは、鉛筆を口に挟んで漫画を読み、もう一方のグループは、ただ漫画を読みます。この鉛筆は、笑顔をつくる時に使う大頬骨筋を刺激します。

鉛筆なしのグループと比べ、鉛筆ありのグループは、ユーモアのある内容に対し明らかにオープンでした。これにより、研究者は、生理的に複製された笑顔は、気分をポジティブにすると結論付けました。

身体的表現が、特定の感情を導くことを明らかにしたこの理論は、心理学の世界で非常に影響力のある理論となりました。これは、感情が、特定の身体的表現を導くのと似ています。

 

ストラックの研究に関する論争

彼の研究を受け、この結果を再現しようと挑戦した科学者が複数いました。残念なことに、彼の研究結果ほど、明らかなものは一つも出ませんでした。そのため、ストラックの研究を支える確立した実験はありません。

家の鏡の前で実験しようとすると、別の有名な現象と出会うことになるでしょう。それは、プラセボ効果です。このプラセボ効果のおかげで、実際効かないはずの処置や薬の服用、経過の過程で、反応が出るのです。

 

自分を笑顔(幸せ)にするトレーニング

今までの内容を頭に入れた上で出てくる質問は、笑顔を増やすトレーニングがあるのか、ではないでしょうか。イエール大学のローリー・サントスは「心理学と良い人生」という、この疑問に答える講義を始めました。イエールの歴史の中でも、最も人気のある講義です。この中で、彼女は、幸せを感じるために、毎日できる5つのことについて話します。

1.感謝リスト

毎晩でなくても、週に2~3回、ノートや日記を開き、感謝していることを書き出しましょう。次の質問を参考にすると良いでしょう。日々の生活の中で、あなたを幸せにするものは何ですか?誰の存在に感謝していますか?

2.良い睡眠

これは、より長く寝ることだとは限りません。眠りの質が大切です。大人になるにつれ、1日8時間睡眠は夢の話のように聞こえるでしょう。また、年を取るにつれ、あまり睡眠が必要ではなくなる気もします。寝付きを悪くする原因が増えているのも事実です。

質の良い睡眠をとることに多くの効果があることを皆さんご存知でしょう。ここで、一つあげるとすると、ホルモンの機能を整えることです。これは、さらに、代謝や消化、集中など体内の機能にも影響します。

睡眠

3.瞑想

1日10分の瞑想は、あなたの気分全般を高めます。瞑想の歴史は、証明できないほど何世紀にも渡ります。また、素晴らしい効果を伴います。瞑想により、心を配る力を高めることができるのです。

4.愛する人と時間を共に過ごす

愛する人と時間を共にすることで、リラックスでき、しなければならないことを忘れ、より幸せになれるでしょう。それは、社会的なつながりや対人関係に、幸せな瞬間がたくさんあるためです。休暇、食事会、お祝い、遊びなどがあります。

5.SNSの時間を減らす

愛する人と時間を共にすることにより、他のカタチでのコミュニケーションの時間は自然と減るでしょう。例えば、画面を通じて、人とメッセージを送り合うなどです。

ソーシャルメディアにも多くの利点がありますが、そのために「実際の関係」を犠牲にすべきではありません。少し時間をとり、考えてみましょう。生活の質を主観的な見方で考える時、実際のつながりがより重要なのはいつ、どのような時でしょう。絵文字を使うことのみが、笑顔を共有する方法であれば、その笑顔にあまり価値はありません。

最後に、もうひとつ言っておきたいことがあります。笑顔を増やすことを忘れないでください