あなたもきっと好きになる夢にまつわる10の謎

2019年3月18日

大昔から夢は人間にとって謎の源です。私たちはいつも夢に興味を抱いています。何年もの間、人類は夜に頭に浮かぶ情景が本物なのかどうか分かりませんでした。何世紀にも渡って、魔法のような、神秘的な解釈が夢に与えられ、いずれも非現実的なものでした。

ギリシャ神話には、夢について語られている話がたくさんあります。タナトス(または死と呼ばれる)の双子の兄弟である古代ギリシャの神カオスには、2人の息子がいました。1人はニークト(または夜)、もう1人はエレバス(または地獄の闇)という名前でした。そして、この2人の兄弟には息子がおり、彼こそがヒュプノスという眠りの神でした。カオスと死は夜と闇を生み、それらの組み合わせから夢が生まれたといいます。

「私にとって幸福とは、健康であり、恐れずに眠れ、苦悩なしに目覚めることである。」

-フランシス・サガン-

ヒュプノスにはモルぺウス、ポベートール、そしてパンタソスという3人の子供がいました。モルペウスは人間の夢の中に現れ、その人の好きな人に成りすまします。つまり、夢に出てくる人間は全てモルペウスが化けたものに過ぎませんでした。ポベートールは動物として、パンタソスは生き物でない物体として同様のことをしました。ギリシャ人にとって、人間の夢は神々の為す技にすぎなかったのです。

この物語以外にも夢に関する興味深い内容は数多くあります。夢はまず神話によって解釈され、その後科学によってデータ解析されました。以下の10項目はその中でも最も面白いものです。

神経

1.脳活動が活発になるが、普通とは違う

人が眠っている間休止しているのは善悪の観念だけです。休息とはかけ離れて、夢を見ている間も人間の脳は激しく活動しています。最も深く眠っている段階でも、脳波はゆっくりと活動しており、一瞬も休んでいません。

何が起こっているかというと、眠りの段階の中で、よりゆっくりと、より調節されて働くことのできる脳の領域と言うのがあります。しかしこの領域は、レム睡眠時に活動が大きく高まります。実際、この段階で脳造影図を撮ると、目覚めている時とほとんど同じ活動パターンを示しているのです。

2.人間は一生に約6年間分の夢を見る。

私たちは必ず寝るたびに夢を見ます。夢を見ないという人は夢を覚えていないだけです。眠っていると夢を止めることはできません。ついに、私たちは夢について最も一般的な疑問の答えを得ることができました。

研究によると、人はレム睡眠時に夢を見るといいます。ひと晩におけるレム睡眠は5分から20分と言われており、睡眠時間を計算してみれば人生の何年間を夢に費やすことになるのかわかるはずです。なお、この統計の約6年間は、研究が実施されたときの平均寿命を参考にしています。

女性_睡眠

3.男女で異なる夢

いくつかの研究により、男性と女性の夢の微妙な違いが発見されました。何よりの違いは夢における観点の違いです。また夢で出てくるシーンやキャラクターも性別によって異なるといいます。

また、男性は攻撃的な行動のシナリオや状況を好み、一方女性の夢は少し長く、詳細な描写も多く、状況はより複雑であるということが分かっています。

4.すべての夢がフルカラーというわけではない

夢についてのもう1つの一般的な質問は、それらがすべてカラーなのか、それとも白黒なのかどうかです。夢の研究家が集めた情報によると、10のうち8の夢がフルカラーであると示唆されています。誰もが白黒の夢を見ます。しかし、フルカラーの夢を見ることができない、または色を覚えていない人々もいるそうです。

ある実験では、被験者たちに夢で見た色の色調を選ばせました。この実験は彼らが起きた直後に行われ、ほとんどの回答者がパステル調の色合いを選びました。この実験からは、パステルカラーで夢を見る傾向があると結論つけることができるでしょう。

5.否定的な夢が多い

人は夢を見ている間、状況や登場人物を視覚化するだけではなく、様々な感情も抱いています。これはカルバン・ホールという夢の研究者による膨大なリサーチによって完全に実証されています。彼は夢に関する5万にもおよぶ話を集めることに成功しました。

そして、彼は人間は眠っている間にあらゆる感情を経験すると裏付けました。しかし、驚くべきことに最も言及された感情は不安感だったのです。また夢の中では、恐怖や怒りなどの否定的な感情が優勢でした。

夢

6.普遍的な夢

夢の研究者は何度も現れる夢があることを明らかにしています。最も興味深いのは、同じような夢が非常に異なる文化間でも見られるということです。そのため、人は「普遍的な夢」として、またはかつて夢見た内容として話すのです。

普遍的な夢の1つは、誰かに攻撃されている、深い穴に落ちていくなどの内容です。学校でいじめられたり大勢の観衆の前で裸になるのもとても普遍的な夢の例です。

7.元喫煙者の夢は鮮明

「ジャーナル・オブ・アブノーマル・サイコロジー(異常心理学誌)」に記載された報告によると、長い間喫煙してから禁煙した人々は、そうでない人々より鮮やかな夢を見ると言います。言い換えると、より現実的で鮮やかな夢を見るのです。

禁煙した243人を対象とした調査では、33%が喫煙に関する夢を見たと報告されました。これは禁煙して1〜4週間後に起こり、97%が禁煙前には喫煙の夢を見なかったと回答しています

タバコ

8.有名人や有名なもののみ夢に現れる

私たちは決して知らない人の夢を見ることはありません。脳は新しい顔を作り出せず、私たちの夢に出てくる人々はどこがで見た人か、ちょっとでも前を通り過ぎた人々なのです。

どんな滑稽なキャラクターが夢の中に出てきたとしても、彼らは決して見知らぬ人ではありません。同じことが物にも言えます。珍しい見たことのない骨董品でも、既存の物の編成または脱構築されたものなのです。

9.夢に介入する外部刺激

いくつか研究が実施された後、「夢の統合」として知られる現象が検証されました。これは夢について、とても興味深く好奇なことの1つです。それは夢の中で時々、その時点での周りの環境が夢の文脈に反映されるというものです。それらはある意味で首尾一貫した形で統合されます。

例えばこんなことが起こります。学校の教室にいる夢を見ている時、突然、学校のベルがなります。しかし、目覚し時計のベルの音が現実に鳴っているというような状況です。

夢の世界

10.睡眠時の麻痺

これは金縛りについてのことではありません。ここで言及されているのは、寝るたびに起こる生理学的事実のことです。私たちの身体にあるいくつかの腺は、睡眠を誘発するホルモンを分泌します。その後、ニューロンは脊髄にリラックスするよう信号を送ります。そして、夢が進むについて、その信号はただのリラックスではなく、麻痺状態を起こします。

この脳のメカニズムには目的があります。もし。寝ている最中に無意識に体を動かしてしまったら危険が伴います。そのため、脳によって引き起こされる麻痺が、目覚めるまで身体を休ませているのです。

科学は眠りについてまだ全ての謎と不思議を解明しておらず、なぜ人が夢を見るのか正確には明らかにされていません。いずれにせよ、私たちが休まないことはすでに知られています。人がその驚異を知ることなく毎日出入りしている夢の世界とは未知の王国なのです。