あなたの助けとなる老子の7つの引用句

· 2019年2月10日

老子は、より良い人生の教訓として多くの言葉を残しています。だからこそ、その言葉に従う人々や道教徒、そしてその周りの人々の人生は満たされているのです。それが道教の基本的な教えであり、それにより価値のある世界を作り上げていくことができるとされています。

「道教」とはつまり「道」であり「教養」であり「手法」です。そこには、儒教や仏教、禅などの東洋的思想が織り交ぜられており、「ありのままの摂理」や宇宙の調和を探求しています。

老子の言葉の多くは難解です。しかし、中にはシンプルで分かりやすく富にとんだ言葉もあります。その中から厳選したものをいくつかご紹介いたしましょう。

累積

これは、老子がモノに頼らず孤独でいることを説いた言葉の1つです。この言葉は「指導者は所有欲を持ってはいけない。人に尽くせば尽くすほど幸福が訪れ、人に与えれば与えるほど豊かになる」ということを表しています。

この引用句は、モノを傲慢にため込む人はたった1つのものしか得られず、窮乏化していってしまうという教訓を説いています。実際、私たちは多くのモノを所有しています。しかし、人を豊かにするためには、それらのモノを他者と共有し、人々の成長のために費やさなくてはいけないのです。

ハート型の石

孔子の最も有名な言葉

次の引用句は最も有名な言葉の1つです。「人に魚を与えれば1日分の食事になる。しかし、釣り方を教えれば一生分の食事になる」

この言葉はつまり、困っている人の空虚な気持ちを埋めることがすべてではないということです。本当に重要なのは、彼らが生き抜いていくための方法を教えてあげるのことなのです。

水と自然

老子の言葉は人生における価値観と自然の摂理との類似点を見つけ出しています。道教徒は、自然は完璧なバランスを保っており、私たちも全てのことをそこから学べると考えます。

次の引用句は、まさにこのことを如実に表現しています。「水は流動的で柔らかく、しなやかである。しかし水は、硬く強固な岩を削りとっていく。摂理として、やわらかくしなやかなに流れるものは、硬く強固なものに勝るのだ」

この言葉を言い換えれば、最も脆いものこそ、どんなことよりも強靭になり得るということになります。

水の波紋

3つの宝

ある孔子の言葉に「私が教えることは3つだけである。無邪気さ、辛抱強さ、思いやり。この3つがあなたの偉大な宝だ」というものがあります。

この引用句の中で、孔子は「思いやり」という言葉を用いて優しさについて説いています。つまり、偉大な3つの美徳とは思いやる心と寛大な心、そして謙虚な心だということです。

節度を持つ

節度を保つことでバランスをとることができます。節度とは、何かを避けることではなく、適切な場所と価値を人々が望む形で与える方法を理解するということです。何も持っていなかったり何かを持ちすぎていたりすると、それは調和を形作るバランスを壊すことになるのです。

老子はこのことについて「節度を保つことによって、思いやりを持てる」という言葉を残しています。この言葉は過剰さというのが心の平穏を乱すということを示唆しています。さらにここからは、隣人に与えるために多くを持つ必要がないという教訓も学ぶことができます。

長い道

意味のない愛情

「すべてが変わってしまったことに気づいたのであれば、しがみつこうとしてはいけない」、これは老子の偉大な教えの1つです。道教徒は、苦痛や自己憐憫から自由になるためには、自分からすべての物質を取り除かなくてはいけないと考えます。

この言葉は人々が物質や人、状況などに対して妄信的に依存していまう過程を言い表しています。私たちは自分が依存しているものに左右されており、それが喪失感への恐怖心を生み出しているのです。

瞑想する人

自分に打ち勝つ

次の言葉もとても有名な孔子の引用句です。「他者に打ち勝つためには力がいる。しかし自分に打ち勝つためにはその方法を知っていなくてはいけない」

私たちが対峙しなくてはいけない問題というのは、自分自身の心の中にあるということをこの言葉は伝えています。強さとは決して、他者を打ち負かすことではないのです。強さとは、人生の枷となっている障害や困難を乗り越えることなのです。

老子の教えは世界中の哲学や宗教に影響を及ぼしてきました。現在でも、彼の教訓は広く普及しており、人々に知恵と調和をもたらしています。

Chun-Tao Cheng, S. (2004). El tao de la voz. La vía de la experiencia verbal, Guía Ediciones.