アントニ・ガウディ:偉大な建築家

2019年11月8日
アントニ・ガウディはとても聡明で才能のある人物でした。万人に一人といった存在だったと言ってもいいでしょう。今回の記事では、そんな彼のことを紹介します。

アントニ・ガウデイは建築家以上の人物でした。彼の作品の一つ一つに、彼の巧妙さと、繊細さが見て取れます。彼のスタイルはユニークで、唯一無二の作品ばかりです。世界遺産に登録されている彼の作品が多いことも、納得できます。

ガウディには3つの熱意がありました。自然、美術そして宗教です。これらそれぞれの分野で、彼は自身の才能と能力を存分に注ぎました。全てを作品制作と強い宗教信念に費やしたため、実際プライベートな時間は全くありませんでした。

生前も彼の建築に対する特異な観点は称賛を得ていましたが、本当に人々が彼の才能を讃え始めたのは彼の死後です。現在では、ガウディは歴史上世界的に重要な建築家の一人となっています。また、多くの人々が彼の作品を研究しています。

アントニ・ガウディ:静かな幼少期

カサ・パトリョ アントニ・ガウディ

ガウディの人生に関して述べておくべきことの一つに、彼が職人の家庭に生まれ育ったことがあります。彼の5代前の家族は、銅製品を作る職人でした。また、彼の父と、母方、父方双方の祖父は銅板を加工して鍋などを作る職人でした。タラゴナ地方のぶどう蒸留に使用された樽を作っていたのです。

ガウディは、幼少時代に建物や物に対する個性的なイメージを得たと、自身で語っています。職人の家庭で育ったことにより、三次元の空間の感覚を養ったと言っています。彼は、物体や、大きな建物などを柔軟に形を変えることができるものとして捉えていたのです。

アントニ・ガウディがレウス、またはリウドムスで生まれたかは定かではありません。彼は、両方の土地を交互に行き来したと生前語っています。確かなことは、彼が1852年6月25日生まれだということです。また、ガウデイは生まれた時とても弱々しく、すぐに亡くなってしまいそうだったので、彼の両親は洗礼を次の日に行おうとしていたといいます。

ガウディは病弱な子供でした。これが一因となり、彼は内向的で自然をよく観察するようになります。彼のデザインにはどれも、自然界にある生物を真似たデザインを見つけ出すことができます。このことからもわかるように、彼は図面に引かれるまっすぐな線よりも、自然に作られる曲線を好んだのです。この全てが、彼のユニークなスタイルに現れています。

変わった建築家

彼の家族がバルセロナに移住してから、アントニ・ガウディは1874年に建築学校へ進みます。同じ年、初めてのデザインを制作し、色々な文化の建築について学ぶようになります

1876年、彼の母と兄が亡くなります。彼の母は57歳で、兄はたったの25歳でした。また兄は、医者として学校を卒業したばかりでした。この2つの出来事はガウディにとって悲劇でした。また、自分の教育を終えるため、彼は製図者として働かなければなりませんでした。

この3年後、彼の姉であるロサもこの世を去ります。彼女には娘がおり、姉の死後はガウディが面倒をみました。同じ年、彼は後に支援者となるエウゼビ・グエイに会います。こうして、ガウディは著名な建築家になる道を進むのです。

不幸と栄光

アントニ・ガウディ 建築家

アントニ・ガウディは生涯一人の女性を愛し続けました。彼女の名はペピタ・モレウで、彼女は、ガウデイがデザインしたマタロ協同組合の横断幕の刺繍が難しすぎると手紙を書いた人物です。ガウディの一目惚れでした。

それ以来、彼はペピタの家で毎週日曜日に食事をするようになりました。彼は姪っ子のロサをよく連れていきました。ペピタにプロポーズするものの、断られてしまいます。アントニ・ガウディはモデルのようでなく、全く逆の外見であったと言われています。ペピタは「鼻水だらけのヒゲのある」男性とは結婚できない、とプロポーズを断ったとも言われています。

1883年、彼は代表作である、バルセロナのサクラダ・ファミリアの制作に取り掛かります。時を同じくして、彼はより世間を逃れるようになり、奇怪で宗教的になります。また、以前にも増して作品制作に没頭するようになります。彼はカトリックの協会のミサに1日に何度も顔を出すようになります。また色々な断食をし、健康をも脅かすような生活を送るようになります。

追い討ちをかけるかのように、彼の父と姪が亡くなります。また友達で支援者であったエウゼビ・グエイもこの世を去ります。

アントニ・ガウディは1926年、路面電車に轢かれて亡くなります。物乞いのような風貌から、彼は慈善医療施設へと運ばれます。そして3日後、彼は息を引き取ります。現在も、バルセロナは彼の死を嘆き悲しんでいます。

  • Ramírez, J. A. (1998). La metáfora de la colmena: de Gaudí a Le Corbusier (Vol. 13). Siruela.