ベンチング:自分を好きでいさせるための感情操作

· 2018年5月11日

世にソーシャルメディアが出たことにより、人間関係のあり方は変化しています。第一印象は、インスタグラムのハートの数によって判断されます。フェイスブックでは好きな人からの「いいね!」ボタンが、最高の1日にしてくれます。

「ゴースティング」や「ベンチング」といった新しい言葉が存在します。私たちは非常に悪い習慣に名前を付けたがるものです。

今や多くのロマンスはオンラインがきっかけとなることは、現代の情報社会では何も驚くことでもありません。少しメールをした後、次のステップはお茶したり、お酒を飲んだりします。こうして近年の恋愛(および失恋)は始まります。

シンプルに聞こえますが、本当は複雑でもあります。何回かデートを重ねた後で、その人に飽きてしまうかもしれません。しかし、現代人はそれを伝える方法を知らないのです。時には羞恥心と傲慢さが「ゴースティング」に繋がることもあります。

「ゴースティング」というのは、メール等に返信がなかったり、電話に出てくれないことを言います。彼女は理由を伝えずに彼をSNSからブロックしました。それをされた彼は何が突然起きたのか分からず、混乱し、怒りや不信感を持ちます。

「ベンチング」とは?

「ベンチング」とは、幽霊のように相手に面と向かうことなく関係を終わらせる方法です。大きな違いは、相手を利用するために連絡は維持すること、です。

この言葉はスポーツの「ベンチ」が由来となっています。つまり、真剣な交際を望んでいない人を保険としてキープしておくことを意味しています。

それを行う理由は恐らく、他に本当に好きな人がいるか、もしくは縛られたくないからです。いずれにしても「ベンチ」はますます一般的になりつつあります。

恋愛において不安の中でいつも生きることは、最初はとても楽しいでしょう。何が起こるのか分からず、その人が自分に好意があるかどうか分からないというのは、誰でもドキドキします。

しかしながら、「ベンチング」をされた側からすれば怒りしかありません。こういった自分勝手な行動は、大抵の場合うまくはいきません。

もし「愛する」ということの意味が、自分だけのためにするというのであれば、それは有害です。わたしはそんな愛に興味がありません。

ウォルター・リソ

あなたが「ベンチング」されているかもしれない?

何日か経ってから連絡してくる

確かに、誰かを好きになった時、しっかりとした返事を出すまで少し時間を掛けます。この素敵な時間を無駄にしたくないからです。そして「軽い女(男)」と思われたくないからでもあります。特別な人が送ったメッセージに対して返事に時間をかけるのは普通のことです。

普通ではないことは何日も、何週間も待たされることです。もしあなたの交際相手がこのような人であるならば、考え直した方がいいのかもしれません。

その人が本当にあなたを好きであるならば、そこまで時間をかける意味はないでしょう。何か不幸などが起きていない限り、あなたが興味を失うことを恐れ、待たせることを避けるはずです。

あなたを喜ばせ、そして無視する

あなたを肉体的にも精神的にも喜ばせることでしょう。あなたがいかに特別で、ユニークで、魅力的で、他の人とは違うかを語るでしょう。あなたの自尊心は高まりますが、実はその行為は相手自身のためのものである可能性があります。あなたに相手が必要だと思わせて、その人がいなければ生きていけないと錯覚させています。

それと同時に、相手の好きなタイミングであなたを無視します。この曖昧さがあなたを混乱させ、失いたくないと思ってしまいます。この時点で「ベンチ」された人は、まずます依存するようになるでしょう。

後ろから抱きしめる女性

難しい質問に、とても曖昧な答えを出す

二人の将来について、すでに何回か聞いたかもしれません。しかし、それについて会話をすることをしません。

実際にできる限りその話題から避けようとします。彼らはあなたにお世辞を言って喜ばせますが、その本当の気持ちを話しません。

彼らがしていることは、あなたをウェイティングリストに載せておきつつ、より楽しそうな人が現れたらそちらに行こうとしているのです。あなたの気持ちや、あなたが傷つくであろうことなど気にはしていません。

その代わりに、彼らは自分の幸せしか考えていません。そして孤独を非常に嫌います。誰かが周りにいないと不安でたまりません。この恐れは、誰かと築く将来の夢など見えるわけもないのです。

「ベンチング」をしている人には、キープしている人がいることを忘れてはいけません。彼らは孤独になることを恐れているのです。

自分を愛することで誰かのベンチ入りを防ぐ

どんな関係においても、その人との境界線をいくつか設けておくことが重要です。もしあなたの関係が明確で正直であるならば、ベンチングは正しい用語ではないのかもしれません。

初めから自由な関係を持つことを決めたカップルがいます。何組かが長期的にはこの関係がうまくいかないことを知りました。通常よりも多くの痛みと傷を伴ってしまったのです。

このケースで言えば、あなたはベンチングの犠牲者ではありません。単に相手とのコミュニケーション不足です。あなたが大丈夫と思えない関係を受け入れてしまうことが問題であり、彼らのせいではありません。

その一方で、あなたが嘘をつかれていると感じたり、隠し事があると感じたりする時には、縁を切ったほうがいいです。悪い関係を維持するよりも独りでいる方がいいと知るには、充分に自分を愛する必要があります。