コロナウイルスに対する不安:7つのアドバイス

2020年3月23日
新型コロナウイルス感染症により、ライフスタイルが完全に変わってきています。不確かな状態で不安を抱えるのも無理はありません。ベストを尽くしこの緊急事態を共に乗り越えるには、コロナウイルスに対する不安への対応が必要です。

心理学の世界では、社会的伝染はよく知られた分野です。感情が伝染し、極度のストレスや心配、パニックなどの引き金となる状態のことです。皆がコロナウイルスに対する不安を抱えており、私達はその影響を止め、この状況を正しくコントロールしなければなりません。

パニックになると、ライフスタイルに変化が起こるだけではありません。その影響の波は経済にもおよび、さらに不要で非合理的な行動にもつながります。その例として、3か月分のトイレットペーパーを買い込んでいる人がいます。これは理にかなった行動でしょうか? そうはみえないですよね。

はっきりとさせておかなければならないことがあります。それは、不安は誰もが抱くもので、そこには目的と重要性があるということです。不安があるからこそ私達は危険に対し反応し、生き延びることができています。

しかし不確かさや不安という意味では、これをコントロールすることが今までにないくらい重要になっています。不安を、不均衡や非論理的行動をもたらし心配を大きくする源にするのではなく、味方につけましょう。

今のような状態で、恐怖は第二のウイルスになっており、コロナウイルスと同じくらい危険なものとなってます。これに屈すると精神的不快感が大きくなり、自分の最悪の状態を見せることになります。そうなってはいけません。一歩前に出て、精神的な強さを呼び覚ます必要があります。

コロナウイルス 不安

 

コロナウイルスに対する不安にどう対処するか?

イギリスの「Keep Calm and Carry On」というスローガンを聞いたことがあるでしょう。1939年、英国で国民の士気を保つためにポスターに掲げられたメッセージです。今はある種のアイコンのようになっています。では、当時このメッセージは伝わったのでしょうか?

国民はこの言葉の意味を理解はしましたが、実際落ち着いてと言われたところであまり役には立ちませんでした。

そこで、コロナウイルスに対する不安を緩和するには何か他のものが必要です。必要なのは、精神的アプローチを鍛えることです。脳の扁桃体における感情の過活動を抑え、前頭前野の活性化をすることが重要になります。これらはあなたがより内省的考えることに焦点を当て、考え、行動するのに関わる脳の領域です。

1.情報過多の回避

情報過多にならないようにしましょう。世界保健機関(WHO)は、今の危機がストレスを生み出していることを認識しており、その影響を減らすためには刻々と現れる情報やニュースに24時間さらされないようにすることだと言います。

情報は必要ですが、それに心が囚われることは避けるべきです。数字、感染率を常に確認し憶測をしても、今の状況すべてに対する不安を大きくするだけです。

2.ネガティブな思考に対し、合理的に考える

恐れることは論理的なことで、想定の範囲内です。しかし恐怖は合理的でなければいけません。例えば、「感染するのが恐い」場合どうしたら良いでしょう?その答えは予防をすることです。「お父さんやおじいちゃんが病気になるのが恐い」場合は、どうしたら良いでしょう? 彼らを守るために一歩を踏み出しましょう。

恐怖は有効な方法で行動をとらせるためのメカニズムであるべきです。さらに何より、あなたを動かなくしパニックをあおるこのようなネガティブな思考をすべてコントロールする必要があります。

「私達は皆、死ぬ」「希望はない」などの考えにとらわれた時も、合理的に考えましょう。信頼性のある情報を探すのです。例えば中国の統計を見てみると、死亡率は、2.3%となっています。

3.不確かさに対し、ルーティンを作る

コロナウイルスに対する不安は、不確かさを大きくします。分かっているのは、私達は今までに向き合ったことのないものと向き合っており、この新しいウイルスには現段階ではワクチンがないということです。

また、この隔離や制限がいつまで続くかは分かりません。このような状態から私達は不確かな状態になり、これに耐えられない人が出ています。

どうしたら良いのでしょうか? 今ここを大事にするのが、一番です。ルーティンを作り、それに従うと良いでしょう。今ここへ集中することの助けになります。

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4.より良い生活のため、感情を共有する

不安は、誰もが抱く感情です。不安を感じるのはあなたが弱いからではありません。バランスを整えるために自分の感情すべてを受けいれ、人と共感しあうことが重要です。

恐怖心を大きくするのではなく、共に対処し、希望、エネルギー、精神的心地よさを共有し、互いに成長する道を作りましょう。

5.現実を見る。リスクを最大化あるいは最小化しない

コロナウイルスに対する不安への対処に、常に現実を見るという方法があります。リスクを最小限に考えるという精神的防御メカニズムを働かせるべきではありません。自分は若く感染者が少ない地域に住んでいるから危険性は少ないと自分に言い聞かせてはいけません。

また、リスクを最大化して考え眠れなくなったり、新型コロナウイルス感染症についてばかり考えるのもよくありません。

リスクは実際にあるもので、それを認める必要があります。自分や人に責任をもち、現実に適応する必要があります。パニックになっては人を助けることはできません。また、状況をみくびっていては自分や人を危険にさらすことになります。ですので、常識のある行動をしましょう。

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6.状況をコントロールすることはできなくても、自分の反応や行動はコントロールできる

コロナウイルスに対する不安をコントロールするには、もうひとつ受け入れるべき現実があります。それは、新型コロナウイルス感染症の影響はコントロールできないという事実です。しかしあなたの反応や行動はコントロールできます。後にこの危機を乗り超えた時、自分がどうあったと思いたいかを考えましょう。

落ち着き、責任ある行動をし、自分や周りを大切にできるのが理想です。

7.日々の目標と繋がり

今の状況を予測できた人はいませんが、私達はその真っ只中に存在し、そこから逃げることはできません。あと数週間で中国と同様に流行曲線を下げることができるかもしれません。

その日まで、コロナウイルスに対する不安を減らすのに役立つ2つの要素があります。それは、目標の設定と大切な人と連絡取り合うことです。

短期の目標と長期の目標を立てましょう。毎日起床時に(読書、パートナーや子どもと新しいことに挑戦する、家の掃除、絵を描くなど)目標を立てるのは良いことです。長期の目標は、達成すべき人生の目的がまだあることを思い起こさせ、自分を導き、希望を与えてくれるものにすべきです。

また、友達や家族と連絡を取り合うことも欠かせません。今こそラインやビデオ通話などが日々の糧になります。これを利用し、希望をもちましょう。

今の状態に対するあなたの姿勢がすべてなのです。