不安性胸痛で苦しんでいませんか?

2020年1月27日
不安はほぼ必ず身体症状となって現れます。人によって症状は様々ですが、最も辛い症状の一つが胸痛です。この記事を読んでこの現象についてもっとよく知り、不安性胸痛ともっと深刻な症状との違いを見分けられるようになりましょう。

不安で悩んでいるなら、それが体に及ぼす負担のことは知っているでしょう。不安は様々な身体症状を引き起こすため、人によって不安の感じ方はそれぞれです。不安を感じると、息が出来なかったり、吐き気をもよおしたり、めまいがしたりするでしょう。症状によっては単なる生理的症状の域を超え、かなり怖いものになりかねません。その一つが不安性胸痛です。

不安症状の多くは胸痛ほど気づきやすいものではありませんが、不安性胸痛は患っている人にとって最も悩ましいものの一つです。それは不安性胸痛がまるで心臓発作による胸痛のように感じられるからです

感じている胸痛が不安によるものなのか、それとも急を要する心臓の病気によるものなのか、それを教えてくれるサインを体が出していることがあります。胸痛の原因を知ることがとても大切なのはそのためです。

冠動脈が一つ以上詰まっていたり、破裂したりすると、酸素や栄養素を運ぶ血液の供給がなくなります。そうした状況に対して、体は異常があると知らせるために痛みの信号を脳に送って反応します。

不安性胸痛

感じている痛みというのは心臓から来ているものですが、その痛みの感覚は実は別の場所に現れたりします。その場合が胸です。この痛みがまさにほとんどの人が心臓発作特有のものとして感じる痛みです。

そのため、胸の中部領域に鋭い痛みを感じて心臓疾患だと思い込んでも驚くことではありません。ですが、胸痛を感じる原因は以下のように他にもたくさんあります。

  • 心血管事故
  • トラウマ
  • 骨関節疾患
  • 筋肉の損傷
  • 腫瘍
  • 持続性の高心拍出量
  • 不安の身体化

このリストで最後に挙げた原因がこの記事でお話しするものです。不安の身体化はよくあるだけでなく、極度のストレスを感じているサインだったりします

不安で胸痛が起こるのはなぜ?

身体現象と生理現象の間といえる現象を身体化症状といいます。これについては心理学者と医師のどちらもが広範囲にわたって研究の対象としています。基本的に、身体化とは内在する感情状態が(痛みや異常動作、病気、皮膚の異常などといった形で)体に現れることです。

人は強烈な感情を感じると、それを胸に感じる感覚と結びつける傾向があります。本当に嬉しくなった時に、「胸がはじけそう」な気持ちになるのはそのためです。同様に、とても不快な思いをすると胸に不快感を感じます。

その結果、不安が頻繁に現れる体の部位が胸になるというわけです。最も頻繁に訴えられている感覚は痛みです

この身体化は比較的よくあり危険なものではありませんが、それは患者が極度の不安で悩んでいることを示している傾向にあります。

一般に、不安性胸痛は一過性や個別の不安エピソードによるものではありません。逆に、長期にわたって持続する激しい不安への反応である傾向があります。そうした類の慢性症状は、心身の健康に大きな悪影響を及ぼしかねません。

不安性胸痛になると、より不安を強く感じやすくなります。それ自体が引き起こす悪循環で、そうした状況を更に悪化させかねません。

不安性胸痛

不安性胸痛ともっと深刻な症状との違いを見分ける方法

胸の痛みがある時にまずすべきことは、医師にかかることです。もしかすると、深刻な病気かもしれないからです。とは言え、平静を保つように努めましょう。問題が何であれ、大したことではないかもしれないことで気を動転させても何の助けにもなりません。

胸痛が心臓疾患のサインである場合、他にも兆候や症状があることがよくあります。根本原因が不安である場合は、胸痛だけが唯一の症状であったりします。心臓疾患による他の症状には以下のようなものがあります。

  • 心拍が不規則かつ弱い。
  • 突然冷や汗をかいたり、血圧が急降下する。
  • めまいがして、力が入らない。
  • 気絶。
  • 胸痛が鋭く、刺すような痛みがある。胸の前から後ろに痛みが伝っていくように感じたり、痛みが左腕や首に広がっていくように感じたりします。
  • 腹痛や消化不良、胃もたれや吐き気、更には嘔吐など。消化器疾患を同時にいくつも抱えていることもよくあります。
  • 肌が青白い。
  • 落ち着いた状態でいるのに、痛みが消えない。

結論として、胸に痛みを感じる場合、特に不安で悩んでいる場合には、一番良いのは専門家にかかって原因を探ることです。万が一胸痛が心臓疾患のサインではなかったとしても、きちんと対処しましょう。

また、不安やストレスを軽減するのに役立つアクティビティや習慣を見つけるようにしましょう。そうすることで、体に感謝されることでしょう!