外出制限中のサマータイム移行による影響

20 5月, 2020
ロックダウンという状況におけるサマータイムへの移行は、医療従事者やスーパーマーケットの従業員など、通勤せねばならない人々に多大な影響をもたらします。そして自宅で外出を制限される人々もまた、昼下がりのあまりの長さにストレスを感じる場合があるでしょう。

多くの人々が、ロックダウン実施中のサマータイムへの移行やそれによって考えられる影響について話しています。しかし、時間軸の変更以上に強制的な外出制限自体が私たち全員に何らかの影響を与えていることは事実です。とは言え、現在我々が経験している様々なことに加えて、時間の変化にまで対応しなければいけないという事実がさらなるストレス要因になることは否定できません。

私たちがどんな経験をする、あるいはすべきか、そして他の人々が似たような状況でどんな経験をしたかを教えてくれるような研究は存在しません。しかし、専門家たちは時間軸の変化により私たちが過度にネガティブあるいは問題を引き起こすような影響を受けることはないだろう、としています。事実、ほとんどの人は睡眠時間が一時間ほど減ったことくらいにしか気づくことはないでしょう。

その一方で、ある明白な事実が存在します。それは、毎年専門家やそれ以外の似たような人々が冬から夏、そして夏から冬に変わる際のサマータイム制度という強制的な時間変更によるメリットやデメリットを分析している、という事実です。

例えば、ヨーロッパ連合はすでにこのサマータイム制度の廃止を決定しています。また、医療団体や学術団体は常にこの変更が我々の概日リズムにもたらす弊害について警告を発してきました。

一部には、我々の健康へのリスクについて話す人々もいます。この変化に慣れるまでに数週間を要する人もいますし、大抵の場合、子どもたちが最も大きな影響を受けてしまいます。しかし、日光が出ている時間をもっと有意義に使うために商業やビジネス界隈がこの制度を高く評価していることもよく知られています。

一方で、私たちがこれまでに強制的な外出制限中のサマータイムへの移行を経験したことがないのは明白な事実です。それでは、ポジティブな効果の方を見ていきましょう。

外出制限中 サマータイム移行 影響

外出制限中のサマータイムへの移行が私たちに及ぼす二通りの影響

外出制限という現在の状況において最もよく見られるのが、朝目を覚ました時に今日が何日なのか分からない、という現象です。この混乱はほんの数秒間しか続きませんが、これこそがルーティーンの変化による直接的な影響なのです。多くの人々にとって、その日が月曜日だろうと日曜日だろうと一週間を通して全く同じライフスタイルが続いてしまいます。

これはつまり、全人口のうちほとんどがこの時間軸の変化によるネガティブな影響に気づかないであろうことを意味しています。もちろん変化自体は認識できますが、実は多くの人々にとってその他の非常事態よりもトラウマ性のあるものとはならない可能性が非常に高いのです。なぜなら、仕事や学校といった義務が存在しなくなっているためです。

一方で、この状況下でも働き続けなければならない人々が変化を経験するであろうことは必至です。それではこれについて詳しく見ていきましょう。

自宅にいることを強制される人々に及ぼされる、時間軸変化による影響

時間軸の変化により、太陽光に触れていられる時間が増えるのは良い面だと言えるでしょう。現在の状況下においてこれは非常にポジティブな要素となり得ます。

利点

家の中でより多くの日光を浴びることで、様々な精神作用を改善することができます。まず、メラトニンの生成が刺激されます。その結果夜間の良好な睡眠や記憶、そして幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンの生成といったプロセスが促進されることになります。

また、自宅で人工照明を使う時間が減ることも、私たちに良い影響を与えてくれます。経済的に節約になるだけでなく、窓やバルコニーから日光を差し込ませるとリラックス効果ややる気を生み出す効果があり、幸せな感覚を得ることができます。

問題点

しかし、外出制限中のサマータイム施行は、不利益ももたらします。それは、午後から夕方の時間帯が長くなってしまうということです。

これに関しては不満を感じてしまったり、外出したいという願望をほぼ本能的に抱いてしまう場合があります。間違いなくこれが人々にとって第一の問題となるでしょう。これらの観点を考慮に入れ、外出制限が続く間の自分の日々のルーティーンを強めることが重要です。

午前中の時間帯を、テレワークや宿題、子どもの世話、家の掃除などの作業を行う時間として活用しましょう。

心身ともに忙しい状態でいるために、午後の時間帯にはもっとモチベーションの高まるようなアクティビティを行う必要があります。退屈さや不満、そして不安などにより適切に対処しなければならないのがまさにこの時間帯であることを理解しておきましょう。

外出制限中 サマータイム移行 影響

仕事を続ける人々

ロックダウン期間中のサマータイム施行は、仕事を続ける人々にとっては困難なものになり得ます。不安や睡眠問題、そしてネガティブな精神状態を加速させかねないストレス要因となってしまうのです。

ベス博士とマロウ博士によるカリフォルニア大学の研究では、サマータイム制度それ自体が脳に弊害を与える、と説明されています。私たちの体の全ての細胞には概日時計が備わっており、この時計が体温や代謝、ホルモン値、そして覚醒といった体内の作用を調整しています。そのため、医療従事者たちやスーパーマーケット従業員らの多くがより多大なストレスを感じてしまう可能性があるのです。

全ての人が同じような反応をする訳ではないのは事実です。しかし、COVID-19によってすでに高レベルの不安やプレッシャー、責任感といった感情を抱えてしまっている場合は、サマータイムがもう一つの有害な要因となり得ます。

これらに関して今後数日間のうちに優先すべきなのは、彼らの残りのスケジュールにしっかりと気を配ってやることです。彼らが8時間の睡眠をとり、これまでと同じルーティーンを維持できるようにせねばなりません。さらに、仕事以外の時間には心を切り替え、ストレスから解放された環境を作ることが求められます。こういった人々は今無くてはならない存在ですので、彼らのニーズに応えることが絶対的に重要なのです。

ご覧の通り、ロックダウン期間中のサマータイム施行は様々な形で私たちに影響を及ぼします。