語彙力を高めて自分の気持ちを伝える方法

2019年7月31日
あなたの感情をきちんと言葉で表す方法を身に付ければ、他人との関係を改善することができるでかもしれません。しっかりと自分を守るだけでなく、気持ちを効果的に表現することができるので、もっとお互いに気持ちを理解できるようになるでしょう。

表現力や語彙力をを高めることで、人間関係を向上させることは可能です。

自分自身をどのようにはっきり表現するか、その方法を知ることが大事です。そうすれば、他人の気持ちに共感を示すと同時にあなたのニーズと同調することも可能です。そして感情を言葉であらわし、相手への尊敬と自己主張の架け橋を作ることができるようになります。

自分の気持ちを豊な表現力と語彙力で表現する能力は、一般的に子供の際に教えられることが多いでしょう。親や教師は、このスキルを子供に教えることの重要性を理解しています。感情リテラシーと言語との関係は多くの人が関心を持ち、研究され、興味深い結果が実証されています。

例えば、ミネソタ大学の心理学者ルナ・ベックとイリナ・クムシックによって行われた研究は、子供の言語能力を向上させる方法を示しています。

このスキルは子供にとって勿論非常に重要です。それでは、大人の場合はどうでしょうか?自分の恐れ、必要性、そして欲求不満を他人にはっきり伝えられないと何が起こるでしょうか?

すべての大人が幼い頃に社会情緒発達の機会を得たわけではありません。つまり、大人である私たち全員が、感情を表現力や語彙力を使って表す能力を持っているわけではありません。

語彙力 自分の気持ちを伝える 方法

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自分の気持ちを伝える語彙力を強化する方法

気持ちを伝える語彙を強化することによって、弱く傷つきやすい性格が変わる可能性があります。感情を言葉にするとはっきりとした形になるからです。それは自分自身と周囲の人々にとって効果的な方法です。私たちがどう感じているのか、周りの人々に見せることができるからです。また、心の中で絡まっていた結び目を解き、混乱を沈め、誰もが理解できる言葉にして表現することができます。

語彙力や表現力が不十分なため相手に伝わらなかったというもどかしい経験が誰しもあるのではないでしょうか。 例えば「Kilig」はフィリピンで話されている言語、タガログ語の単語です。この意味は、好きな人と話すときに経験する喜びの感覚を表しています。

さらにオランダ語では、「uitwaaien」という言葉が存在します。自然の中で風に吹かれながら頭の中をすっきりさせ私たちの内にある感覚を楽しむという意味です。しかし、自分の内にある気持ちを相手に表現し、それを全て理解してもらうための十分な力を持つ事は、容易ではありません。

残念ながら、私たちの多くは自分たちが感じていることを説明するのに適切な言葉を見つけることができません。それどころか、自分が一体どう感じているのかさえも理解していない人が多いのが現実です。感情的な識字能力が欠如していると、表現方法がわからないため自分の感情を抑えつけてしまう恐れがあります。

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語彙を強化するための鍵

感情表現と表情

チャールズ・ダーウィンは19世紀に感情表現について言及しています。悲しみ、幸福、怒り、軽蔑、嫌悪、恐怖、驚きと言う基本的感情は文化によって異ならず、普遍的に同じ方法で表現されると理論付けています。また、普遍的な表情の存在や表情と感情の関係性についても論じています。感情表現は内なる気持ちであり、それゆえにそれを表現しようとします。感情をなすことは、身体と結びつくことから始まります。例えば、恐怖、悲しみ、怒り、失望などのような感情です。

私たちは、すべての感情を受け入れなくてはならず、そのメッセージを読み取り理解しなくてはなりません。たとえば、自分が感じているのが怒りなのか、それとも嫉妬であるのか、またはその他の感情なのかを特定する必要があります。

一方で、感情的な言葉を強めるためには、他人のニーズを認識することも重要です。他人の感情に敏感に反応し、共感する必要があります。

表現力と語彙力

専門家は、感情を伝えるための効果的な言葉の使い方を学ぶ必要があると述べています。例えば、私はこう感じている、こうしてほしい、興奮している、怖がっている、気分が良くない、不快だ、うらやましいなどの感情表現です。

さらに上記の方法に加えて、言語の流暢さを身につけるために訓練することが必要です。世の中には、非常にコミニケーション力が高く会話力がある人もいれば、コミニケーション力が乏しく話下手な人もいます。これはどうしてでしょうか?

基本的に、話下手の人は自分たちの感情やニーズについて話す方法を知らず、会話を維持する十分な能力がありません。会話をスムーズに成立させることも、自分の気持ちを相手に伝える際に非常に重要な能力です。

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感情的なストーリー

私たち一人一人が異なるストーリーを持っています。人生経験を重ねるにつれて、そのストーリーは積み重なり、アイデンティティが確立されていきます。その際に、自分自身を尊重し、自分のニーズに応え、価値のある人間だと信じ自分を大切にすることが非常に重要です。

これを達成するためには感情的知性を持たなくてはなりません。 自分自身を知り、必要なものを与え、時に自己不憫的な態度を示し、ポジティブで、共感的であることは、私たちのアイデンティティ確立に必要不可欠です。そして、これら全てが他人とよりよくコミュニケーションをとり、ポジティブな自己概念を持つことにつながります。

私たち人間は、非常に感情的な生き物です。心の中の気持ちをうまく管理することで、周りで起こる状況にスムーズに対応し、自分を偽ることなく気持ちを表現することができるようになります。語彙力を強化することが非常に重要なのはこのためです。

  • Beck, L., Kumschick, IR, Eid, M., y Klann-Delius, G. (2012). Relación entre competencia lingüística y competencia emocional en la infancia media. Emoción , 12 (3), 503–514. https://doi.org/10.1037/a0026320