イグナシオ・マルティン=バロと解放の心理学

· 2019年3月14日
イグナシオ・マルティン=バロを知っていますか?解放の心理学を発展させたイエズス会の司祭について学びましょう!

イグナシオ・マルティン=バロは、社会心理学の解釈を根本から変えた運動、解放の心理学の父です。その他の解放運動に刺激され、マルティン=バロは人の問題や状況の研究に焦点を当てました

コミュニティ心理学は、彼の考えが元になっています。コミュニティを強化し、貧困と戦い、民主主義とメンタルヘルスを守ることに焦点を当てます。

 

マルティン=バロの人生

イグナシオ・マルティン=バロは、後に解放の心理学の理論を発展させる場所からは遠く離れた、スペインのバリャドリッドで1942年に生まれました。イエズス会に加わって司祭になり、中央アメリカに送られました。ここで彼は、哲学、神学、心理学を学び、エルサルバドルのサンサルバドルに住みます。

彼は、エルサルバドルでの衝突や社会的姿勢に関する博士論文を書きました。より正確に言うと、その地域における下流階級の人口密度の高さについてです。

また、いくつかの国の大学で講義をしましたが、ほとんどの時間を、サンサルバドルのセントロ・アメリカ―ナ・ホセ・シメオン・カーニャス大学で過ごします。

1989年11月16日、彼とイエズス会司祭の仲間は、レネ・エミリオ・ポンセ大佐支配下のエルサルバドルの軍隊により殺されました。現在、彼らは殉教者とされています。

マルティン=バロ

 

解放の心理学と哲学

解放の心理学は、初期の3つの運動にルーツがあります。解放神学、解放哲学、解放教育学の3つです。解放神学は、最も助けを必要としている貧困者を支援します。社会科学を通じて、下流階級の人が直面する不当や抑圧に焦点を当てるキリスト教運動です。

「進歩主義の社会学者、社会心理学者へ:最も壊滅的なのが「エイリアン」の集団であるこの地に、更なる疎外を持ち込んでぐちゃぐちゃにしないでほしい。」

-ロケ・ダルトン-

解放哲学とは、知識を創造することです。この中で、私たちが学ぶ知識の大半は、中流や上流階級の西洋人からきており、その他の人の知識の価値を認めない傾向を指摘しています。解放哲学では、今まで考えなかったような「人」と話すことにより学ぶべきだと言います。

 

解放教育学

解放教育学は、パウロ・フレイレの理論から生じました。彼は、開放は教育を通して達成されると考えます。その中で、人は現実について内省することのできる合理的な生物だとされます。

解放教育学では、批判的に、実際的に考える方法を教えます。平等主義的価値観を、無理やり吹き込むことなく教えることでもあります。さらに、経済的ニーズではなく、個人のニーズに基づいて人に教えることを意味します。

最終的なゴールは、自分の経験の批判的反映を通して世界を理解するのに役立てることです。

悩む女性

 

イグナシオ・マルティン=バロと解放の心理学

イグナシオ・マルティン=バロはこれらすべての考えを受け、新たな運動、解放の心理学を創造しました。心理学は文脈に則して、人々の問題にもっと焦点を当てるべきだという考えです

彼は、人工的なものではなく、それぞれの文脈に焦点を当てる心理学を支持しました。また、心理学は、公平なものではないと考え、より批判的で客観的な科学の思考を擁護しました。

マルティン=バロは、セントロ・アメリカーナ大学にパブリック・オピニオン・インスティチュートを設立しました。世論調査を発信し、彼が収集したデータを共有するためにこの組織は活用されました。このようにして、マルティン=バロは、人の持つたくさんの誤った信念を壊すことに成功しました。しかし、政治家はこの彼の考えを好まなかったため、殺害されてしまったのです。

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